普段食べ慣れている日本料理。食べ慣れはしていますが「きれいに食べる」という視点で考えると、意外と知らないことが多いかも。今回は『イラストでよくわかる きれいな食べ方』のご協力のもと、正しいきれいな寿司の食べ方をご紹介します。大事な席で恥ずかしい思いをしないために、きれいな食べ方を学びます。
天ぷらのきれいな食べ方【大人のマナー特集】
日本の代表料理でもある「天ぷら」。1年を通して食べる機会が多い料理のひとつ。でも、「きれいに食べる」という視点で考えると、意外と知らないポイントが多いかも。今回は『イラストでよくわかる きれいな食べ方』のご協力のもと、天ぷらのきれいな食べ方をご紹介します。
専門店や料亭、旅館で出される天ぷらは、きっちりと盛り付けられていてちょっと高級そうに見えます。やはり、天ぷらの食べ方にも礼儀作法があるのでしょうか?
天ぷら専門店ときくと、敷居が高くて緊張する方もいるかもしれません。
・天ぷらにも、お寿司みたいに粋な食べ順などはあるのか?
・塩や天つゆはお好みでいいのか?
などの疑問に答えていきます。
■天ぷらの食べ方のポイント
エビ、穴子、キス、野菜類まで素材のバリーエション豊富な天ぷら。
冷めると味が落ちるので、揚げたてをすぐ食べるように心がけましょう。
職人さんは皿が空いたら次の素材を揚げてくれます。注文の品を一旦ストップしたいときはその旨を伝えます。
■天ぷらの5つの基礎知識
食べ方に注意
口をつけてから、お皿に戻すのは行儀が良くないとされています。
一口で食べられない時は、お箸で割って食べましょう。これは天ぷらに限らず日本料理全般におけるマナーなのです。
素材によって味の濃淡がある
天ぷらの中でも、エビ、イカ、ハゼ、キスなどは味が淡いメニュー。
一方、穴子、かきあげ、ホタテなどは味が濃いです。前提知識として持っておいて、注文する際の参考にしましょう。
盛り付けにも意味がある
天ぷらの盛り付け方にも意味があります。
味の淡い素材を手前に、味の濃い素材を後ろに置くことが多いです。その理由は、淡白な素材から食べるとおいしく味わえるからです。
好みにもよりますが、味の濃い素材は天つゆ、淡い素材は塩と相性がいいです。どちらか一方だけだと、だんだん飽きてしまうので、バランス良く好みで使い分けましょう。
大根おろしを活用する
大根おろしは、天ぷらのおいしさをぐっと引き上げてくれる重要な食品。
天つゆを少し垂らした大根おろしを、熱々の天ぷらに乗せる食べ方はおすすめです。
シメに刺身を食べる
油は「酸」と相性がいいです。
天ぷらを食べた後、ポン酢をつけたイワシや味のたたきなどを食べると、食後も爽快になりますよ。
■天ぷらのきれいな食べ方を知る
また、天ぷらのお供としてお酒を頼む人も多いはず。日本料理店や天ぷら専門店には酸度の強い日本酒やワインが置いてあるので、試してみてくださいね。
天ぷらのきれいな食べ方を知って、美味しく天ぷらをいただきましょう。
「イラストでよくわかる きれいな食べ方」
著者:ミニマル+BLOCK BUSTER
発行:彩図社
単行本:128ページ
発売日:2012/7/26
価格:680円+税
[公式サイト] http://www.saiz.co.jp/saizhtml/bookhtml/4-88392-877-4.html
著者 ミニマルさんプロフィール
「食」「カルチャー」から「マナー」「教育」まで、さまざまなテーマのコンテンツ制作を行っている編集プロダクション。
著者 BLOCKBUSTERさんプロフィール
デザイナー、イラストレーター、ライター、フォトグラファーなどで構成されたクリエイターチーム。書籍や雑誌記事、ウェブコンテンツの制作をてがけている。後藤亮平がイラスト、下元陽が執筆を担当。
※情報は刊行時の内容です。
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。