床上手とは!? BETSYさんが助言する「令和の床上手」になる方法
「床上手」ということばからどんな人物像を思い浮かべますか?「すごいテクニックを持っている」「男性をあしらうのが上手」……それはもう昔の話。これまでのイメージとはまったく違う「令和の床上手」の特徴を、リアルな男性の声を元に紹介します。
■「床上手」とは?
「床上手」の意味を辞書でを調べてみると「床あしらいが上手なこと」「閨房(けいぼう)の技術に長けていること」とあります。「床あしらい」は「遊女などの、床の中での客あしらい」、「閨房」は夫婦の寝室を指します。つまり、ベッドでの男性のあしらい方が上手いこと、セックスのテクニックがあることを指します。
でも、なんとなく違和感がありませんか? 相手をもてなしつつ嫌なことは上手くあしらい、テクニックで喜ばせることのように聞こえますよね。
女性は三歩下がって付いて行け、男を立てろと言われていた時代には、たしかに床上手はそういった意味で使われていたかもしれません。しかし、時代は変わりました。令和に生きる男性は、男をもてなし上手くあしらい、セックステクニックで喜ばせる女性を本当に求めているのでしょうか。
この記事を書くにあたって複数の男性に意見を求めたところ、令和の床上手はこれまで床上手とされていた女性像とはまったく違っていました。
■令和の床上手の特徴
1.セックスを楽しんでいる
現代の床上手な女性には「セックスをさせてあげる」「抱いてもらう」「体を捧げる」などという言葉は似合いません。相手のリードに任せっきりにするのではなく、自ら積極的に参加していきます。そんな姿に男性は「自分とのセックスを楽しんでくれている」と感じるようです。
口では「イヤイヤ」と恥ずかしがりながらもなんでも受け入れてくれる女性が好まれると思いきや、セックスを一緒に楽しもうとしている様子にグッとくる男性の方が実は多いんですね。
また、セックスを心から楽しむために、嫌なことにはハッキリとNOを言えるのも床上手の特徴です。自分の意思がしっかりしているからこそ、心からセックスを楽しむことができるんです。
2.性欲が強い
床上手な女性は性欲が強い傾向があり、自分からセックスに誘うことも日常茶飯事です。もっと! もっと! と快楽を追い求め、男性が先にギブアップすることも。
受け身でいる女性が多い中で、自分から積極的に誘ったり自分から上に乗ってリードしたりと、男性を圧倒させて骨抜きにし、強い印象を残します。
性欲そのものだけではなく性的好奇心も強いのも床上手の特徴で、セックスに関して常にアンテナを常に張り、セックスがマンネリ化することもありません。
3.空気を読む
セックスが好きで積極的に楽しんでいるとはいえ、自分のしてほしいことばかり求めたり、相手の気持ちを考えずに一方的に責めるのは、床上手ではなくただのひとりよがり。
自分を解放して楽しみながらも、しっかりと相手の表情や体の反応を見て言葉をかけ、さじ加減を調節できるのも床上手の特徴です。
4.おねだり上手
床上手な女性は「もっと舐めてほしい」「こんな風に触って」とおねだりするのが得意です。
おねだりする言葉や仕草で男性が興奮すること、女性の手のひらで転がされたい願望のある男性もいることを知っています。また、おねだりすることで自分の体の取り扱い方を伝えることができるので、相手を自分好みのテクニシャンに育てることも可能なんです。
おねだり上手な女性は相当なやり手ですね。
5.ご褒美上手
床上手な女性がおねだりと同時に必ず与えるのが“ご褒美”。
セックスでのご褒美とは「セックス上手だね」と褒め称えることではなく、相手の願望を叶えてあげることでもありません。自分が気持ちよくなる姿を存分に見せてあげることなんです。
自分が確実に気持ちよくなれることをおねだりして、相手が上手にこなしてくれたら「すごい!」「気持ちいい!」と反応して、プライドを刺激し自信を持たせます。
がんばればがんばるほど魅力的な姿を見せてくれるところにハマってしまう男性は多いはず。
■床上手に出会った男性のエピソード
ここからは、床上手な女性に出会った男性のエピソードを紹介していきます!
■床上手になるための5つのポイント
床上手な女性のエピソードを読むと、一部の才能のある女性にしかできなさそうだと感じる人もいると思います。しかし、床上手は特殊な才能も技能も必要ありません。マインドの持ち方を変えることと少しの努力で誰でも床上手に近づくことができるんです。
ここでは5つのポイントを紹介します!
1.固定観念を捨てる
まずは「こんな女性が好かれるはず」「こんな風にしたら男性は喜ぶはず」という思い込みを捨ててしまいましょう。‟理想の女性像”に近づけば喜ばれると思いがちですが、実際にはセックスする相手に求めるのは理想の女性像ではなく、その女性の‟ありのままの姿”です。自然体でいていいということです。
セックスのやり方に関する固定観念も捨ててしまいましょう。男性がエッチな雰囲気を作り、キスを始めて服を脱がし、胸を揉んで舐めて、徐々に下の方へと移動する。正常位で始まり正常位で終わる。こんな段取りに取りつかれたセックスに飽き飽きしているのは女性だけではなく男性も同じ。その瞬間にふたりがどうしたいのか、フィーリングを大事にしてみてください。
固定観念を捨てると言われても困りますよね。でもセックスに正解はありません。不自然でも行きあたりばったりでも大丈夫です。何をしていいか思い浮かばなかったら、いつもと真逆のことをやってみるのも楽しいですよ。自分からムードを作ってキスしてみる。最初から最後までずっと上になってみる。それだけでも新しい楽しみ方が見つかるかもしれません。いつもと違う姿に、相手も驚いて新鮮なセックスになりそうですよね。
2.自分を解放して楽しむ
セックスの相手が心から楽しんでいる様子や気持ちよさそうな表情を見せてくれたらうれしいですよね。相手もきっとそう思っているはずです。
楽しんでいる姿を見せるためには、かわいらしく聞こえる喘ぎ声や、見られることを意識した恍惚の表情じゃなく、飾らない姿でいればいいんです。反応がリアルであればあるほど、人の感情を揺さぶります。
気持ちいい感情は思いっきり出してみましょう。「低い声にならないように」「変な顔にならないように」とブレーキをかけず、ありのままの姿を惜しげもなく見せてみてください。
自分主導で動くときには、上手にしようと思わずに快感をたぐりよせるように動いてみるのはどうでしょう。思うままに手も脚も大きく広げてみたり、足で相手の腰をがっちりとホールドしてみるのもいいですね。
3.言葉で伝える
セックス中にはあまり喋らない女性も多いですが、喘ぎ声や表情だけではなかなか本当の気持ちが伝わりません。今何を思っているのか、どうしたいのかは言葉でしか伝わらないんです。そして、それを言葉で伝えることができる女性はとても魅力的です。
セックス中に喋ることに慣れていなくて何を言えばいいのかわからなければ、実況中継から始めてみるのがおすすめです。自分の体のこと、相手の体のこと、今の状況などをひとことふたことでもいいので言ってみましょう。
慣れてきたら、してほしいことを具体的に伝えたり、言葉でセックスに誘ったりするのもいいですね。
4.相手の反応に敏感になる
セックスを自由に楽しむことは大事ですが、相手も一緒に楽しむことができていなければ、ひとりで暴走しているだけです。
相手のことをよく知るためには、まずは表情を見ることが大事です。セックス中の本音は目と口に出やすいので、相手の顔癖を覚えるためにもよく表情を見てください。それに、ひたすら目を閉じて快感に浸るのもいいですが、相手となかなか目が合わないとひとりでセックスしているみたいで寂しいと感じる人もいます。
体のどこに力が入っているのかを見れば、興奮度合がわかるはずです。特に腰周りと太ももの筋肉は興奮しているときによく動くので注目してみてください。
5.知識を増やす
自分主導で動いてみるにしても、誘い方、体の動かし方、責め方が思いつかなければどうしていいのかわかりませんよね。そして、自分のやってみたいセックスを提案するとしてもサンプルが何もない中で思いつくには限界があります。
そんなときに役に立つのが、セクシーなシーンのある映画や漫画、官能小説、AVです。どれもセックスの教科書にはなりませんが、サンプルとしてはとても参考になります。
同時に、セックスの知識やテクニックをコレクションすることもできます。自分手動で動く体位のバリエーション、セクシーな体勢、誘うような目線、前戯の順番、腰の動かし方、盛り上がりそうな言葉などを少しずつ集めていきましょう。
頭の中の引き出しを少しずつ増やしていけば、実際にセックスするときの助けになりますよ!
■床上手は一日にしてならず
今回床上手な女性について複数の男性から話を聞いてみて、令和の時代の床上手は、昔から使われてきた‟床上手”とはまったく意味が違っていることがわかりました。
大きくまとめると、自分に素直になって相手に心を開き、とにかく一緒に楽しむ姿勢が大事だということでしたね。そう考えると、床上手になることは難しいことではありません。
今日からすぐに床上手になれるわけではないですが、パートナーとのセックスの回数を重ねていくごとに床上手度が上がっていくはずです。それと同時に、セックスで得られる満足度も確実に上がるはずですよ。焦らずゆっくり床上手を目指してみてください。
※こちらは2021年7月20日に公開した記事内のリンク切れなどを修正したうえで再掲載したものです。。