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35歳からの新・恋愛戦略。子どもが欲しい女性が「運命の恋」を探してはいけない理由

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30歳を過ぎてもなお、20代の高揚感を基準に「運命の恋」を求めているなら、今すぐ考え方を変えたほうがいいかもしれません。とくに、もし結婚や出産を望む場合、「いい男がいない」「なかなか恋ができない」と嘆いているうちに、あっという間に“そのとき”を逃してしまう可能性も。35歳からの新・恋愛戦略を考えます。

35歳からの新・恋愛戦略。子どもが欲しい女性が「運命の恋」を探してはいけない理由

20代のときに好きになったあの彼への「大好き!」という情熱と比べると、ここ数年間に出会ったどの男性にもいまいち心がときめかない。

なかなか人を好きになれないし、いい男もいない。この先どうやって男性を好きになって結婚したらいいのかもうわからない。

そんな女性のために、35歳からの恋愛戦略を教えます。

■20代の大恋愛は動物的本能の仕業だった

恋とは、相手を求め、自分のものにしたがること。恋とは欲望です。支配欲です。

愛するとは、相手を肯定することです。相手がどんなであれ、相手の言動に関係なく、自分の損得勘定とは関係なく、こころから相手の存在を「いい」と受け止めることです。

ちょっと思い返してみてください。20代の大恋愛はまさしく相手をなんとしてでも振り向かせたい、自分のものにしたいという燃え上がる運命の恋というより支配欲だった気がしませんか?

もし私が20代のときに先述のような愛の定義を言われても、「は? 何言ってるの?」という感じでまったくピンとこなかったでしょう。

恋といえば、「心がトキメク」イメージがありますが、実はとても本能的でありDNAの仕業と言っても過言ではないほど。

特に、20代の運命の恋は20代のホルモン状態だから起こった鮮烈な人生イベントであり、愛という名からはほど遠く、その目的は(ほとんど本人は無意識のはず)、生態系維持のための動物的な本能からくる発情なのです。

その意味で恋とは、生殖相性のいい相手に執着し、その相手にだけ一定期間警戒信号を解除して、相手の遺伝子を自分の体内で配合して、親世代よりも強くバラエティに富んだ子孫を残すための生理的な現象なのです。

ドラマチックな恋愛

生殖相性のいい相手とは、自分とは異なる強さ・特徴・感性を持った相手のこと。その“生殖ベストパートナー”を潜在意識が相手から放たれるフェロモンで感じ取り、何万人にひとりの「運命の人」を自分の顕在意識に「ビビビッ」という鮮烈な印象で知らせるのです。

爬虫類以上のメス脳は辺縁系周辺に異性に対して強い警戒信号を起こす機能があります。特に、人間の女性は生殖リスクが高い(妊娠・出産・授乳期間が長く、一生のうちに残せる個体数に限りがある)ので、遺伝子相性の悪い相手の子どもをやすやすと妊娠するわけにはいかない。そのため、妊娠力のある年代の女性ほど異性に対して強い警戒信号を起こします。

これがよく言う、「生理的にムリ」というもの。そういう相手に、馴れ馴れしくされたらゾッとするし、触れられたりすれば一瞬で相手を大嫌いになれるほどの嫌悪感と恐怖感を感じます。

■運命の相手に出会っても、高揚感を感じにくくなる理由

つまり、最高の生殖相手を潜在意識で嗅ぎ分けるフェロモンセンサーの感度がいいというのは、近くに来られても許せる範囲の男性がとても少ないということ。そんな稀有な相手に出会うからこそ「この人と出会うために生まれてきたのかも」と運命まで感じてしまう。

そのセンサーは25歳でピークを迎え、女性ホルモンの分泌量と共にだんだん鈍くなっていきます。センサーが鈍ってくるということは、「生理的に絶対にあり得ない」数が減る代わりに、運命の相手に出会ったときの高揚感も感じにくくなるということ。つまり、30代からの恋は穏やかになっていく。これが動物的本能の仕組みのようです。

女性ホルモンの分泌量がピークだった20代半ばに、仕事が忙しくて恋愛から遠ざかっていた、もしくは、そのときの恋を成就させて結婚まで結びつけられなかったとして、それでもやっぱり結婚&出産を諦めていないのであれば、まずは、20代のときに感じた「運命のビビビッ」は一旦忘れましょう。

30歳を過ぎてもまだ20代の高揚感を基準に「運命の恋」を探していたら、「いい男がいない」「ピンとくる男性がいない」「なかなか恋ができない」と嘆いているうちに、あっという間に生殖期間を逸してしまいます。

■30代の恋愛。生殖相手なのか人生のパートナーなのか、二兎追うものは一兎も得ず

30代の恋は、ビビビッを基準にしない。恋は穏やかに進行していくものと心得ることから始まります。

いい男がいないと嘆く前に、出会いの可能性のある場所にはどんどん顔を出す。余計なプライドを捨てて、周囲の人たちに堂々と「独身の男性がいたらどんどん紹介して」と言いまくってまわる。そして片っ端から会っていく。

落ち着いた大人のデート

そのときの基準は「運命のビビビッ」ではありません。鈍っているフェロモンセンサーをいつまでも頼りにしないで、ピンとこない相手でも、2〜3回はふたりで食事に行く。信頼できて、相手も子どもが欲しいと考えていて、肌を合わせて気持ち良ければ、つがいになれる可能性は十分にあり得るのですから。

むしろ、求め合う激しい恋愛感情がはじめからないからこそ、早々にお互いのいいところも欠点も丸ごとありのまま受け止められる「愛の実践」が可能になるし、良き共同生活者&育児パートナーになり得るのです。

私の恋愛相談で多いのは、仕事のできる30代半ばの素敵な女性ほど「好きな人はいるが、相手の仕事や経済状況を考えると結婚して子どもは到底無理」というもの。でも、思い出してほしい。

惚れる相手というのは、自分にない感性の持ち主ということ。いい女ほどダメ男に惹かれる理由はここにあるのです。お金にしっかりした女性ほど、お金にだらしない男性、真面目で勤労意欲の高い女性ほど快楽主義的なヒモ体質の男性というように。

■自分の人生は自分で責任を持ってマネジメントする覚悟を

頭で考える結婚と子育ての理想の相手と本能で惚れる男性が正反対くらい違ってしまうのは本能的に仕方がないとはいえ、子どもを産みたいと考えるとみんな一様に、好きを優先するのか、経済的安心を優先するのか、この現実に悩んでしまうのは当然です。

でも、私の周りで、確実にこの相手なら安泰だと思って結婚した人が安泰だった例はひとつもありません。自分の人生すら予測がつかないのに、自分以外の別の人間を含めた人生設計なんてあってないようなもの。だから、35歳以降は、自分の人生を自分で責任を持ってマネジメントする覚悟を決めること。

当分は彼の分もお金を稼ぎ、自分が大黒柱として生活をしていく覚悟を決めれば周りになんと言われようと「惚れた相手を選ぶ」迷いはなくなるし、純粋に彼に惚れて、彼の遺伝子を受け継ぐ子を出産して、シングルマザーになっても世間の目を気にしないで十分楽しく生きていける(都会限定の話かもしれないけれど)。

私の体験談から自信を持って言えることは、どんな状況であれ、女性自身に迷いがなければ必ず周りは協力してくれる。周りに流されて今の状況になったという被害者意識ではなく、自ら選んでこの人生を生きているという当事者意識を持っていれば、不思議と最高のタイミングで最高の解決策が思いついたり、周りからありがたいチャンスがもたらされたり、本当に絶対に大丈夫。

20代の運命の恋の幻想とはきっぱりと決別し、起きてもいない未来のことでクヨクヨ悩まず、今の自分が本当に欲していることに自信を持って、素直になって真正面から欲していいのです。

■35歳からは男性とのコミュニケーションの仕方を変えよう。自滅しない女になるために

「30代からの恋は穏やかになっていく」とはいっても、男性に対する本質的な理解が20代のままアップデートされてない状態だったら、どんな男性とも穏やかに生きていくことは不可能。

最後に、絶対に押さえておきたい、男性と生きる上でのポイントをまとめました。

1日に数時間はひとり時間を過ごしてもらう

女性のストレスが軽減されるのは、自分がどんなに傷ついたかや大変だったかを喋り尽くして、好きな相手が最後まで聞いてくれて共感してくれること。

男性のストレス軽減方法はひとり時間を確保すること。「なんでも聞くよ。だから話して」と促すことは、女性は優しさのつもりでも、男性にとっては、感情を言葉にさせられること自体がすでにストレスだと心得て。時間が経って相手から口を開いたら、女性が得意な共感で返してあげる。

同じ屋根の下で暮らしていても、ひとりにできる時間と場所の確保は優先してあげないと免疫力まで下がって仕事のパフォーマンスに響いてしまうから。

仕事と付き合いを優先するのはあなたが身内になった証拠

女性が自分磨きしている

女性は大好きな相手ほど時間と愛情を注ぎたい生き物。男性は、自分の感情より、仕事や使命感、責務、結果を優先する生き物。帰りが遅い、会う頻度が少ないと寂しさを嘆いても男性には通じない。

女性が寂しいと思っても、美味しいものを食べたり、エステやネイルで自分に磨きをかけたり、ヨガや習い事など気持ちいいことをしたりしてれば、寂しさなんて忘れられるもの。

自分が綺麗で心地いいことの方が、彼といるよりうれしいかも――そんな女性は多いものです。自分で自分のご機嫌を取れることが大人の女。

話をしても盛り上がらないし、話の腰を折るのが彼らの特技

男性の会話の目的は素早い問題解決。話を聞きながら意図と問題点を探る生き物。女性は共感してくれると思ったら、相手から否定されたり、つまらないことを指摘されたりして、逆に腹が立つなんてよくある話。

決してあなたのことを嫌いなわけでも、尊重してないわけでも、否定しているわけでもないことを覚えておいて。ここで感情的になったら負け。相手は全く悪意がないから。

どんなに大切な女になっても依怙贔屓をしてくれない

女性は自分の好きな人や我が子を贔屓めに見て感情たっぷりにかばうのが愛情の証。逆に、どんなときも冷静に中立的な立場から物事を判断しようとするのが男性。

女性が自分基準でいると、あり得ないほどの中立的な意見や態度に「冷酷な人」とまで感じて相手の愛を疑ってしまうことがあるので気をつけよう。百歩譲って依怙贔屓をしてくれるとしても、その女は、母親と娘。妻や彼女ではないことを心に留めよう。

目の前の存在に対する観察力がとてつもなく低い

男女が話している様子のものを挿入お願いします

女性は目の前のものの表面を舐めるようにして見るクセがある。だから、目の前の存在の髪型が変わったらもちろんのこと、少しでも顔色が悪いとか悲しそうとかに敏感に気づく。

一方、男性は輪郭を捉え、ものの位置関係や距離感などを測ることに長けているため、目の前の存在に対する観察力が鈍い。だから、髪型を変えても気づかないし、体調が悪そうにしていても、言わなければ気づかないなんてことは日常茶飯事。

女性にとって相手を大切に思うことは、相手を察してあげることだから、その基準でいくと傷ついてしまうがそんな必要はまったくなし。社会や世界を見て、いつかの危機に備えていると思うこと。

「すごい」「素敵」「こんなの初めて」「知らなかった」「あなたが一番」

説明不要で、無条件にやっぱりこの言葉は効く。男性の心をくすぐり気持ちよくなるらしい(笑)。

■おわりに

以上、それぞれの態度や反応の仕方に正しい側と間違った側があるわけでもなく、どっちも真逆に存在していて、正しい。だから男と女がいる意味があるといえます。

30代からはこれらの男女脳の違いを知って、男性と共に生きる実生活の現場で「おおらかな女性」として振る舞うことが、女性が楽しく美しく輝くための必須の教養です。

女性からしたら男性の理解不能な言動は、「愛情表現の真逆」と受け取ってしまいがち。でも、それは相手に悪意があるからでも、好きな気持ちが薄れてきたからでもありません。せっかく始まった穏やかな恋で自滅しないために、知っておいてもらえたらと願います。

植村絵里さんの過去連載『日々、女優』のバックナンバー

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植村 絵里

1980年東京生まれ、聖心女子大学卒。クイックエステBeautiQ(ビュティック)創業者。 自己実現と出産育児を自由に選択でき、内面も外見も美しい女性があふれる社会作りをモットーに、28歳で起業し、日本初の女子大生ベビーシ...

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