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大人の恋に駆け引きは不要。結局は「素直さ」がものを言う

女性は愛するよりも愛されるほうが幸せ。相手に関心がないフリをしたほうが、追われる恋愛ができる。そんな話がまことしやかに語られますが、それってほんとに本当? ツイッターで恋愛にまつわる切れ味鋭いつぶやきが人気のE子さんが、大人の恋に必要な「素直さ」を語ります。

大人の恋に駆け引きは不要。結局は「素直さ」がものを言う

恋愛において、見え透いた「駆け引き」ほど、あさましいものはありません。そんなことは皆さん重々承知でしょう。

しかし、ほんとうに「駆け引き」していませんか? 自分の感情をシンプルに伝えられていますか?

■相手に興味のないフリをしたほうが追いかけられる?

婚活において、「自分から積極的なアプローチはしない」という女性は多いようです。なぜなら、女性は「愛するよりも愛されるほうが幸せ」だから。相手に関心がないフリをしたほうが「追われる恋愛ができる」から。

そんなバカみたいな理由で、ひたすら「待ち」の姿勢を貫く皆さんに聞きたいのですが。どうですか? 「ステキな殿方に追われてしゃーないわ」って感じですか? それなら別にいいのですよ。

しかし実際は、「どうでもいい人には追われるけれど、ステキだなと思った人とは進展しない」という方が多いのではないでしょうか?

では、ステキだと思った相手に、あなたはどんなアクションを取りましたか?

■婚活市場は相手もよりどりみどり

忘れないでください。あなたが婚活市場で多くの男性を見比べることができるのと同じように、あるいはそれ以上に、男性も多くの女性を見ています。彼らは、よりどりみどりなのです。

仮に、あなたのことを「ちょっといいかも」と好意的にとらえていたとしても、日々の忙しさや他の女性たちに埋もれて、そのうち存在を忘れてしまう……。そういうこともあるでしょう。正直、たかが1〜2回会っただけの女性を、彼らが「夢中になって追いかける」なんてこと、そうそう起こりえないでしょう。

あなたはクレオパトラですか? 何様のおつもりですか?

「また会いたい」と思ったのなら、何が何でももう一度会うべく、積極的に動くべきです

なにも、「あなたみたいなステキな人、もう二度と出会える気がしないんです。婚活してる男性って、イマイチな人が多いし……。だからどうしてもまた会いたいです、むしろもう結婚して欲しいくらいです。あなたレベルの方ならぜひ結婚したいです、どうですか? わたしどうですか?」と、思ったまま伝えなさいという意味ではありません。

「会いたい」という意思だけシンプルに伝え、あとは相手の趣味に合わせたデートを提案するなどして、相手が「また会ってもいいかな」と思うように、工夫するだけでいいと思います。

■「思ったままを口に出す」=「素直」ではない

「素直に感情を伝える」というと、思ったことをそのまま口に出すことだと勘違いする人が多いです。たとえば、恋人があなたに黙って他の異性と会っていたとしましょう。そのことについて、「どうして私に黙って他の女性と会うの? やましいことがあるから隠すんでしょう? 付き合っているのに、ひどい」と伝えること。

これは素直と言えるでしょうか? 私は違うと思います。相手にシンプルに自分の想いを伝えるときには、自分の中で一度、感情を精査する必要があります

隠しごとをされて嫌なのは、恋人のことをすべて知りたいと欲張りになってしまっているから。つまりそれだけ、恋人のことを好きだから

ひどいことをされたと感じるのは、自分が恋人に対して誓える貞操と、恋人の自分に対するそれに誤差があると思ったから。つまり、もっと愛されたいと思っているから

このように恋人に対して抱く「怒り」の理由は、多くの場合「好きだから」です。

怒っていると、「そんなことない、大嫌い!」と思うかもしれませんが、「嫌い」と感じるのは、好きだからでしょう。そういう自分の真意をきちんと把握してから、相手に何を伝えるか考えたいものですよね。

このケースなら、「他の女性と会っていると聞いたら不安になってしまうくらい、私はあなたのことが好きみたい」と伝えてみる。もしくは一度は感情的に怒ってしまっても、「さっきは怒ってごめんなさい、嫉妬しちゃった」といった伝え方をするのが望ましいのではないでしょうか。

■傷つかずして得られるものなんて、大したものじゃない

とはいえ、直球で感情を伝えるのは怖いものです。とくに、ステキだなと思った男性にアプローチする場合、もしも相手に断られたら傷つくでしょう。

「機会があれば、また誘ってくださいね」くらい消極的にしていれば負うことのなかったはずの傷を、「ぜひまた会いたいです。先日話してらっしゃった◯◯、一緒に行きませんか?」と積極性を出したばかりに、負ってしまうのです。

でも、傷つくことを恐れないでください。傷つかずして得られるものなんて、大したものではありません。積極的に傷ついていきましょう。

最善を尽くした結果、だめだったのなら、諦めるより他ありません。もっとも恥ずかしいのは、全力を出さないこと。大事な試合でベストを尽くさないことではないでしょうか。

画像/Shutterstock

※ この記事は2019年7月1日に公開されたものです。


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E子

婚活・恋活を趣味とし活動を続ける30代独身こじらせ女。いよいよおかしくなりつつある恋愛観が、ツイッターで無駄に女性たちに共感されている。好きな食べ物はダントツで納豆。

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