女性が「怖い」と思う男性の愛情表現実例。こんな「愛し方」はやめてほしい
愛情表現の形は人それぞれ。でも、それが行きすぎると、相手に恐怖感やプレッシャーを与えることも。ここではE子さんが、過去に「怖い」と感じた、男性からの愛情表現をご紹介します。嫉妬や束縛は微量ならふたりの仲を親密にするかもしれませんが、あまりにもその量が多いと……。
「低収入だけど愛のある男」か「高収入だけど愛のない男」、どちらを選ぶか。こういった話題がツイッターで浮上していたときに、母親に話を振ったところ。母は静かにこう言いました。「よほどの低収入を除けば、愛してくれる人を選ぶのが一番幸せよ」と。
美しい教えですよね。母が娘に語るのならば、こういった説が一番いいでしょう。ありがとう、お母さん。しかし私は、こう言い返しました。「愛しているからといって、その人が私を幸せにできるとは限らないわ」
■嫉妬や束縛は一種の愛情表現?
筆者はE子、ツイッター独女界隈で女性から支持されたり男性から酷評されたりしているアカウントです。よろしければツイッターもご覧くださいね。
私は昔から、男性に嫉妬されたり束縛されたりすることが大嫌いでした。行動を制限されたり、何かにつけて見張られたりすると、一気にイヤになってしまいます。
しかし、それらの行動は愛ゆえとも考えられますよね。
大切な宝物を外に持ち歩けない、他人に触らせたくない、という感覚でしょうか。宝箱の中にしまいこんで、壊れないように汚れないように管理したいという感覚。
愛しているからといって、その人が私を幸せにするとは限らない。嫉妬も束縛も、愛情が深すぎるゆえかもしれません。愛しているから、心配して怒ったりしてしまうのかもしれません。
そんな風に愛されるくらいなら、さほど私を愛さずに野放しにしてくれる男性と一緒にいるほうが、幸せに過ごせるのではないでしょうか。
■LINEの返信時間を異様に気にする男
以前、私が知り合って何回かデートし、結局付き合うにいたらなかった男性がいました。
通称、家電男。美容家電の営業マンをしている、純朴そうなのにそれを必死に隠しているようなかわいらしさのある男性(当時26歳)でした。
彼は非常に連絡がマメで、何をそんなに話すことがあるのかと思うくらい、毎日連絡をくれました。朝昼晩、その日あったこと、その日食べたもの、その日の気候、いろんなことをたくさんの絵文字で装飾して連絡してくれました。
私も当時まだ若かったので、一生懸命返事を送りつけるなどしていたものです。
しかし、もともとそういう定期的な連絡が苦手な私は、だんだん即レスできなくなり、少し返事が遅れてしまいました。
するとこの家電男、心配してこのような連絡をくれる始末。
「E子ちゃん、昨日の夜は何をしていたの? いつも水曜日は18時から20時の間にはLINEをくれるのに、昨日は21時頃だったね。誰かと会っていたのかな? それともテレビでも見ていたのかな。テレビはいつも見ないって言っていたから、そんなはずはないと思うんだけどね」
怖すぎませんか?
ホラーですか?
とくに誰かと会っていたわけでもなく、テレビを見ていたわけでもなく、ただなんとなく連絡が遅れてしまっただけです。放っておいてください。テレビも好きに見させてください。勘弁してください、息が詰まるから。
■愛してくれる男を選ぶときに注意したいこと
上記の家電男、今振り返るとどう考えても怖いだけですが、それでも当時、無責任な知り合いに話をすると
「いいじゃない、その人! 本当にE子ちゃんのことが好きで好きで仕方がないのよ!」
なんて意見も頂戴しました。
確かに彼は四六時中、私のことを考えていたかもしれません。そのくらい、私のことを好きだったのかもしれません。
女性は愛されると幸せになれる、とよく言われますが、そうでしょうか。愛情表現の方法にもいろいろあります。表に出さなくても、深い愛情を持っている人だっているものです。
嫉妬や束縛という目に見えやすい項目だけで、愛情の量をはかってはいけないでしょう。もちろん、「やきもちを妬いてほしい!」という女性はそれでいいのでしょうが、そういう感覚は人それぞれです。
愛してくれる人を選ぶべきなのはもちろんです。それと同時に、自分が快適に過ごせる相手であることも当然忘れないようにしなければなりませんね。
画像/Shutterstock
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