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いろんな顔を見せる人に私たちが惹かれる理由

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人がいろんな顔を持っているなんて当たり前のことなのに、裏があるとか表があるとか言うのはナンセンスだと思う。ぜんぶその人。

いろんな顔を見せる人に私たちが惹かれる理由

仕事をバリバリこなすあの人が、タクシーでふたりきりになったとき、「あーん! お腹すいたー!」とバッグから取り出したグミをむしゃむしゃ食べていて、親しみを覚えました。

ある日には、仲睦まじく甘えた様子で旦那さんとの時間を楽しんでいる女性らしい彼女を見ました。

あるときには、失礼な態度を取ってきたクライアントに対して、気丈な態度で怒りを露わにしていました。

そんな彼女は仕事もプライベートも素敵な人に囲まれて、多くの人を虜にしてる魅力的な人です。

なぜなら彼女には多くの顔があるから。

尊敬できるところもあれば、どうしようもなく人間くさく不器用なところもあって親しみがある。

素直でどんな顔も見せてしまう彼女に、人は自然と惹かれているのです。

■私たちは、いろいろな顔を持っている

本来私たちはいろいろな顔を持っているはず。

自分の好きなところもあれば、嫌いなところもあるでしょう。自信のある部分もあれば、自信のない部分もある。

厳しかったり甘えんぼうだったり、きっちりしていたりズボラだったり。
ひとりの人が真逆な面を持ち合わせているのも、少しもおかしなことじゃない。

誰だってそれは同じはずなのに、キラキラしていて完璧そうな人を見ては、

「あの人は自分の嫌いなところなんてないでしょう。ダメな部分なんてないでしょう」

って思っちゃう。そんなことないのに。

TBSアナウンサー、宇垣美里アナも言ってました。「誰にだって地獄があって闇があるんだよ」って。

美貌、頭の回転の速さ、キャリア……何もかも持っているように見える彼女が口にした言葉だからこそ、私にはとても響きました。

多くの人が、自分の嫌な部分、闇を持っている――それを否定しないことが、人を受け入れる優しさだと思います。

■ダメな部分は、ダメじゃない

私は人のいろいろな顔を知りたいと思うし、好きな人ならどんな顔だってなんだか愛しい。

愛情深い夫は、私自身が「大人として本当にダメだよなあ」と思っているところも、

「そんなところがかわいいーーーーー!!!」と受け止めてくれる。むしろ大好評なくらい(笑)。

自分でダメだと思っているところが、人からは「とてもいい!」と受け止められていることもある。

自分は自分のことを一方向からしか見ていない。

だから、「私はこれがダメ。あれが足りない」と感じているかもしれない。

ただ、別の人は、「あなたのそこが素敵。だから良い」と、まったく違うように思われているかもしれない。

だからこそ、人に対しても、そんな見方ができたらいいと思う。

人にはいろいろな顔がある。その事実を受け入れると何が良いって、受け入れれば受け入れるほどあなたの「味方」ができるから。

自分が受け入れると、相手も自分のことを受け入れてくれます。

人間社会で生きている以上、自分の味方は大勢いた方が絶対楽しい。

いろいろな顔を持つ自分を自分で認めた上で、他人にも認められたいなら、ありのままの自分を見せること。

人は完璧な自分を演出している人のボロが出たときはめちゃめちゃ厳しいけど、

最初から「私ってこうなんですよねえ〜」と開き直ってる人には優しい。不思議なもので。

私ってこうなんです! と晒している勇気と潔さが好きなのかもしれない。

逆に、自虐文化の根づいた日本で今求められているのは、

「私こういうことが得意です! 上手いんです!」と、なんの気なしに言えることじゃないかな。

もっとみんなが、幸せだったことや褒められたこと、持っている能力なんかを気にせずアピールできたら良いなって思う。

恥ずかしいことやダメな部分を自虐的に表現するのは得意で、周りも受け入れてくれやすいけど、幸せなことや褒められたことを表現する人に対しては、風当たりが強い風潮があるような気がする。

でも、それって、世の中全体がなんかもったいない。

自分のも他人のも「良いところ」を素直に良いと言えて、褒め称えることができれば、朗らかな日々が送れるはず。

嫉妬も僻みもない心の状態はとびきり平和。

私らしく、あなたらしく。私も良いし、あなたも良いね。

そんな風に自分も他人のことも認めていきたい。

自分がそういう平和な世界に住みたいから、まずは自分がそう在りたいと思っています。

1月特集「私の好きな、私と生きる」

画像/Shutterstock

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エマちゃん

小悪魔と呼ばれていた恋愛戦士も今や人妻。芸能芸術のお仕事をしています。

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