“お風呂で膣トレ”がおすすめな理由
膣トレをおすすめする理由はいくつかあります。膣トレと聞いてセックスを連想する人も多いのでは? でも、それだけではないんです。実は膣トレは、いつでもどこでもできる、女性の美と健康を保つトレーニングでもあります。今日から実践してみませんか?
「感じるカラダになる」と話題になっている膣トレ。セックスレスが解消された、オーガズムを得られるようになったなど、セクシャルな効果が取り上げられることが多いですが、膣トレはセクシャルな意味合いだけでなく、女性にとってプラスになる効果がたくさんあります。今回は膣トレについてお話しします。
■膣トレがおすすめな理由は、美と健康キープにつながるから
膣トレとは、骨盤の底にある骨盤底筋を鍛えるトレーニングのこと。骨盤底筋は膣を締める働きのほかに、子宮などの内臓を支える役割も持っています。
身体の筋肉が年齢を重ねるごとに衰えていくように、骨盤底筋もトレーニングをしなければその力は弱まっていくため、尿漏れや頻尿などの原因にもなります。
また、筋肉の衰えによって支えられなくなった子宮が膣から出てきてしまう「子宮脱」という症状になることもあります。
子宮脱になってしまうと、医療機関での治療が必要になるので、そうなる前からの対策が必要です。また、膣トレを行うことで姿勢を保ちやすくなったり、下腹部が引き締まったりするなど、ボディラインにもいい影響を与えてくれます。
さらに、筋肉を鍛えることで血行もよくなるので、生理痛などの悩みも解消してくれます。このように膣トレはセクシャルな意味だけでなく、女性の美と健康をキープするためにもとても大切なものです。
膣トレは大人の女性におすすめのトレーニングだといえます。
■膣トレはバスタイムにするのもおすすめ
膣トレの魅力は、電車の中でも仕事中でも手軽に行えるということ。たとえば軽い尿漏れといった症状に悩んでいる方なら、1日3分程度・2〜3週間続けることで、効果を感じられると言われています。方法はとても簡単です。
1.全身をリラックスした状態で脚を肩幅に開く
2.息をゆっくり吸いながら5秒ほどかけて膣を上に引き上げるイメージで肛門を引き締める
3.そのまま息を止めて膣を締めながら5秒キープ
4.ゆっくりと息を吐きながら5秒ほど全身の力を抜く
これを5回繰り返します。
膣トレはお風呂の中で行うのもおすすめです。身体が温まっているので骨盤や女性器の血流がアップして、さらに効果的です。
■グッズやクリニックでの膣トレも試してみよう
最近は、膣に挿入する膣トレ用のグッズも販売されていますが、使い方を間違っている人も少なくありません。まずは指を膣に入れてみて締まっているかどうかを確かめつつ、力を入れる場所を覚えていくとよいでしょう。
グッズを使うときは、清潔な状態で行うこと。デリケートな部分なので、グッズもデリケートゾーンも洗った後に使用してください。
また、自分ではなかなか続かないという人におすすめなのは、クリニックで行う膣トレ。ペルビックトレーナーというもので、骨盤周辺の筋肉を磁気で刺激し、鍛えてくれます。
洋服を着たまま椅子に座っているだけででき、痛みもありません。骨盤底筋が鍛えられるのに加えて、お尻の筋肉も鍛えられることで、ヒップアップ効果も期待できますので、気になる方はぜひ一度試してみてください。
編集協力/大場真代
画像/Shutterstock
2016年3月15日公開
2019年4月29日更新