花嫁が後悔しないために。式場探しで気を付けるべきポイント【NEO花嫁の結婚式奮闘記#10】

花嫁が後悔しないために。式場探しで気を付けるべきポイント【NEO花嫁の結婚式奮闘記#10】

結婚式プロデュース会社を解約し、また振り出しに戻った結婚式場探し。結婚式場探しには、見逃せないチェックポイントと心得ておくべきコツがあるのです。理想とする結婚式の叶え方を模索する連載「NEO花嫁の結婚式奮闘記」#10をお届けします。


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■解約し、号泣

土曜日の昼、プロデュース会社の顧客対応チームのリーダーから電話がかかってきた。真摯に対応してもらったが、もうお願いしたいとは思えず、解約することになった。クーリングオフの期限は過ぎていたが、先方の不手際ということでキャンセル料はかからなかった。

しかし、電話を切ったら虚しさと悔しさがこみあげてきて、彼に
「キャンセルできたよ。キャンセル料もかからないよ」
と短く伝えた後に、堪えきれずわんわん泣いた。

仰向けになって子供のように号泣する私を見て、彼は
「本当にその会社に頼みたかったんだね。かわいそうに」
と言っておなかをさすってくれた。まるで猫だ。やさしくされると余計に泣けてきて、おなかが減るまで泣き続けてしまった。

ようやく泣き止んで、腫れあがった瞼を保冷材で冷やしていると、珍しく彼がゼクシィを取り出した。

「何しているの」
「式場探さないと」

ふだん家事を怠けている分、私は“結婚式担当”として情報収集から面談予約まですべて行っていた。

そのため彼は結婚式に関してノータッチだったのだが、傷心の私を気遣って調べてくれているのだろう。そう思うとまた泣けてくる。しかしこれ以上泣いたら脱水症状に陥りそうだったので、おとなしく水を飲み、式場の下見予約をした。

■結婚式場の”貸し切り”にこだわった理由

そして翌日、すぐに下見に出かけた。これ以上時間をロスするわけにはいかない。そして、失恋に最も効くのが新しい男であるように、新しい式場こそ傷ついた心を癒してくれるに違いない。

その式場は六本木にあった。ゲストハウス式の会場で貸し切り可能。大きな式場やホテルだと、同じ時間帯に何組も結婚式を挙げているケースが多い。

そうすると非日常感が薄れてしまうし、時間的制約が増える。ゆっくり写真を撮りたくても、「次のカップルが来るので」と急かされてしまうリスクがあるため、私は貸し切りにこだわっていた。

さらに緑が多く、屋上にガーデンがあるのがポイントだった。室内チャペルもあり、雨の日でも安心だ。

できれば広いガーデン付きの邸宅が理想だが、当初から結婚式場として作られている施設の方がウェイティングスペースがきちんと設けられていたり、お手洗いが広くて綺麗だったりとゲストにとっての利便性が高いのである。一通り下見して、私の頭の中のチェックリストにはたくさんの〇がついた。

■交渉は契約前にするべし

そして、私が重視していたポイントはもうひとつある。それは、持ち込みの可否と持ち込み料の有無だ。

今どきの式場は何についても提携している企業があり、ドレスも引き出物もカメラマンも提携しているショップじゃないとダメ、なんてことはザラにある。持ち込めたとしても、高額の持ち込み料を請求される可能性がある。

そもそもこうしたビジネスモデルが好きじゃないし、ドレスと写真にはこだわりがあるので、断固持ち込み派だ。しっくりこないドレスで、しっくりこない写真なんて撮られようものなら、おそらく成仏できないだろう。地縛霊にはなりたくない。

そして、こうした交渉は成約前に行うべきだ。成約後に交渉しても、「最初の契約書に書いてあります」と一点張りで拒否され、泣き寝入りになりかねない。

担当者に見積もり書を差し出されたとき、脳内で試合開始のゴングが鳴り響いた。

「私は着たいドレスが決まっていて、そのドレス以外は着ません。カメラマンも持ち込みします。ドレスとカメラマンの持ち込みができて、そして持ち込み料がかからないのであれば今日契約します。そうでなければ契約しません」

担当者の男性は多少ひきつった笑顔を浮かべ、しばらく唸った。上司と掛け合うので待ってくれ、と言われ、ぜひお願いしますと頭を下げた。担当者が戻ってくるのを待っているときにふと隣を見ると、彼が「そこまでしなくても」という顔をしていた。

「いや、これで私たちが契約したら400万の売り上げになるんだよ。そんなに無茶を言っているわけじゃないよ。マージンが入らないだけだよ」

私は自分の正当性を主張した。これ以上痛い目に遭うわけにはいかないのである。

理想の結婚式を挙げるためには、かわいいだけの花嫁じゃいられない。天使のように笑うのは本番だけでいい……とまでは言わないが。

(第11話につづく)

100軒以上通ってわかった「エステサロンの選び方」【NEO花嫁の結婚式奮闘記#11】

この記事のライター

三度の飯より執筆が好きなライター兼心理カウンセラー。大学にて心理学を専攻後、求人・化粧品・社史の制作を経てフリーランスに。美容・心理・恋愛を中心に幅広く執筆中。婚活パーティーで200人以上インタビューした経験を持つ。エステホ...

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