ウエスト-5cm、体脂肪-10%。食べるの大好きでも成功するダイエット法
エステ・ジム・食事制限……。ありとあらゆるダイエットを結婚式に向けて行った結果、食べるのが大好きな私でも無理なく理想のボディを手に入れられました。理想とする結婚式の叶え方を模索する連載「NEO花嫁の結婚式奮闘記」#12をお届けします。
■痛みを乗り越えたブライダルエステ
エステでは毎回体重と筋肉量、体脂肪率、内臓脂肪レベルを測り、2週間に1回は足首から膝上、太もも、ヒップ、ウエストに至るまで採寸し、ハイパーナイフと吸引によるマッサージをマシンエステで行った。
「ハイパーナイフ」とは、高周波の熱で脂肪に熱を与えながらマッサージするもので、乳化した脂肪をすぐに流すことで体の引き締めを目指す。「吸引」は掃除機のように吸い上げながらマッサージするため、手でケアするのが難しいセルライトのもみほぐしに効果的とのこと。
ハイパーナイフは気持ちがいいので寝っ転がってぼーっとしていればいいが、吸引は私のエステ史上最も痛かった。1~5まで強さのレベルが設けられていて、最初は1からスタートしたものの「皮膚がちぎれるのでは?」と思う部位もあった。凝っている肩回りやセルライトが多い二の腕はとくに痛みが強く、数日間痛々しい痣ができる。彼はそれを目にすると眉をひそめて「エステってそんなに辛いもんなの?」と言った。
しかし、回数を重ねるごとにだんだんと痛みが弱くなり、吸引のレベルを上げても赤くならなくなった。二の腕の肉を掴んでみると以前よりもふんわりと柔らかく、2カ月で腕周りのサイズが1cmくらい落ちた。鏡でじっと見ても、いくらかほっそりとしたように見える。
もちろんエステだけでなく、エステの後にすぐジムへ行き、筋トレや有酸素運動をしてストイックに体を引き締めた。
■担当エステティシャンが退職したけれど、継続することができた
週に1回のエステと週5回のジム(主に筋トレとボクササイズとバイクエクササイズ)と週1回のパーソナルトレーニング(筋トレ)を欠かさなかったので「萩原さんって努力家ですよね」とよく褒められた。人生でこれほど「努力家」と言われたことはなく、たぶんこれからもないだろう。
エステに通い出して2カ月足らずのある日のことだった。
私がそのエステに通うきっかけになったエステシャンがマッサージをしながら
「実はですね、萩原さん」
と切り出した。その瞬間に「まさか」と思った。
「私、沖縄に帰ることになりまして……今月いっぱいで退社しちゃうんです」
「げ!」
なんでまた、と尋ねると「介護をしなければならない」と言う。それは仕方がないし、さすがに引き止めることはできないので、「そうですか……」とうなだれるばかりだった。
「ちゃんとベテランのスタッフに引き継ぎますので」と言われたが、その後担当してもらったエステシャンも2カ月足らずで退職。エステ界は離職率が高いのだろうか。ひとりのエステシャンに継続して担当してもらうのは意外と難しいのだなと実感した。
結果的に半年ちょっと通って、ウエストが5cm、二の腕が2.5cm、太ももが3cm、体脂肪が7%落ちた。エステだけでも、運動だけでもここまでいかなかったと思う。
実際には運動の方が重要だが、エステによって脂肪が落ちやすい体になったと感じる。さらに毎回採寸され体をチェックされると思うと気が抜けず、モチベーション維持になった。
■ストレスフリーな糖質制限ダイエット
そして、私は食事にも気を付けていた。
言わずもがな、食事はダイエットにおいて最も重要である。ただし長期間(1年以上)取り組んでいたので、あまりにもストイックすぎる食生活は続かない。食べることが大好きなので、ファスティング(断食)など、著しく食べる量を制限すると途中でドカ食いに走ってしまい失敗する。
そこで「たくさん食べても太りにくいものを食べる」「糖質制限食品の力を借りる」というふたつの軸でダイエットしていた。
主に気を付けていたのは糖質だけで、筋肉量をつけて代謝アップするために、たんぱく質は積極的に摂っていた。だから肉はOK、脂身も気にしない。よく鶏肉、卵、キャベツ、きのこ、もやしをごま油とニンニクで炒めて、めんつゆで味付けしたものをフライパン一杯分食べていた。
これだけ食べればごはんがなくても満足するし、美味しいのでストレスがない。飽きないようにキムチを入れたり、チーズを入れたり、味付けは比較的自由。
ささみやむね肉はさっぱりし過ぎて辛くなるので、基本的には手羽元や手羽中(手羽は安い)を使っていた。けれど、ささみやむね肉はフードプロセッサーで豆腐と混ぜて肉団子にすると、しっとりするので美味しく食べられる。
■どうしても糖質が食べたくなったら
「どうしても糖質が食べたい!」
と思ったときは、冷凍の糖質制限パスタを使った。
単価は1食分で100~200円とそこそこするが、外食するよりは安いし、太りにくいような気がする。
これも鶏肉やキノコの和風パスタ(バター醤油)にしてよく食べていた。
パスタ1食分で糖質は15g前後、通常のパスタの4分の1、ごはん一杯分の3分の1である。
同様に、甘いものが食べたい! と思ったら糖質制限チョコレートを食べた。ネット通販なら今やたくさんの糖質制限チョコレートがあるので、よりどりみどり、好きなものを選ぶと良い。また、お米が食べたくなったらおじやにして、ごはんをふくらませて食べた。少量のごはんでお茶碗一杯分になるので、少ない量で満足感を得られる。
このように、工夫次第で無理のない糖質制限ダイエットが可能だ。多少お金はかかるが、ダイエット食品を買うよりは安く、もっともコスパが良く効果的なダイエットだと感じた。1年で6kgの減量に成功し、体脂肪は10%落ちた。リバウンドもしていない。
ダイエットに魔法はない。食事制限と運動は必須だし、リバウンドしたくなければある程度食べつつ、運動をし、ゆっくり落とすのが鉄則だと思う。
(第13話につづく)
2017年11月18日公開
2019年7月8日更新
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