20代よりも楽しい30代女の恋愛、その理由は?
20代と比べ、30代の恋愛が格段に自由で楽しいものになる理由とは? 恋愛にまつわる切れ味鋭いツイートが人気のE子さんが、自身の経験を元に語ります。
ふと、「20代のころどんな恋愛をしていたっけ」と古い記憶のほこりを払い、想いを馳せてみました。
これは私個人の経験であり、全女性に適応できる話でないことはもちろんですが、こう思いました。
「20代の頃の恋愛、クソだな」と。
■どうしたって、20代の恋愛は波乱万丈になる
汚い言葉を使って申し訳ありません。
しかし、ひとことで簡潔にまとめるならば、私の20代の頃の恋愛はクソでした。
それは、
・自分がクソ
あるいは
・相手がクソ
20代の恋愛は、必ずそのどちらかに分類できるのです。
相手に精神的に依存して頻繁に泣いたり(自分がクソ)、
相手が自分に依存して頻繁に泣くのを見て、それを女子会でネタにして嘲笑したり(自分がすごいクソ)、
「飽き性なの、ごめん」と言って交際三日目に別れを告げたり(自分がクソ)、
好きになった人にセフレとして扱われ、めずらしく長期に渡る安定した異性関係を構築したり(両方クソ)。
また、はじめから女性をだます目的で恋愛市場を徘徊している男性の多くもまた、ターゲットにするのは若く純粋な20代。
既婚者であることを隠して交際したり、初対面で「結婚も考えて付き合いたい」と言って深い関係になったあと、姿をくらませたりするような男性です。
女子会で女友達からこういった報告を受けても、全員が「あ~はいはい、お疲れさま!」くらいの反応で、手慣れたものです。そのくらい、そこかしこで耳にする話ですよね。
どうしたって、20代の恋愛は波乱万丈になるものなのです。
■20代の恋愛がクソになってしまう理由
悪い男が寄ってくる、というのは自衛するよりほかないことですが、女性自身に問題があるケースもあるものです。
まずは、
「仕事に慣れておらず、精神的に不安定」
これが多いのではないでしょうか。
私自身、20代で初めて社会に出て会社勤めを始めましたが、慣れないことばかりなのと、就職先の社風が肌に合わなかったこともあり、ストレスで完全にメンタルをやられていました。
ご飯は砂のような味、夜は不安で眠れず、しかしこの会社で通用しなければ転職してもうまくいくわけがない、そもそも怖くて辞めるなんて言い出せない……。
そんな状況で、「自分の人生に変革を起こすためには寿退社以外ありえない」と信じていました。
(こうなる前に適切な治療を受けるなどの対処をしてほしいのは言うまでもないですが)ストレスから逃げるための突破口として結婚を目指し、恋愛をすると、当然相手の結婚の意思が毎日気になって仕方ありません。
この地獄の日々に終止符を打つかどうかの決め手は、そこにしかないのだから……。
そうして過度な依存状態に陥り、恋愛でもさらに精神的に不安定になりやすくなるでしょう。
■30代で恋愛が自由になる理由
30代になると、恋愛がより自由で楽しいものになります。
まずは、20代の頃の経験によって、恋愛に対して「余裕」が生まれます。
仕事もこなれてきて、オンオフ両方において余裕がある状態が作りやすいと言えるでしょう。
よく、「良い恋愛をするためには、恋愛以外の諸々もうまくいっている必要がある」と言われます。
まさにこれが体現できるのが30代。恋愛以外の仕事や人間関係が落ち着いてうまくいっていると、安定した心理状態で恋愛をすることもできるものです。
また個人的に、女性が恋愛を考えるうえで大きな影響を与えると思うのが「出産のタイムリミット」です。
もちろん、30代は「妊娠・出産」をあきらめるには早すぎるかもしれません。
しかし、交際→婚約→入籍→妊娠→出産という行程を考えて逆算するならば、最も焦りが生まれやすいタイミングは20代であると私は思っています。
私としては、未婚のまま30代に突入したことにより、
「運よくスピード婚できて、運よく不妊にも悩まず、運よく授かったら子どもは欲しい」
くらいの気持ちに変わりました。
これにより、タイムリミットのカウントダウンに追われる日々は終わり、焦らず恋愛できるようになったのです。
■それぞれの人生が充実する30代
あくまで今回お話したのは私のケースであり、人それぞれ色々な背景があるはずです。もちろん、20代でも安定した幸せな恋愛ができる人も多くいるでしょう。
それでも「30代は楽しい」という声は多く聞くものです。
独身の人も、結婚した人も、子どものいる人も、それぞれの人生が充実するのが30代なのではないでしょうか。
婚活・恋活を趣味とし活動を続ける30代独身こじらせ女。いよいよおかしくなりつつある恋愛観が、ツイッターで無駄に女性たちに共感されている。好きな食べ物はダントツで納豆。