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式場見学&イメトレで明確になった「好き」がベースの理想の挙式【NEO花嫁の結婚式奮闘記#4】

式場見学をしながら「理想の結婚式」に思いを馳せた。具体的なイメージを描けなければ、答えは見つからない。迷いがちな人生、いつだって進むべき方向は自分の「好き」が指し示してくれる。理想とする結婚式の叶え方を模索する連載「NEO花嫁の結婚式奮闘記」#4をお届けします。

式場見学&イメトレで明確になった「好き」がベースの理想の挙式【NEO花嫁の結婚式奮闘記#4】

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■理想を叶える人は、自分の「好き」を知っている

私は好き嫌いがはっきりしている。複数の選択肢を提示されたとき、「これがいちばん好き」と即答できる。

自分の「好き」に敏感なことは、結婚式のイメージを固める上でかなり重要だ。たくさんの式場・アイテム・パターンがあふれる結婚式は、取捨選択なしには成り立たない。理想のイメージを描き、あらゆる選択肢を削ぎ落として初めて結婚式の輪郭が見えてくる。

結婚式に限らずとも、人生は選択の連続だ。数多くの選択肢の中からひとつだけ選び、進む。

選ぶことは捨てることでもある。「好き」を捉えるためには覚悟が必要だ。だから、選ばずに迷っていたがる人も多い。

しかし、1つずつ削ぎ落していくと、自分が好きなものだけが残る。そして、洗練された美しい完成品が誕生するのだ。私はそれが見たくて、いつだって心震えるものを探している。

■彼を初めて式場見学に連れていったら……

実はプロポーズされる前から、結婚式場見学に彼を連れていっていた。建前は「金額を把握して、ちゃんと貯金しておきたい」だったが、本当の理由は以下の2つ。

・今のうちに情報収集しておいて、準備を楽にしたい
・結婚のプレッシャーをかけたい

結果として、後者の狙いがうまくいきすぎた。彼は2回目の式場見学後にぐったりとうなだれながらこう言った。

「結婚が決まってないのに相談するのも、スタッフの人をだましているみたいで気が引けるよ。それに、そもそも順番がおかしくない?」

至って正論で、反論の余地がない。相手の憔悴しきった表情から「これ以上押すと危険だ。恋愛感情に支障をきたすおそれがある」と判断し、以降は式場見学に連行するのをやめた(結婚のプレッシャーはかけ続けた)。

■ふたりで式場見学できないときも、イメトレを続けた

彼と一緒に式場見学できないからと言って、何もせずに日々を過ごしていたわけではない。日夜ひとりで結婚式のイメージトレーニングを続けていた。

私にとって結婚式はきらきらした金平糖のようなもので、眺めているだけでうっとりする幸せの象徴だ。夜中に結婚式の妄想をして夢中になり、うっかり眠れなくなることすらあった。

そんな常軌を逸したイメージトレーニングの甲斐あって、結婚式のイメージはどんどん具体化され、こだわりが強くなった。

「開放的な会場で、ガーデンウエディングがいい。カラーは緑と白。ナチュラルだけど、カジュアルになりすぎない上品さがほしい。ドレスはこのブランドで決まり」

こうしてさまざまなこだわりが生まれると、「持ち込み料」という問題が浮上する。持ち込み料とは、式場の管轄外のアイテムを使う際に生じる金額だ。

大方のアイテムは式場が提案するプランに一式含まれている。それ以外のアイテムを他業者に依頼する場合は、持ち込み料を上乗せすることで、式場の儲けを確保するというカラクリだ。中には持ち込み料がかからない式場もあるが、かなり限定される。

私は断固としてそんな不透明な料金を支払いたくなかったので、持ち込み料問題を極力軽減できる方法を模索し、以下の2つの方法を検討しようと決めた。

・フリーのウエディングプランナーさんに依頼する(持ち込み料がかからない式場を選んでもらったり、値切り交渉をしてもらったりできる)
・持ち込み料がかからないウエディング会社を利用する

まずはフリーのウエディングプランナーさんの話を聞いてみようと思い、2人のウエディングプランナーさんに会うことにした。選択肢が多すぎると混乱するので、あえて2人に絞った。

1人は紹介してもらい、もう1人はインターネットで調べて予約した。彼は断れない性格で気疲れしてしまうため、私1人で話を聞くことになった。

さっそく最初のウエディングプランナーさんに会う日を迎え、待ち合わせ場所のカフェに向かう。一体どんな人なんだろう。私は足早に階段を駆け上がり、ドアを開けた。

(第5話につづく)

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萩原 かおり

三度の飯より執筆が好きなライター兼心理カウンセラー。大学にて心理学を専攻後、求人・化粧品・社史の制作を経てフリーランスに。美容・心理・恋愛を中心に幅広く執筆中。婚活パーティーで200人以上インタビューした経験を持つ。エステホ...

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