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自分を幸せにする、美と運を上げる習慣

自分で「現実を把握できている」実感は、現実を変える自信の基礎になり、体型や見た目に関する漠然とした不安や恐怖を打ち消すエネルギーになると実感した。そう語る植村絵里さんが、自分自身を幸福にする、美と運を上げる習慣をご紹介します。

自分を幸せにする、美と運を上げる習慣

自分の体型について今までの人生で一度も気にしたことがないという女性はほとんどいないはずだ。そして、今の体型で満足しているという人もほとんどいないはずだ。

どんなにナイスプロポーションの人でも常に、今の体型をキープすることに危機感を持っている。なぜなら、女性は一生涯のうちにホルモンのバランスが何度も変化する。

食生活が変わらなくても脂肪の付き方や基礎代謝が変化するし、加齢と共に肌のハリと潤いが失われることと、長年の重力に耐えきれずいろいろな部分が下がってくるという現実から逃げることはできないから。

誰もが憧れる綺麗な身体の持ちの主の代名詞のような長谷川潤さんやSHIHOさんでも30代に入ってから、そして産後に身体の変化を痛感して悩んだという発言をしていた。

毎日自分の体型に不安を感じながら生きることほどストレスになることはない。ランチのメニューを選ぶとき、服を試着するとき、無性に甘いものが食べたくなる月1のホルモンの嵐の前。

本心で望んでいる好きなものを選べない抑圧された感情が一気に爆発して、やけ食いに走ったり、その後自己嫌悪に陥ったりを繰り返し、体型への不安を募らすだけでなく、自信まで失くしてしまう。

■現実を直視することでしか不安はなくならない

体型への危機感と不安を打ち消すもの。それは現実を直視すること以外にない。
『痩せない豚は幻想を捨てろ』(テキーラ村上著)という本に、厳しいがこれほど的を射たフレーズはあるだろうかと思わせる言葉が書かれている。

それは「思考停止デブは一生痩せない」という言葉。「飲むだけで痩せるサプリ」「履くだけで痩せるスパッツ」などの広告に目がくらむのは、心のどこかで「ラクしたい」「難しいことは考えたくない」と思っているから。現実を直視し、何をすべきかを考えることをしない、つまり思考停止状態になっていることがデブを克服できない理由としてあげられている(※) 。

「思考停止」、それは現代病と言っても過言ではない。私たちは、インターネットにアクセスするたびに、この病を悪化させているようなもの。

現代は情報が多すぎて自分の頭で処理できない時代。事象に対する他者の意見を自由に閲覧できるから、自分の意見を持つために考えなくてもいい時代。似たような意見の人に同調し、理解できない考えの人を排除しておけばそれなりに心地よく生きていける。

さらに今のインターネット広告は広告らしい姿をしないで、自分の趣味・関心・興味のあることをどんどん提案してくれる。結果、自分のスマホに表示されない情報以外は存在しない世界に生きて視野を狭められ、どんどん盲目かつ思考停止状態になり、コントロールされやすい状態になっていることにも気づかない。

■自分で自分の「現在地」を把握する

前置きが長くなったが、現実の体型の自分と向き合い、思考停止デブ状態から脱出するのに、今年私が体験したことで最も効果があったもの。それは「BODY ARCHI」という定額制セルフエステサービスだ。

高価なエステマシンが使い放題というウリだが、重要なのは使い放題の部分ではない。最もインパクトがあるのは、大きな全身鏡付きの試着室ほどの狭い個室にひとりきりで自分の身体と向き合う時間を持つことだ。

もちろんエステマシンにもそれなりの効果があるだろう。だけど、それをベッドに横になって勝手にエステティシャンが自分の身体の上で動かしてくれるのと比べると、体型に対する意識が明らかに違う。

エステの場合、自分の体型を隅々まで知っているのは担当のエステティシャンだ。それに対して、セルフエステの場合、どこにダブついた脂肪があって、どこの部分が冷えているのか、セルライトが多いのかという「現在地」を把握するのは自分自身。

この自分で現実を把握できているという実感が、現実を変える自信の基礎になり、体型への掴み所のない不安や恐怖を打ち消すエネルギーになると実感した。

■現実は自分の手で動かせる

BODY ARCHIは随時無料体験をやっているそうだ。ぜひ一度この全身鏡のある小部屋で、自分と自分の身体と向き合ってみてほしい。そこには、写真アプリで画像修正を加える前の現実の自分がいる。

最初は目を背けたくなるし居心地がとてつもなく悪い。だけど鏡でしっかり確認しないとエステマシンを上手く動かせないから、しょうがなく鏡に映る現実の身体を見ているうちに、「よし、ここの肉を取るぞ!」とか「太ももの後ろもしっかり見てやるぞ!」と現実の自分と向き合う意欲が湧いてくる。現実を直視することがどんどん面白くなっていく感覚になる。

そしたらこっちのもんだ! 美と運を上げる習慣というのは、どんな方法でもいい。大事なのは、現在地を直視すること。自分の手で現実を動かすこと。

その成功体験で心を明るい方に満たしていくこと。思考停止から脱却し、頭の中を変えて、見える世界を変えて、現実を動かす感覚が掴めれば2020年にNEWバージョンの自分に成長できるはずだ。

※本書は太っている状態ではなくなりたい、と考えている方向けに書かれたもので、太っている方を否定した本ではありません。本コラムの著者自身も同様に太っている方を否定するつもりはありません。

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植村 絵里

1980年東京生まれ、聖心女子大学卒。クイックエステBeautiQ(ビュティック)創業者。 自己実現と出産育児を自由に選択でき、内面も外見も美しい女性があふれる社会作りをモットーに、28歳で起業し、日本初の女子大生ベビーシ...

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