スキンシップが苦手なら「両手を広げるだけ」のハグから始めてみて
好きな人とスキンシップしていますか? スキンシップと一口に言ってもいろいろあります。一番簡単にできるハグ、手で相手に触れる、そしてキス……「エマちゃんのスキンシップは上手い!」と言われることが多く、結婚した今でも夫さんとの間でたくさんスキンシップを交わしているエマちゃんが、スキンシップのコツを綴ります。
好きな人に、触れていますか? スキンシップしていますか? わたしは日頃からスキンシップが多くて、好きな人であればパートナーでも、友達でも触りたくなる癖があります。
もちろん夫のことは四六時中撫で回すのが日課。イヌを撫で回すときと同じテンションです(笑)。
昔から「エマちゃんのスキンシップはうまい! ドキッとする!」と男の人から言われることが多くて、じゃあドキッとさせたくない人には気をつけなきゃなあと思っているのですが……ということは、スキンシップってやっぱり“それなりの”効果があるってことですよね。
■「愛のある触れ合い」のパワーってすごい
昔から傷や病気を治すことを「手当て」と言うくらいだから、手や皮膚から出るエネルギーってバカにならないと思う。
それこそ痛かったお腹が手を当ててもらったら痛くなくなってきたり、手を握ってもらったらざわついていた気持ちが落ち着いたり、頭を撫でてもらったら体の奥底からじゅわーっとした幸せがこみ上げてきたり。
愛情を持った触れ合いのパワーったら底知しれない。だから、好きな人とは常に触れ合うのがいいに決まってる! 今回は、スキンシップが自然にとれない、と感じている方に向けて、私が日頃しているスキンシップのとり方をご紹介します!
■したいときに両手を広げるだけ! ハグは簡単
ハグは簡単です。両手を彼の前で広げるだけ。私たち夫婦は久々に会えたときは必ずハグします。久々というのは朝仕事で出て行ってから、夜帰ってきたら「久々」(笑)。帰り道、待ち合わせした駅でも「おつかれ〜!」と言いながらハグしてます。
公衆の面前で恥ずかしい? 迷惑? 知ったこっちゃねえです。余裕です。
あとは気まぐれで突然のハグ。私がテレビを見ていて、夫が携帯をいじってるときも「なんか飽きたなあ。ハグしたい」と思ったら、私が夫に抱きつくか、夫に両手を広げて夫にきてもらう。
ハグなんてタイミングを待たなくて良いんです。自分のしたいとき、されたいときに0.03秒ですかさず両手を広げる。それだけ!言葉はなくても相手の前で両手を広げれば、世界中の誰にでも「ハグしよう!」が伝わりますから。
■触れられるのも、触れるのも気持ちいい
手の触れ方ってわたしからしたら100通りくらいあって、例えば歩くときに手をつなぐのはもちろん、エスカレーターの手すりに置いてある彼の手の上に自分の手を重ねたり、電車の中で彼の手をマッサージしたり、二の腕をむにむにしたり、撫で撫でしたりとにかく触りっぱなし。
あとは彼の手を借りて自分のほっぺにすりすり、頭撫で撫で、触れてほしいところに誘導したり(笑)。付き合う相手は、それこそ最初の方は「めちゃくちゃ触るね……!」と驚くものの、「触るのじゃま?」と言うと「全然! もっと触って!」と言うように。
そのうち触れてないと向こうが落ち着かなくなること多し。相手からスキンシップを求めてくるようになります。結局は触る方も触られる方も気持ちいいんですよね。
■キスは唇だけじゃない
キスする場所だって、唇以外にもほっぺやおでこ、手の甲、まぶたとか、いろいろなところがあります。愛情表現にセンスがある人はお上手です。「キス=セクシーな行為」になるとタイミングを考えてしまいますが、キスする場所を変えるだけで、爽やかな挨拶のようなキスになります。
日本はキスが挨拶になっている国ではありませんが、親密なふたりの間ではキスを挨拶にしてもいいじゃないですか。セクシーな場面じゃなくても挨拶みたいにキスをするようになると、それだけ親密なスキンシップがふたりの間に多く生まれます。
会えてうれしいのキス、いってらっしゃいのキス、お帰りのキス、おやすみのキス、ありがとうのキス。挨拶のようにキスをすると習慣になりやすく、いつまでもラブラブできる潤滑油の役割を果たしてくれると感じます。そして、この挨拶キスの中でも、特に喜ばれるのがありがとうのキス。ありがとうという気持ちをキスで表現されることが少ないのか、最上のありがとうの表現になり、相手のボルテージが一気に上がるのを実感します。
わたしも昔、男性に手料理を振る舞ったとき、「いただきます」の前に「ありがとう」と言われながらキスされたのがすごく記憶に残っています。ありがとうにさらに気持ちを乗せてくれるキス、特別なときにしない手はないですね。
■何気ない時間も、スキンシップで特別なひとときに
スキンシップの良いところは、言葉がなくても愛情を伝えることができたり、相手からも伝わってきたりするところ。だから、口下手な恥ずかしがり屋さんほど、スキンシップを有効活用してほしい。ふたりでテレビを見ている何気ない時間も、スキンシップがあることでラブラブな時間になるのです。
スキンシップを重ねるほど、ふたりのオリジナルのスキンシップメッセージが生まれますよね。例えば手を握っているとき、2回ぎゅ、ぎゅっとすると「愛してるよ」のサインになったり。
長くいることでマンネリにならず、より関係が深くなっていく恋人や夫婦はそういう楽しみ方をしているのではないでしょうか。愛のスパイスにもなれば潤滑油にもなるスキンシップ、恥ずかしがらず、ためらわず。たくさんしていきましょ!
※この記事は2019年7月2日に公開されたものです
小悪魔と呼ばれていた恋愛戦士も今や人妻。芸能芸術のお仕事をしています。