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最後の切り札!?結婚式プロデュース会社に相談した理由【NEO花嫁の結婚式奮闘記#6】

思い切って結婚式プロデュース会社に相談したのは、ウエディングプランナーに相談しても、なかなか「これだ!」と思えなかったから。夢のような結婚式を実現するため、複数のウエディングプランナーに面会したものの、ピンとこなかったから。理想とする結婚式の叶え方を模索する連載「NEO花嫁の結婚式奮闘記」#6をお届けします。

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■ベテランならではの貫禄と余裕

「私はガーデンウエディングを挙げたいんですが、ガーデンウエディングで懸念されることってどんなことがありますか?」

と質問を投げかけた後、さらに「海外でのご経験や、今までの挙式での事例から考えられる独自の意見をうかがえると参考になります」と質問の意図を補足した。

ちょっと嫌な客かもしれないが、目線を合わせるために、こちらの意図を正確に伝えたほうがいいと思ったからだ。

彼女はなるほど、と頷き
「ガーデンウエディングの懸念点といえば、雨ですよね。当日に雨が降ったら……という対策はどこも行いますが、意外と忘れがちなのが1~2日前の雨。水はけが悪い芝生だと、数日前の雨で湿っていることもあって、うっかり対策しないとドレスが汚れてしまうこともあります。こういった部分まで気が回るのはベテランならではかもしれませんね」
と言ってにっこり笑った。

自信がある人だ。貫録さえ漂う。この余裕は経験が豊富な人だからこそ出せるものだろう。

ウエディングプランナーさんは会場の下見やドレスの試着など、すべての打ち合わせに同席してくれるらしい。ペーパーアイテムなどの手作り品も相談可能とのこと。打ち合わせの代理参加を依頼することもできる。式場との価格交渉までしてくれる点はかなりうれしい(どこまで依頼できるかは人によるが、大方のプランナーさんは対応してくれるそうだ)。

小一時間話して、「申し訳ないですが、もうひとりプランナーさんを検討しているので、その方ともお話しして決めます」と伝えて彼女との打ち合わせは終了した。彼女は「大切なことですから、もちろんじっくり考えていただいて大丈夫です」と快く受け入れてくれた。

■どうしてもピンとこない……さて、どうする?

なにひとつ問題ない。問題ないのだが……決め手に欠ける。ピンとこないのだ。

思えば今まで何かの選択を迫られたとき、直感で選んできた。「これが最高!」と掴み取ることもあれば「よくわからないけどしっくりくる」と吸い寄せられることもあった。いずれにしても、何か感じるものがあった。

しかし、今回はあまり手応えを感じなかった。硬い氷砂糖を食べたいのに、フワフワした綿あめを食べているような感じ。砂糖だし甘いんだけど、これじゃない。

次に会ったウエディングプランナーさんは最初の方より若く、少し初々しい女性だった。一生懸命で、感じが良く、しっかり話を聞いてくれた。それでも、やはり、しっくりこなかった。

「ウエディングプランナーさんに依頼して、最高の結婚式を叶えよう!」と意気込んでいた私は、完全に肩透かしを食らった気持ちになった。

私にとって「最高の結婚式」とは「夢のような結婚式」であり、非現実的で想像もできないくらい素敵なものだ。大変失礼ながら、いただいた提案が想像の範疇を超えなかったのである。憧れの気持ちを抱きたかったのだが、憧れまで到達しなかった。

このどうしようもなさは、恋したいのに好きな人ができない状況と似ている。私の膨らみ切ったやる気だけが、行き場をなくして頭上にぷかぷかと浮いていた。

■一大決心し、結婚式プロデュース会社に相談

実は、フリーのウエディングプランナーさん以外に、もうひとつ検討していたものがある。結婚式のプロデュース会社だ。

結婚式の会場や衣装の選定はもちろん、コンセプトづくりから演出までトータルプロデュースしてくれる。個人ではなく会社でサービス提供するため、かなり大掛かりな演出も可能だ。ただし、金額は大きく跳ね上がる。

幸いフリーランスなので「お金が足りないなら稼げばいいじゃない」という精神を持っており、結婚式については「お金に(なるべく)糸目はつけない」と覚悟を決めていた。浪費家思想が垣間見える考え方である。

「行き詰ってるし、思い切って話を聞きに行くか」と腹を括り、さっそく相談予約をした。人気の会社なので予約が取りにくかったが、平日の夜になんとか予約を入れることができた。

腹を括って決めたものの、これが大波乱の幕開けになるとは夢にも思っていなかった。

(第7話につづく)

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萩原 かおり

三度の飯より執筆が好きなライター兼心理カウンセラー。大学にて心理学を専攻後、求人・化粧品・社史の制作を経てフリーランスに。美容・心理・恋愛を中心に幅広く執筆中。婚活パーティーで200人以上インタビューした経験を持つ。エステホ...

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