前戯をデート中に始めるススメ

前戯はベッドの中だけですることじゃない。前戯はデート中、食事のときから始まっている。セックスをもっと楽しくする「ベッド外での前戯」とは？　セックスで性やセックスにまつわる率直なツイートで人気の“もちこ”さん（ @mochikodayoyo ）のコラム第10弾。

こんにちは。もちこです。

皆さんはセックスをする際に前戯をしますか？　まあ大体の方が前戯をすると思うのですが、人によって好きな前戯もそれぞれですよね。

長くて丁寧な前戯が好きな方もいれば、前戯はそこそこにして早く挿れてほしい方もいると思います。

触り方も、焦らされるのが好きな方もいれば、壊れそう……と感じるくらい激しいのが好きな方もいます。気分によっても好みは変わってきますよね。

ここまでは、多くの方にとって「ベッドの中での前戯」の話だと思います。でも、性欲と興奮を掻き立てるのは、指や舌だけではありませんよね。

正直、ベッドに入る前から前戯は始まっています。

むしろベッドに押し倒される頃には、下着が濡れてしまっているくらいがちょうど良いかもしれません。

ということで、連載第10回目では「ベッドに入る前の前戯」について書きます。

■お食事デートでの前戯

性的に気になる相手に対しては、ご飯を食べているときから「ああ、今日私この人とセックスしちゃうな」って感じたい。食事中の仕草で、この後どんな時間が過ごせるのかワクワクしたいですよね。

そもそも、食事ってとてもエロい行為だと思うんですよね。舌と指を使うわけですから、前戯と同じです。

以前、親しくしていた年上の男性と焼肉に行ったんです。

性的対象にも恋愛対象にも見ていなかったので、ガンガン肉を食べる色気のない会になっていたのですが、事件はデザートのアイスが出てきたときに起きました。

■アイスを食べさせてもらってエロい気分に

アイスが大好きな私は光の速さで完食したのですが、相手の男性が「僕のも一口あげるよ、あーん」と言ってきたので、言われるがままに口を開けました。

そのときにふと目を見たら、男性も私のことを凝視していて、そのまま目を反らせなくなりました。

パクッ！　とかじゃなくて、ゆっくり、ゆっくりアイスを口に入れられて、少し垂れたアイスを指で拭われて、そのときの目で心がフル勃起。

「アイスを食べさせてもらうのって、こんなエロい気持ちになるのか」と衝撃を受けた私はひとりだけ発情して悔しかったので、お返しに私もアイスを食べさせてあげることにしました。

すると、なんということでしょう。

食べさせてあげる方が、エロい。

目を見つめられながらゆっくり舌で溶かす様子を見せつけられ、私のアイスも完全に溶けました。

焼肉屋を出た後私たちは、もはや今までの仲の良い先輩後輩ではなく、完全にそういう空気になり、しっかり深夜の部を楽しみました。

ちなみに叙々苑だったのでアイスも最高に美味しかった。

ということで、アイスが出てきたら、男性は迷わず女性に食べさせてあげましょう。ゆっくり、目を見つめながら。

■ボディタッチ、スキンシップをたっぷり

部屋に入って、快感への欲求を抑えられず押し倒すのもいいんですけど、ちょっと待ってください。

まずはソファへ。一旦、ちょっと映画でも観ましょう。焦らず、３時間とかの長い作品を選びましょう。

「えっ、この人後３時間も私のこと焦らすつもり!?」と一瞬びっくりされるかもしれませんが、数秒後には「なんて余裕のある方なのかしら」とうっとりし始めるでしょう。

ふたりでソファで寄り添いながら、映画を観ましょう。手を繋ぎましょう。指で、女性の指をなぞりましょう。

映画に集中していながらも、小声で会話しましょう。耳元で囁きましょう。

ふたりで画面を見ながら、肌をたくさん触りましょう。

いやらしくないのに、安心感があって、女性もリラックスできます。不思議なことに、十分リラックスした後、女性はひたすら発情します。

女性の瞳が潤ってきて、空気がしっとりしてきたら「あーもう収穫時期だな」とオスのスイッチをオンにしてください。どうぞ、ここから盛り上がってください。最高なので。

あとはもうベッドに行って、ふたりで気持ち良いことたくさんしてください。

ベッドに入る前にたっぷり前戯した夜は、きっと普段よりも女性の感度も上がっていることでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。

もちこでした。次回もお楽しみに。

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