1. DRESS [ドレス]トップ
  2. ライフスタイル
  3. サッカー見ながら、経済もウォッチ!

サッカー見ながら、経済もウォッチ!

いよいよ、FIFAワールドカップ2014、ブラジル大会がスタートしました! 私の知人にもブラジルまで応援に行った人がいますが、国内でもブルーのユニフォームに身を包み、熱く応援する姿があちこちで見られるのでしょうね。 そこで今回は、ワールドカップと経済の関係を見ていきましょう。

サッカー見ながら、経済もウォッチ!

いよいよ、FIFAワールドカップ2014、ブラジル大会がスタートしました!
私の知人にもブラジルまで応援に行った人がいますが、国内でもブルーのユニフォームに身を包み、熱く応援する姿があちこちで見られるのでしょうね。
そこで今回は、ワールドカップと経済の関係を見ていきましょう。

ご存知のように、ワールドカップのような世界的ビッグイベントは、開催国に大きな経済効果をもたらします。特にブラジルや前回の南アフリカのような新興国にとっては、スタジアムの新設・修繕や、周辺の交通網などを中心にインフラ整備が進むほか、試合観戦や情報収集のため、テレビやパソコン、携帯電話などの需要も高まり、大きな経済効果が見込まれます。
ブラジルのスポーツ省によれば、ワールドカップと2016年のリオデジャネイロ・オリンピックを合わせた経済効果は、直接投資で475億レアル(1レアル=45円で約2.1兆円)、波及効果も含めると1832億レアル(約8.2兆円)にものぼるとか。チケットを購入している36万5000人の外国人旅行者たちは平均4試合観戦し、1人当たり5500レアル(約25万円)もの額を支出するという試算もあります。

経済効果の試算は見積もる人の前提によって何十倍もの開きが出ることもあるから、実際にはなんとも言えませんが、興味深いのはアメリカのゴールドマン・サックスの過去の株価分析。1974年から2010年の大会まで、開催国の平均株価は、決勝戦後の1カ月で2.7ポイントほど平均的な世界株指数を上回ったとか。
さらに、試合の勝敗と株価にもプラスの相関関係があって、優勝国の株価は世界の平均を上回って上昇する傾向にあるらしいです。勝ち進むに従って国民の気分が高揚し、消費が活発になったり、投資に前向きになったりするのかも。

ところで、気になるのは、来たる東京オリンピックの影響です。
東京都の試算によれば、オリンピック開催に伴う2013年から2020年までの国内経済への波及効果は約3兆円。15万人強の雇用を生み出すと見られています。
ただし、オリンピックがあるから、株が上がり続けるか……というとそれは疑問。過去の夏期オリンピックで開催決定から開催までの7年間の株価を検証したところ、アトランタやシドニーは7年間緩々と上昇を続けたものの、それ以降のアテネ・北京・ロンドン・ブラジルでは、特に右肩上がりというわけではありませんでした。
世界的なイベントは株価を押し上げる要因の一つではあるけれど、もともとの経済の強さやその他の要因に影響されるので、オリンピックというイベントだけで投資をするのは危険かもしれません。

和泉 昭子

生活経済ジャーナリスト、ファイナンシャ ル・ プ ラ ン ナ ー 。大学卒業後、出版社・放送局を経て、フリーのキャスターに転身。現在は、メディア出演や講演活動、個人相談などを通じて、マネー、キャリア、コミュニケーションに関す...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article