恋愛で選ばれなかったとき「私の何がダメでしたか?」と聞いてはいけない
「僕の何がダメでしたか?」「私の何が良くなかったですか?」恋愛・婚活シーンにおいて、こういった問いに答えるのはけっこう難易度が高いです。タイミングが悪かったり、相手の好きなタイプが異常だったり、いろいろなケースがあるので、恋愛・婚活において上手くいかなかったことを省みる必要はあまりないのでは、と考えます。
婚活・恋活をしていると、相手から選ばれないこともあるでしょう。もちろん、自分が相手を選ばないこともありますよね。
お付き合いをする・しないの話になる前に、連絡が途絶えてしまうことが一度や二度ならず、あるでしょう。
まぁ、私はそういった経験があまりないのですが……。
こんにちは。E子と申します。ツイッターで高飛車系婚活アカウントを運営しております。
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■なぜあの男は私を選ばなかったのか
婚活や恋活においては、「連絡がつかなくなったら断られたということ」というのが暗黙の了解。だから、あえてお断りの連絡をしないという人も多いようです。
私は「断られるならはっきり断られるほうがいい」と考えているので、できるだけお断りの連絡はするようにしています。
内容は1パターンで、「他の方とお付き合いすることに決めたので、もう会うことができません」というようなもの。ちなみに、彼氏ができていなくても、「タイプじゃない」と思った場合にも、このような文面を送りつけます。
これに対し、フィードバックを求められることも。自分を高めるために、失敗から学び、次に生かしたいという考えなのでしょう。素晴らしいことです。
「僕の何がダメでしたか?」
これほど難しい問いがあるでしょうか。
■好感度の高い「いい子」。でも、全員が気に入るわけじゃない
私がアプリで出会ったその男性は、とても「いい子」感の強い青年でした。
年齢29歳、研究開発職、見た目普通、服はUNIQLO、常に笑顔で癒し系。休みの日は仲のいい後輩(男)と遊んでいる、毎年夏休みにはその後輩と旅行へ。しかし、後輩が結婚してしまうので寂しくなってしまうんだとか。
彼の口から出てくるエピソード、彼が見せてくれる写真はどれもとても微笑ましく、可愛らしい少年のようでした。
ニコニコとよく喋る彼に合わせ、私も愛想よく楽しげに喋っていたところ、その場はとても盛り上がりました。はたから見れば、ナイスカップル誕生かと思われたことでしょう。
確かに私も楽しい時間を過ごし、彼を「いい子だな」と思いました。でも、「いい子だな」「楽しいな」と「付き合いたいな」は圧倒的に違うのです。
■「自分のダメなところを教えて!」って言われても……
「いい子だけどタイプではないな」と思ってから、しばらく経ちました。そうこうしているうちに私には彼氏ができたので、その旨を伝えてお断りしました。
すると、こんなことを言うのです。
「お付き合いすることに決めた方は、どんな方なのですか? どこが良かったのですか? 僕にダメなところがあったのなら、言いにくいかもしれませんが、教えてください!」と。
「バカヤロウ! 言いにくいわ!」と思いながらも、彼がいい子だったので、真摯に答えたいと思い、考えを巡らせました。
■深い理由なんてない。単純に好みの問題だから
どれだけ考えても、彼を救う言葉は思い浮かびません。
どう考えても、私が選んだ男よりも、彼のほうが「いい子」であり、真面目そうであり、性格が良さそうであり、連絡もあたたかく丁寧でした。
単純に、「タイプじゃない」としか言いようがないのです。
また、どんな男を選んだのかと聞かれても、「選んだ理由をお前に伝えてどうなる」と思ったこともあり、
「私が付き合うことにした人は、◯◯に住んでいる、◯◯歳の人ですよ」という、かなりどうでもいい情報のみ提供しておきました。なんの参考にもならなかったことでしょう。
■過去を振り返るより、前に進むべき
フィードバックを求めたい気持ちはわかります。しかし、それはきっと相手を困らせてしまうことでしょう。
タイミングが悪かったり、相手の好きなタイプが異常だったり、いろいろなケースがあるものです。うまくいかないのは落ち度があったからとは限りません。うまくいかなかったものを省みる必要は、恋愛においてはあまりないのではないでしょうか。
男女逆においても同じかなと思います。あまり気を落とさずに、前を向いて進んでいきたいですね。
画像/Shutterstock
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