女性のお悩み最多はコレ!? 2022年最も多かった漢方相談は〇〇！
新年を迎えて一カ月が経とうとしていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか？ 今回は2023年のスタートということで、昨年わたし漢方に寄せられたお悩み相談ランキングを紹介！ 相談の傾向と改善策を「わたし漢方」の漢方アドバイザー さっち先生に教えていただきました。
目次
あっという間に１月も終わり、暦の上では春を迎えていますが、寒さの厳しい毎日が続いています。
今回のテーマは、昨年わたし漢方に寄せられたお悩み相談のランキング。
どんな相談が寄せられたのか、どう改善していくべきなのか、「わたし漢方」の漢方アドバイザー さっち先生に教えていただきました。
↓ 【詳解】漢方における体質について ↓
「【体質診断・体質チェック】あなたは何タイプ？ 漢方の基本“体質”を知ろう！」
年間お悩みランキング 2022年版
――早速ですが、昨年、最も多かったお悩みは何ですか？
年間を通して最も多かったご相談は「ダイエット」、続いて２位が「自律神経（イライラ / 不安・心の疲れ）」、３位が「不妊（女性）」のお悩みでした。
上位３つのお悩みは、コロナ禍以前からも相談の多いお悩みではありましたが、リモートワークやおうち時間の増加にともない、相談件数がかなり増えました。2022年も新型コロナウイルスに悩まされた一年であったことがうかがえますね。
――漢方ダイエットは最近SNSでもよく見かけるので、多くの方が興味を持っているのも納得です。４位以下はどうでしょうか？
４位以下はむくみや冷え、肌のトラブルなど、多くの方が日常的に辛さを我慢してしまいがちなお悩みが多い印象ですね。病院へ行くほどでもないからと放置しておくと、身体の準備ができないまま新しい季節を迎えてしまい、大きな負担になります。
「いつものことだから」と見過ごさず、身体からのサインをしっかり受け取って自分自身の体質を見直していきたいですね。
月別ランキングでは季節特有の不調も……
――季節によって違いは見られますか？
ダイエットや自律神経のお悩みは常に上位に位置していますが、３位以下は季節によってかなり違いが見られます。
新型コロナウイルスの感染拡大の状況に伴って、「疲れ・免疫を上げたい」というお悩みが増加しています。自分自身の免疫力を高めてウイルスから身を守りたいという声が多く聞かれました。特に１月など冬の時期は、インフルエンザとの同時流行・ツインデミック（※１）が懸念された時期とも重なったことで、他のお悩みを大きく上回ったと考えられます。
――やはりコロナ禍に悩まされていますね……。４月・５月の「肌トラブル」は花粉症によるものが大きいでしょうか？
それももちろん大きな要因ですね。この時期は紫外線の増加や花粉の飛来、環境の変化によるストレスなどを感じることも多いので、不調が表面に出やすいです。
春は気を巡らせる「肝」に影響が出やすい季節とされており、この時期に肌のお悩みが増えるのは肝がコントロールしている気が乱れることによって起こるとも考えられています。
――他に特徴的な季節はありますか？
８月にはむくみが３位に入っていますね。昨年の記録的な猛暑と長雨が続いていた影響を大きく受けていると考えられます。湿度が増えると汗を十分にかけないなど水の巡りが悪くなるので、むくみなどの不調に繋がりやすくなります。
４月もむくみのお悩みが増えていますが、この時期は冬から春にかけて、日中と夜の寒暖差が大きくなるので、体が冷えやすくむくみが出やすいですね。冬場の運動不足による筋力低下も原因のひとつといえます。
▷むくみが気になる方はこちらもおすすめ：「ふくらはぎのむくみは『足指』のマッサージで改善する」
漢方ダイエットでお正月太りを回避
――常に上位にランクインしているダイエット……お正月に食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまったと悩んでいる方も多そうですね。
ようやく家族で集まれるようになったという方も多いでしょうし、楽しい年末年始はついそうなってしまいがちですよね。
昨年もダイエットは年齢や性別を問わず、多くの方から相談がありました。漢方の力を借りて行なうダイエットでは、代謝やお通じを改善したり、ストレス過食の解消をしたり、痩せやすく太りにくい身体づくりを目指します。
気の不調が目立つ「気太り」
身体やこころを健康に保つために必要なエネルギーである気。気の巡りが悪い気滞体質が目立つ方は、ストレス過食や便秘、脂肪の燃焼に関わる代謝が悪くなるなどの原因になります。気が不足している気虚体質でも代謝する力が弱く、痩せにくい身体になっていることもあります。
血の不調が目立つ「血太り」
血の働きが弱まると老廃物の排出が滞るので、痩せにくい身体になりやすいです。油っぽい・味の濃い食事が多い、中性脂肪やコレステロール値を指摘されやすいという方は血の巡りが悪くなっている可能性が高いです。
水の不調が目立つ「水太り」
余分な水が停滞し、水分代謝が悪くなっているとむくみの原因になります。下半身太りやぽっちゃり体型にお悩みの方が多く見られます。
複数の体質を抱えた頑固な「混合太り」の方も多く見られます。滞りの強い順から重視して改善に取り組み、三要素がスムーズな状態を目指していきましょう。
――飲めば痩せるというわけではないのですね。
そうですね。あくまで痩せやすい体質への改善をサポートする役割なので、身近な生活習慣の改善や運動と組み合わせていくことで効果がしっかりと目に見えるようになります。
- 早食いをしない
- よく噛んで食べる
- 野菜など食物繊維の多いものから食べる
- 朝ごはんを抜かない
など、身近な食生活の改善から進めていくのがおすすめ。
薬もたくさん飲めば早く体調が良くなるわけではないのと同じで、毎日の積み重ねを大切にし、健康的なダイエットを成功させましょう。
今年こそ漢方で身体のお悩みを解決しよう
――今回は、わたし漢方のさっち先生に昨年の総まとめとダイエットについてお話いただきました。さっち先生、ありがとうございました！
こちらこそ、ありがとうございました！
最近ではSNSなどで「○○に効く」と漢方薬が紹介されているのをたびたび目にしますが、いくらその漢方薬が優秀でもその時の自分の体質に合わなければ効果をうまく発揮することが難しくなってしまいます。
自分の身体はいまどのような状態で、なぜお悩みが出ているのか、きちんと見極めたうえで漢方薬を使って体質を改善していきましょう。一年の初めということで、身体に改めて向き合う良い機会にしていただけたらとても嬉しいです。
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わたし漢方では、忙しかったり、近くになかったりといったさまざまな理由で、なかなか病院や漢方薬局に行けない方でも、LINEで薬剤師へ漢方相談ができます。ご興味があれば、ぜひご相談くださいね。
初回限定で無料の体質診断もおこなっておりますので、お気軽に友だち追加していただければと思います。
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