美しい人に聞く、植村絵里さんの6のきれい習慣 #6 起業家

美しい人に聞く、植村絵里さんの6のきれい習慣 #6 起業家

植村絵里さんはクイックエステ「BeautiQ(ビュティック)」の創業者。美容業に従事している植村さんが実践するきれい習慣は、体と心を常にきれいで心地よい状態に保つものばかり。むくみを明日に持ち越さないために毎日行っているボディから、すべての健康と美につながる最も大事なことについて、余すことなく綴っていただきました。


体重が増えたわけではないのに、ボディラインやフェイスラインがスッキリしない。それは「むくみ」が原因です。

女性の体でむくみやすい箇所は、顎下、鎖骨、二の腕、お尻周り、太もも、ふくらはぎです。

顎下と鎖骨のむくみは、隠れ二重あご、首のシワの原因になります。二の腕のむくみは、振り袖のような二の腕の脂肪、さらにここの血流を整えることは乳がんの予防になります。

お尻周りと太もものむくみは、下半身太りと冷え、ふくらぎのむくみは、血流を滞らせ末端冷え性の原因になります。

むくみの改善というと、すぐに思い浮かぶのはマッサージ。もちろん脂肪や水分が溜まり固くなった部分をマッサージすることはとっても大切ですが、これは対処療法でしかありません。マッサージした直後はすっきりしても、すぐに元に戻ります。

むくんでしまう根本原因を解決し、むくまない体、そして誰が見ても美しい姿の女性になるためのきれいの習慣をお伝えします。

1.石けんを円滑剤にして足首からふくらはぎをマッサージ

むくみを改善するのにマッサージが大事だとわかっていても、シャワー後にオイルやクリームを付けてマッサージするのは、正直けっこう面倒くさいですよね。

そこで私が考えたのは、体を洗いながらマッサージをするということ。石けんの泡が肌の上でマッサージする手の滑りを良くしてくれるため、肌が赤くなることもありません。

とくにマッサージしたい部分は、足首からふくらはぎ。日中の靴やヒールで固定された足首の筋肉と筋をほぐします。痛い気持ちいくらいの圧をかけて足首からふくらはぎに向かって、下から上に10回ほど引き上げていきます。

習慣化するまで少し努力が必要ですが、毎日続けると確実に脚が細くなります。

2.腰の反射区のツボを刺激して腰痛予防

足首からふくらはぎに向かって10回くらい引き上げてから、最後に膝の裏のシワの真ん中あたりにあるツボ「委中」を押します。ここは腰痛に効くツボです。

ゆっくり息を吐きながら5秒ほど押し、息をゆっくり吸いながら5秒ほどかけて指の力を抜いてください。これを1ヶ所5~10回を目安に繰り返します。

1日中デスクワークで座りっぱなしだったり、硬い地面をヒールで歩いていたりして、腰を痛める人がとても多いです。腰痛で悩んだ方はおわかりだと思いますが、腰が痛いと歩くことも体勢を変えることも困難になります。

腰痛は痛くなってから改善するのは大変なため、日頃から腰をケアして腰への負担と疲れをリセットすることが大事です。

3.上に伸びるイメージで呼吸することで膝の緊張をゆるめる

ふくらはぎのケアがなぜ重要かと言うと、ふくらはぎは第二の心臓と言われ、重力で下がった血液を心臓に戻す役割をしているからです。とくに筋力の少ない女性の体は、冷えやすくむくみがち。

この第二の心臓がしっかり機能するために大事なのは、ふくらはぎを緊張させない、圧迫させないことです。しかし、グラグラせずにしっかりと立つためには、つい足に力を入れてしまいます。立って仕事をすることが多い方のふくらはぎのむくみはこの筋肉の緊張からきています。

これを改善するために私が意識しているのは「呼吸の仕方」。呼吸は、吸うときに上に上がるイメージをすることで、全体重を支えていた膝がゆるみ、ふくらはぎの緊張が少なくなります。

体重で圧迫されなくなったぶん、血流が良くなり、むくみにくくなります。すごく簡単なことですが、とても効果的です。

4.第三の心臓である丹田を意識

上記でもお話した、第二の心臓と言われているふくらはぎの役割は有名ですが、第三の心臓の存在を意識している方は少ないと思います。

下半身の血液は第二の心臓を呼ばれるふくらはぎの役割で、上に戻された後に最後にもう一押し、腹圧がかかることで心臓に戻っていきます。この腹圧は第三の心臓と呼ばれています。

丹田(へその下辺り)を意識する大切さはここにあります。丹田を平坦にする意識で腹圧をかけて第三のポンプを作動させて、この腹圧で血液を上に戻していくのです。

さらに、丹田を平坦にするためには、骨盤を立てることが必要になり、そうすることで自然に背筋が伸び、他人から見てもきれいな姿を作ります。姿勢をきれいにするにも、姿勢に直接アプローチするのではなく、丹田の意識から骨盤の位置を整えることで姿勢が改善されていきます。

むやみに姿勢を正そうと思っても難しいですが、このような体の機能を理解することで、正しい姿勢を保つことが心地良くなってくると思います。

5.目線を水平より少し上にして首のシワを改善

着物生活4ヶ月。

私は今年から着物生活をはじめました。まだ4ヶ月目ですが、その中でも嬉しい大きな変化は、「首のシワが薄くなった」こと。

着物は、首の後ろに空間を作るために、襟を抜きます。そして、抜いた襟をきれいに保ち、着崩れしないよう、肩を上げない意識が必要になります。

肩が上がる、緊張するという意味でもあるように、肩を上げない意識は呼吸を穏やかにして心を安定させることにもつながります。

肩を上げない体の状態は、肩甲骨の間にある僧帽筋を下げるイメージをすることで作ります。これを意識すると、目線と舌の位置に変化が起こります。

これが、首のシワを薄くしてくれる理由なのです。僧帽筋を下げるイメージをすると、頭と首の付け根が後ろに傾きます。そうすると首をまっすぐに立てているときと比べて目線が水平より少し上に向きます。

と同時に、舌の位置にも変化が起こります。目線が下に向いている時の舌の位置は下がっていますが、目線が上に向くと舌先が自然に上顎に触れるようになります。実はこれが首のシワを改善するカギ。

なぜなら、こうすることで重い頭を首と舌の2点で支えることが可能になり、頭の重みが分散され、首の後ろ側の緊張がゆるみ、首の前側が自然に伸びるからです。

またこの状態では、こめかみに力を入れることができないので、顎下の緊張が取れて、顎下と鎖骨のむくみの改善になります。肩を下げる、目線が上がる、舌先が上顎につく、これが首のシワを薄くし、隠れ二重あごも改善する方法です。

6.鼻呼吸で美しく健やかな体をつくる

5で舌先が上顎に付く状態になると、呼吸が変わってきます。自然に鼻呼吸ができるようになります。私たちは呼吸をせずに生命を維持することはできませんが、この鼻呼吸は、美しく健やかな体づくりに一番大事なことです。

ドラッグストアやサロンで少しずつ浸透してきた「鼻毛ワックス脱毛」。実はこれ、私が6年前に始めました。

「鼻毛を抜くと風邪を引きやすくなる」と思っている方も多いですが、見えている毛が第一の鼻毛だとしたら、のどの奥に第二の鼻毛という存在があり、これが空気中の細菌やウィルスの体内への侵入を防ぐのにとても大事な役目をしています。この第二の鼻毛を繊毛といいます。

繊毛の上には粘膜があり、鼻から吸った空気に含まれたホコリや細菌を粘膜がキャッチして、咳や痰で外に出したり、飲み込んで胃液で殺菌したりします。皆さんに知ってほしい事実は、この繊毛というヒダは、鼻の奥の咽頭部分にしかないということ。

つまり、口から息を取り込んだ場合、繊毛というフィルターを通らずにそのまま体内に入っていきます。この体の仕組みを知ると、人間の体は鼻から呼吸するように作られているのではないかと思います。

無意識に口呼吸をしている人の多くは、舌の位置が下がっていることが原因です。口呼吸は、空気を無防備に体内に取り込んでしまうだけではなく、口周りの筋肉が衰えて、ほうれい線の原因にもなります。

また、口が開いた状態は口臭の原因にもなります。私は医師ではないので、口呼吸が体へ及ぼす悪影響についてここで詳しくお話することは避けますが、興味がある方はぜひ調べてみてください。

最後に

ひとつの問題を解決するために、見ている部分だけにアプローチをする美容法が目につきますが、健やかで美しい身体は調和の上に成り立ちます。美しさとは身体の機能が滞りなく機能している状態です。美しい姿勢ひとつをとっても、健やかである身体の姿勢が、他者からみて美しいと感じる姿勢でもあります。

表面的な美しさはありえません。内側から身体を整え、生命の輝きが自然に外側に溢れるを美しさを目指していきましょう。

この記事のライター

1980年東京生まれ、聖心女子大学卒。クイックエステBeautiQ(ビュティック)創業者。 自己実現と出産育児を自由に選択でき、内面も外見も美しい女性があふれる社会作りをモットーに、28歳で起業し、日本初の女子大生ベビーシ...

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