「ヤリモクに遊ばれてばかり」というあなたに伝えたいこと
合コンやマッチングアプリで出会った人と、いつも一夜の関係で終わってしまう……。どうすれば、そんな悩みから脱却できるのでしょうか。自身も“ヤリモク収集家”だった時期があるというE子さんが、ヤリモクに遊ばれないための心構えを伝授します。
こんにちは、E子です。
ツイッターにてアラサー独女アカウントを運営。日々、女性から共感されたり、ときに批判されたりしております。
先日、ツイッターでこんなDMをいただきました。
『ヤリモクに遊ばれて、辛くて泣いています。なにかアドバイスをください』
いいでしょうか。
わたくしからのアドバイスは一言、「ヤるな」です。
■そもそも「ヤリモク」とは?
アプリや合コンなどから始まる恋愛には一定のリスクがあります。
男性が、いわゆる「ヤリモク」であるケースもそのひとつでしょう。
「ヤリモク」とは、男性の目的が「ヤる」ことである、つまり肉体的関係を持つことが目的ということです。
女性側は結婚を視野に入れて真剣な相手選びをしていたとしても、男性側は一夜限りの相手を探しているだけ……ということもあるようです。
■ヤリモク収集家だった頃の私
私も過去、出会えども出会えども「ヤリモク」という時期がありました。
真面目に恋愛をしたいのに、会った初日にホテルに誘われる。合コンで知り合って、2回目のデートで男の家に誘われる。
彼らは言葉巧みに密室に連れ込もうとしてきます。
連れ込むがために「付き合ってほしい」と言ったり、「体の相性は大切だと思うから、付き合う前に確かめたい」とか「疲れたから休憩したい、絶対に何もしないから、とにかく休憩したい」など。
刹那的な快楽を求めて出会い市場に出没する男性は数多く、こういったことも仕方がないといえます。
しかし、あまりに連続してこのような誘いばかり受けるので、毎度断りながら、絶望的な気持ちになっていたものです。
私には人間的魅力がないのか。性的な対象としてしか価値がないのか、と。
■相手かヤリモクかどうかを決めるのは自分自身
今になって思えば、ヤリモクに狙われやすい女性には特徴があると思います。
過去の恋愛の失敗体験から、
「どうせ自分は愛されない、大切にされない」
と思っていると、ヤリモクが寄ってきやすくなります。
どんなに隠そうとしていても、彼らは女性の「自信のなさ」「弱さ」を見抜いてしまうのです。
ただ、狙われやすい女性の特徴はあるにしても、それだけではありません。
相手がヤリモクかどうかは気の持ちようです。
ヤリモクはたしかに一定数存在しますが、それを「こいつ、きっとヤリモクだ……」と判定していたのは私自身です。
目の前の男性からの誘いを、私の弱さゆえに「ヤリモク」と判断していたのです。
そもそも、男性に「遊ばれる」という表現は、とても受け身です。
自分主体で物事を考えていない「弱さ」がその表現に滲み出ています。ここを解決しなければ、状況は好転しないのではないでしょうか。
■「遊ばれる」のではなく「遊ぶかどうか」
自分自身を強く持てば、「遊ばれる」という受け身な表現は生まれません。
ただ、目の前の男性の誘いを断るか、断らないか。
一晩ともに過ごしたからといって、なんなのでしょうか?
その後、相手と連絡がとれなくなったから「遊ばれた」と泣くのは、あまりに相手の心に寄りかかりすぎではありませんか?
結婚しないかぎり、すべての恋愛は、たかが口約束にすぎない人間関係です。
「いつどのように消滅してもおかしくない」という意識を持ちましょう。
「相手がどう思っているか、どういう目的か」で判断するのではなく、自分の心に向き合ってみてください。
自分自身が、目の前の男性とどうしたいか。
自分が後悔しないために、どうするのか。
■自分が強くあれば、ヤリモクを受け入れてもOK
自分で判断し、自分で行動して後悔をしないのであれば、ヤリモクの誘いにのることは決して悪いことではありません。
女性も「遊んでやる」くらいの心構えでいられるのなら、一方的に被害者になってしまうことはありません。
相手本位にならない「強さ」があれば、男性からの誘いに「ヤリモクかどうか」を判断する必要がなくなります。気分的にも楽になるでしょう。
■自分の心に問いかけて、後悔のない選択を自分自身で
自分の心の強さに自信がなく、その誘いにのることで後悔をするかもしれないのなら、きっぱりとお断りするべきです。
あとになって「遊ばれた」と泣いて他責するような考え方だから、ヤリモクのターゲットにされてしまうのかもしれません。
自分が傷つかないように守ってあげられるのは自分だけです。
自分の行動の責任は、自分でとれるようになりたいですね。
画像/Shutterstock
E子さんの連載バックナンバー
・「弱っているときに恋を始めてはいけない、と実感した強烈な経験を書きたいと思う」
・「恋愛で選ばれなかったとき『私の何がダメでしたか?』と聞いてはいけない」
・「女性が『怖い』と思う男性の愛情表現実例。こんな『愛し方』はやめてほしい」
・「『好きなタイプは?』にどう答えるか問題を考える」
・「『ヤリモクに遊ばれてばかり』というあなたに伝えたいこと」
・「大人の恋に駆け引きは不要。結局は『素直さ』がものを言う」
・「『赤の他人の浮気を許せない』と思ったときに考えたいこと」
・「テクニックは愛情に勝るのか? アラサー独女の『床上手』論」