「乳液でクレンジング」のすすめ。肌にやさしくコスパもいい 2/2
乳液でメイクを落とそうとしたところ、全然落ちませんでした。
つまり、乳液や優しい洗顔で落ちないくらい、化粧を濃くしていたということ。
まずここに気づくことが大事です。
濃いメイクは当然ながら、肌に大きな負担をかけます。
私はそれから厚化粧をやめるようにしました。
リキッドファンデにパウダーファンデを乗っけていたのをフェイスパウダーだけにし、アイラインやアイシャドウも薄くしたのです。
もうひとつ大事なのは、乳液クレンジングでしっかり時間をかけて優しく落とすこと。
ガシガシこすって落とすとシワやたるみの原因になり、摩擦で乾燥しやすくもなります。
私は濃いメイクを落とすため、クレンジング剤でゴシゴシ落としてたこと――ここに原因があることがわかりました。
薄い化粧にして、乳液で優しく時間をかけて落とすことにより、びっくりするほど乾燥しなくなりました。
著名な美容家さんも、「メイクには時間をかけるのに、クレンジングに時間をかけないのはダメ。洗顔、クレンジングこそ、美肌を作るのだから、メイクにかけた時間と同じくらいかけるべき」とおっしゃっていました。
これがまさしく私の肌に合っていたのです。
エルメス式乳液クレンジング
1.手持ちの乳液(プチプラでOK)を肌にたっぷり乗せて、優しくくるくるとマッサージ。メイク剤を浮かす(5分くらい)。
2.落ちにくいアイメイクなどはコットンに乳液をたっぷり浸して、パックするように置き、ゆっくり滑らすように落とす。
3.手持ちの洗顔料で洗う。
これだけです。私は無印良品の大容量の乳液を使って落としています。
入浴時にメイクを落とすため、乳液でクルクルマッサージ、お湯でさっと流して、湯船に入る。
滝汗が出たら、出てシャンプー、全身を洗った最後に洗顔をします。
メイクが濃い日(パーティーや取材、撮影時で)は、以前ご紹介した蜂乳クリーム石鹸を使います。こちらは洗顔料ですがまったく乾燥しないのでオススメです。乳液クレンジングと同じ要領で液体のまま、くるくるとマッサージして落とし、そのあと泡立てて洗顔します。
■乳液でクレンジングするときの注意点
まず、脂性肌の人には向きません。ニキビやニキビの元(コメド)の原因になるため、一度試して肌が荒れるようだと向いていないかも。
舞台用の化粧など濃すぎるメイクも落ちきれないと思います。あくまでもナチュラルメイクさん向き。
ゆっくり丁寧にクレンジングすることが必須なので、手早くしても落ちません。
日焼け止めなどクレンジング剤が必要な強力なものを使用している場合も向かないでしょう。
私は「洗顔料で落とせる日焼け止め」を使用しているので、乳液クレンジングしたい方は、洗顔料で落とせるタイプの日焼け止めを使ってみてください。
■メイク落としもある程度時間をかけて
つい手早くやりがちなクレンジングですが、クレンジング剤だけではなく、雑なクレンジング法は美肌を産みません。
肌は本来デリケートなもの。ましては敏感肌の方は特にそうです。
皮膚科に行った際、乾燥や肌荒れで相談したところ、
「あなたの場合は、ただでさえ乾燥肌で敏感肌なのに油分を落としすぎ。洗顔、クレンジングを改めなさい」と言われました。
それを受けて、メイク用品を見直せということかなと思い、ちょこちょこ洗顔料やクレンジング剤のメーカーを変えていたんですね。でも本当の原因は、「クレンジングの仕方」にあったのです。
乳液だとコスパが良く、肌にもやさしい。
あくまで私が試してよかったと思った方法なので、万人に合うかはわかりません。ただ、乾燥肌・敏感肌でクレンジングが合わないかもと感じている方は、一度自分の肌で乳液クレンジングを試して、合うかどうか検証してみてください。
2018年6月28日公開
2019年5月16日更新
※記事内容はライターの主観につき、効果効能を保障するものではありません。
ホラー映画、おしゃれとハイブランド、漫画とコスメリップをこよなく愛するハーフの30代。長年ファッション誌で勤務。現在は起業家。