大人女性の最強の魅力、「色気」の出し方を考える
「若さで勝負」はもう終わり。そんな大人が身につけるべき魅力が、「色気」です。恋愛にまつわる切れ味鋭いツイートが人気のE子さんが、色気の出し方について語ります。
歳を重ねた女性が、いつまでも若作りをするなどして「若さ」で勝負しようとする場面は度々目にします。
いつまでも若いころと同じような服装をしていても、周りは指摘しにくいもの。つい「若々しいですね」などと言ってしまい、本人も気づかないまま……という悲劇を目の当たりにすることもあります。
では実際、大人の女性は「若さ」を失ったら終わりなのでしょうか。そんなことはありません。大人が身につけていくべき最強の魅力、それが「色気」だと思います。
本日は色気の出し方について、わたくしE子が私見を述べたいと思います。
■「色気」は出そうとするものではなく、〇〇出るもの
同性ながら「色っぽいな……」と感じる女性がいますが、彼女たちはみな、「しゃべりすぎない」という特徴があります。
自身の男性関係や私生活を、聞かれてもふわっとヴェールで隠すような。特に男性の前で多くを語らず、彼女たちはいつもミステリアスです。
色気は「出そう」として出るものではありません。
例えば「露出」を例に考えてみても、そう。肌を出せば出すほど色っぽいかというと、そうではないとおわかりいただけるのではないでしょうか。
全裸が一番色気があるかと言えば、そうではありません。
男性の「色気」も同じだと思うのですが、やたらと服を脱いで体を見せたがる人を、女性はセクシーだと感じないはずです。
そしてこれは露出だけにとどまらず、内面も同じ。
女性の抱き方の話や、直接的な下ネタばかり言う男性は、いかがわしいという印象にしかなりません。
そういった性的な話に一切触れない、話をふられても誤魔化して逃げるくらいの人の方が、女性から見ると魅力的。つまり色気があるのです。
過度な露出をしない女性、恥ずかしがって肌を隠す仕草、性的な話を避ける男性……。
これらに色気を感じるのは、
「表に見えていない部分は、どうなっているのだろう」
と気になってしまうからです。
つまり、袋とじです。
袋とじの中身がたとえしょうもなかったとしても、中身が見えないことによって、想像を掻き立てられ、欲してしまう人が多いということです。
■不幸な女は色気がある?
「不幸」は女を色っぽくさせると、聞いたことがあります。わからなくもないです。
とくに、報われない恋愛などをしてきた女性は、常に恋人から愛されてきた女性と違って、影をまとったような独特の雰囲気が出ると。
これも、ただただそういう経験が色気を生むというわけではなく、過去の経験により「隠し事」ができるから、それが「色気」に見えるのではないでしょうか。
軽々しく語れないような不幸な経験があると、あまり親しくないひとから何か聞かれたときに言いよどんだり、話題を変えて明言を避けたり、何かを「隠す」仕草が生まれます。
ただ言いにくい、知られたくないというだけでも、聞いている側からすれば、何かを隠されている感じがして、これが袋とじになるわけです。
ですから、「不幸」が女を色っぽくさせる……これは一理ありますが、どんな不幸なエピソードでもあけっぴろげに話してしまう人の場合、適用されないでしょう。
■大人の女は何をすべきか
大人の女性にとって「色気」は身につけるべき武器。しかし、色気を「出そう」と意気込んではいけません。
自分のことを何でも知ってもらおうと喋りすぎたり、笑いをとるために過度な自虐で恥をさらしたり。こういった言動を慎むだけで、自然と色気が醸し出されるはずです。
これはモテ云々以前に、大人ならば身につけていきたいマナーでもありますよね。
だから、色気は出そうとして出るものではなく、隠そうとしたときに滲み出るもの。
日々心にとめて、大人の女性らしい振る舞いをしていきたいものです。