長年の男友達を恋人にする方法は、真心を込めた好意をまっすぐ伝えること
エマちゃんの連載「粋な女になる。」#5は、長年に渡り「友達」だった男性を好きになり、「恋人関係になりたい」と願う人向けのコラム。信頼関係ができあがっているからこそ、どう立ち振る舞うのが良いのか――。エマちゃんが自身の経験を交えて綴ります。
なんとも思っていなかった男性を、突然意識するようになって、好きになったことはありますか? とくに長年の付き合いのある幼なじみや同僚、なんとなくいつも遊んでいるメンバーのひとりなど、もうすっかり「友達」のような関係ができあがっているような男性を、好きになったとき。今の関係の心地よさやありがたみを感じながらも、「好き」が湧き上がっている自分に戸惑いますよね。
「素直になって好意を伝えるべきか」
「伝えるにしてもどう伝えたらいいんだろう」
「伝えたあとの私たちの関係はどうなるんだろう」
「うまくいかなかったら友達に戻れないかもしれない」
なんて考えが頭の中を一瞬でかけ巡り、自分のなかで質問と答えが繰り返され、結局答えは出ないまま……なんてことも。ということで、今回は私自身のエピソードを交えながら、そんな突然の恋心について書きます。
■その好意って、そもそも「ホンモノ」?
元も子もないことを言いますが、まず。「その好意って、そもそもホンモノなの?」と確認したいです。なんとも思ってなかった人を好きになるきっかけの中には、「恋人と別れてとにかく寂しいときだったから」「結婚したくてしょうがないけど出会いがないから消去法で」など、自分がうまくいってない状況の中で、無理やり捻り出した好意である可能性もあります。
人間は弱い生き物だから、そんな理由で人を求めることもあると思うのです。でもね、長年築いてきた大事な人との関係を、弱さゆえに求め、イチかバチかで賭けるのは、賢い女のやることではないですよね。またとない関係性が、崩れてしまう可能性もあるのですから。だから今一度、その「好き」という気持ちがホンモノかどうか、自分の心に問いましょう。
■長年の男友達を好きになった……私の経験談
かくいう私も、長年一緒に遊んでいたグループの男の子(以下、彼)のことを突然好きになったことがあります。きっかけはみんなで集まったあと、彼とふたりで帰ったとき。それまでふたりでじっくり話したことがなかったのですが、話したらなんだかしっくりきて、「あれ? この人すごくいいな」と思ったのでした。
彼とそのとき「ごはんでも食べようよ!」と、初めてふたりきりでご飯を食べる約束をしました。でもそこからが大変だった………! ごはんを食べる日取りを決め、場所も決め、いよいよというところで、「俺、ゆうすけも連れて行こうかな」と言われました。
ゆうすけ君は共通の友人の男の子です。(えー待って待って? この私と? ご飯をサシで食べられるのに? その機会を自ら逃して? わざわざ3人で食べる?)
心の中には「?」だらけ。戸惑いまくりです(笑)。そんな遠回しな「ふたりでご飯はちょっと」なんてされたのは初めてだったので、私はそのショックにお返事ができませんでした……。エマちゃん、恋愛関係で初めての挫折(笑)。
小悪魔と呼ばれていた恋愛戦士も今や人妻。芸能芸術のお仕事をしています。