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美しい女性たちに聞く「淑女の心得」【猫川舐子】

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私の考える「美しい女性」とは、人間らしさにあふれ、多様性に対する理解と寛容さがあること。これらの要素を持ち合わせる私の周りの素敵な女性たちに、美しくあるための「淑女の心得」について教えていただきました。彼女たちが理想の女性像を体現するために心の内に掲げるポリシーや、普段の生活で心がけていることをご紹介します。

美しい女性たちに聞く「淑女の心得」【猫川舐子】

「美しい女性」と言うと、若くて、誰もが認める姿形の美しさを持ち、環境に恵まれていて、ネガティブな感情を抱かない……というような、聖人君子的な人物像が語られがちですが、私の考える「美しい女性」は、決して完璧な、女神を彷彿とさせるような存在ではありません。

大切なのは姿形よりもむしろ内面の要素で、「人間らしさ」を感じられるかどうか。プラスに働く一面を見せるだけでなく、マイナスに触れる側面が存在することを受け入れて飼い慣らし、多様性に対する理解や寛容さを持ち合わせられる人。そんな女性こそ、美しいと考えています。

これからご紹介させていただくのは、私の周りの人間味あふれる素敵な女性たちから教わった「淑女の心得」。芯のある言葉の数々には、学べることが多くあるはずです。

■淑女の心得 - メンタル編

自分の行動は、自身の選択と責任から成り立っているのだと自覚する

「常に完璧であるように見られがちだけれど、もともと自分に甘く、ときには被害者意識(例えば、私ばかりがんばって、私ばかり辛い思いをしている……といった思考)が出てしまうこともある。

しかし、湿ったことを考えると眉間にシワが寄り、口角も下がってしまうもの。『すべて自分が好きで行っていること、すべて自分の責任』と強く自分に言い聞かせているくらいがちょうど良いです。他者からの評価に依存しすぎず、自分の内面に評価軸を置くことで、精神状態の向上にもつながりました」

取材協力:きゃべつ太郎さん

きゃべつ太郎 (@tunakorokkedayo) | Twitter

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心の在り方そのままに生きる

「かわいいと感じるものや、愛すべきものへの慈しみなどポジティブな感情だけでなく、憎しみや苦しみなど、ネガティブな感情が自分の中にあることを否定せず受け入れること。

自分を見つめることは、時につらい作業になります。しかし、自分の中にあるネガティブな要素を許容できるようになると、寛容さが生まれて心持ちに余裕が生まれます。他者に対しても、ある程度の理解を持ち合わせた上で接することができる。

相手や自分の気持ち、人としての心の動きをありのまま受け入れて生きることを、真の大人として心がけています」

己の欲望を飼い慣らし、多様性を認められる包容力を持つ

「例えば、生活水準を考えるときや欲が湧き出てきたとき、他者の生活がSNS等を通じて容易に覗けるようになった今だからこそ、地に足をつけ、芯の通った生活を心がけたい。己の掲げる生き方のポリシーと照らし合わせ、自分に必要なものを自分の頭で考えて見極めることが必要。

上記に加え、成功や失敗、幸せなできごとや悲劇など、予期しないところで生まれる『人生のドラマ』がすべての人に存在しうることを理解し、多様性を認められる包容力を持つこと。淑女が持つべき嗜みです」

正解を得ようとするよりも、まずは自分の頭で考える

「先の話とも関係しますが、SNSでは常に誰かが情報を発信しているため、自分が求めていることに対する何らかの回答を簡単に得られます。そのせいか、些細なことから人生の一大事まで、何でも他人に意見を聞いてまわる人を見ると、心配になってしまう……。

考えることは少なからず時間を要し、テーマによっては疲れることもあります。考えてくれる誰かに寄りかかることはとても楽。しかし、自らの思考によって導き出した解と、他者からただ与えられただけの解、どちらが自分にとって有用かは言及するまでもないでしょう。

必要なのは、外部から評価されるための正解を得ることではありません。生きるのは、自分の人生。自分の頭で考えることを大切にしてほしいと思います」

■淑女の心得 - フィジカル編

生きることは、食べること

「美しく年を重ねたいので、今口にするものに気を付けています。

朝起きたら、まず白湯をゆっくり飲みます。朝食は無農薬野菜+フルーツのグリーンスムージーと季節のフルーツ、ランチはミーティングなど予定がなければ、週末に仕込んだ野菜スープや寝かせ玄米のおにぎりを持参。夜は基本的に炭水化物は摂らず、直帰できるときは無農薬野菜のみの夕食をいただきます。

体を冷やしてしまう砂糖や、肌荒れの原因となる添加物は一切摂りません。間食したくなったときは、セブン-イレブンのゆで卵やさきいかを選ぶなどして配慮します。

ちなみに、お酒と煙草はまったく我慢しません。それだけは、どうしてもやめられないので」

取材協力:チャイ子ちゃん®さん

チャイ子ちゃん® (@chainomanai) | Twitter

https://twitter.com/chainomanai

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体のバランスを保つ

「トレーナーをつけて、体幹・コアトレ・ランニング指導を受けながら、定期的にトレーニングを行っています。左右差のない体と、体の中心がまっすぐである感覚を手にすることは、気持ちにも直結します。心にも筋の通った安定したものがあることで、ぶれない心でいられるように心がけています。

食事については、必ずしも良いお水やお茶、健康的な食事など体にいいものばかりを選ぶ必要はないと考えています。自分が美味しいと思うものを摂取して、体を自浄することを意識します。とにかく、よく笑い、よく食べること」

良い姿勢で過ごす

「昔から母に厳しく言われてきたことでもありますが、お洋服を綺麗に着られる、靴を綺麗に履き続けられる、全身の筋肉をきちんと使える、人様を不快にさせない……などができていると、自分のみならず、他者に対しても良い効果をもたらします。

良い姿勢は、1日にして成るものではありません。日常的に気を使うからこそ、維持できるものなのです」

自分だけの最高の1足を持つ

自分だけの最高の一足を持つこと

「ただ買うだけでなく、きちんとお手入れをして、履きこなせる脚と歩き方を育むこと。

良いものはお手入れをすると長持ちするので、その手間を贅沢だと感じられると綺麗になれる気がします。『良い靴は素敵な場所へ連れて行ってくれる』とは言うものの、『素敵な靴を履くことで自ら幸せを掴みに行く』心意気を持ちあわせておきましょう」

■変化を受け入れ、楽しむ姿勢で、人生を思いきり謳歌して

今回、「淑女の心得」をまとめてみようと思ったのは、同年代の友人たちの「20代の自分にしかバリューを感じられない」「30代以降の自分に自信を持てない」という、諦めにも近い悩みを耳にしたことがきっかけでした。

20代も充実していたけれど、30代以降はもっと楽しくなるはず! と信じてやまなかった私は、友人たちが思いのほか未来に対して不安を抱えていることに、ショックを受けました。

年齢を重ねることへの抵抗を軽減させるためにはどうしたらいいか? と考えた結果、シンプルに、素敵な女性たちの思考から学びを得ようと考え、このコラムを執筆するに至ったのです。

女性には年代ごとに異なる魅力があり、年を重ねていくことに対して焦る必要はありません。女性としての人生を謳歌するのは、この先もずっと変わらないこと。

ただし、それは自分や、自分を取り巻く環境に訪れる変化を直視し、受け入れ、自ら楽しもうとするスタンスがあってこそ叶うことなのだと感じました。

すべての女性に、どんなライフステージでも自信を持って楽しんでほしい。心からそう思います。

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猫川 舐子

都内で働く会社員。好きなブランドはYOKO CHAN。

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