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男性が「本当にきもちいい」と感じるセックス

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パートナーにきもちよくなってほしいけれど、やりかたがわからない、難しい。セックスに関していろいろな悩み相談を受けるAV男優の黒田悠斗さんが、男性へのタッチの仕方、オーラルセックスのやりかた、挿入中の腰使いなどを詳しくお伝えします。

男性が「本当にきもちいい」と感じるセックス

今回のコラムで取り上げるテーマは「セックスにおいて男性がきもちいいと感じる所作」。

「男性ってどんなフェラされるときもちいいのですか?」
「どう腰を振れば男の人はきもちよくなりますか?」

こういった質問をSNSでよく受けます。「パートナーのことをきもちよくさせたい」というのはセックスの醍醐味のひとつですが、女性と男性では付いている性器の形や性感帯に違いがあるため、男性をきもちよくする方法がいまいちわからないと悩む女性は多いようです。

あくまで僕個人の目線からになってしまいますが、今回のコラムでは男性へのタッチの仕方、オーラルセックスのやりかた、挿入中の腰使いなどについて書きます。

■ボディタッチは「横に寄り添って」始めて

まずは前戯以前に行うボディタッチについて。これは女性に対する触れ方とも共通していて、はじめのうちはフェザータッチが効果的です。指先をうまく使い、触れるか触れないかくらいの微弱なタッチでスーッと肌を撫でると、受けた側にはなんとも言えないゾクゾク感が発生します。刺激としてはごく小さなものですが、これをされることにより脳内のスイッチがHモードに切り替わっていくので、ものすごく効果があるのです。

これは僕個人の意見になりますが、フェザータッチによる愛撫は「対面の体勢」でやるよりも、「横に寄り添った体勢」でやる方がより効果的に思います。男性の横に寄り添って密着し、耳を舐めたりキスをしたりすると、されている男性側は下を向くことができません。そうやって視界を限定された状態で体の表面にフェザータッチの愛撫を受けると、よりゾクゾク感が増します。触れられているところが見えない状況で刺激を受ける方が興奮度は高くなるのです。同じことは手コキを行う際にも言えるでしょう。

フェザータッチに関しての注意点。くすぐったがりの人がまれにいて逆効果になることもあるので、相手の反応を観察しながらやることが大事です。押し付けにはならないよう、反応を見て相手が楽しんでいるかどうかを判断しながらやっていきましょう。これは男の人に対しても言えることですね。自分の感覚を他人に押し付けるってのは本当よくないことなので。

ボディタッチで他に効果的と言えるのが「ピタッとくっつく」です。なるだけ多くの部分を密着させて、自分の体温を相手に伝えます。例えば、男性の股関の上に股がった状態でピタリと胸板にはりついたり、添い寝の体勢で片脚を男性の脚の上に乗っけたり(相手に触れる表面積を増やすため)。人は相手のぬくもりを感じたとき心地よさを感じます。ピタリとはりついた状態でキスをしたり、耳を舐めたり、股間をまさぐったりすると男性により深い快感を与えることができるのです。

■激しいだけがキスじゃない

次はキスについて。情熱的な舌を絡ませ合うキスも興奮はしますが、唇をハムハムする微弱なキスもまたきもちがいいです。ここで注意したいのが、はじめから舌を絡ませようとしないこと。舌を出された状態だと、こちらがハムハムしようとしても相手の舌が障壁となってしまい、唇までたどりつけません。序盤はまず舌の動きを封印し、唇同士を重ねていくところから始めましょう。唇と唇でハムハムする微弱なキスからスタートし、だんだんと山を登っていくイメージです。

キスをするときはなるだけ脱力するのがポイントです。唇の力を抜く。舌の力を抜く。柔らかい唇と柔らかい舌がよりよい快感を生み出します。

キスにもいろいろなやりかたがあります。唇同士でハムハムするキス。相手の唇を自分の両唇で挟むキス。舌をゆっくりとお互い絡ませ合うキス。相手の舌を軽く吸うキス。相手の歯茎にゆったりと舌をしのばせるキス。さまざま。野球のピッチャーと同じく、配球の上手さがポイントとなります。カーブ、ストレート、スライダー、チェンジアップ……時折、予想もしない意外な球を放ることによって、バッターを攻略していくのが名投手。

キスも同じく、流れを変えるような意外な動きをときに加えることによって、相手の興奮を刺激することができます。なるだけ柔らかく、ゆったりとキスをする。激しいだけが正義ではないということを覚えておきましょう。

■オーラルセックスはゆるやかな刺激から始める

次の過程はオーラルセックス。これもキスと同じく一合目からゆっくりと登っていくイメージです。はじめからいきなり口に性器を丸ごと含み、激しいフェラチオを繰り出してくるワビサビない女性がたまにいますが、これは逆効果。男性側に「この激しいフェラに見合った硬さまで早く勃たせなきゃ!」という使命感が生じてしまい、きもちよさを感じる余裕なんてなくなってしまいます。

そもそも男性の性器というのは、血液が集まってきてはじめて神経回路が目覚めます。血液が集まってない(つまり勃起してない)状態だとまだ神経が眠っているため、得られる快感の度合いが極端に低いのです。例えると、種を植えたばかりの植木鉢に水をたっぷりあげすぎてしまうと種は腐って死んでしまいます。種から芽が出てくるまでは少しずつ少しずつ水をあげて育てるように、快感神経が目覚めるまでは優しいタッチのゆるやかな刺激を与えてあげるようにしましょう。

力を抜いた柔らかい舌を鼠径部に這わせたり、玉の表面やペニスの先っぽをゆっくりとしたスピードで舐めたり、根元をハムハムしたり。はじめはなるだけ微弱な刺激を与えていきます。女性に付いているクリトリスもおそらく同じだと思うので、僕が伝えたいこと、わかってもらえるのではないでしょうか。

男性の性器は2種類の海綿体で構成されています。尿道海綿体と陰茎海綿体のふたつ。尿道海綿体はキノコのような形をしていて、キノコ傘の部分が亀頭にあたります。そしてキノコの茎の部分を、もうひとつの陰茎海綿体がロールケーキのように上側を半周くるりと包み込んでいるイメージです。刺激を感じやすいのはキノコの方、つまり尿道海綿体の方です。なので、亀頭の先っぽやペニスの裏スジ部分に刺激を与えるのが有効なのです。

はじめは、亀頭の先っぽ部分を舌先でペロペロしたり、亀頭の傘の部分を軽く口に含んで優しく吸ったり、力を抜いた舌で裏スジをゆっくりと上下に舐めあげたり。そうこうしていると、血が海綿体に集まってきて、快感神経が目覚めてきます。勃起の度合いが高まり硬くなると、今度は茎部分への手コキや、口に含んで上下に早く吸ったりする、「強めな刺激」が有効となってきます。

性器を口の中に含むような、強めな刺激のフェラチオをするときのコツは、上唇と下唇でひとつの柔らかいリングを作り、その唇のリングで亀頭全体をしぼりあげるイメージでやること。その際、吸引しながらできるとより高い快感を与えられます。唾液はなるだけ多く出ている方がベター。唇のリングで亀頭をしぼりあげつつ口内で舌を使い、同時進行で裏スジを舐めあげるとベストと言えます。

■女性が主導権を握れる騎乗位のテクニック

最後に挿入中の動き方について。挿入中に女性が主導権を握れる一番の体位は騎乗位です。今回は騎乗位中の動きについて言及しましょう。まずひとつめが「体を垂直に立てた状態で恥骨を相手のお腹にこすりつける動き」。わかりやすく書くと「グリグリと前後にスライドする動き」です。

この動きを行うと女性は自らのクリトリスにも刺激を受けられますし、ペニスの先が子宮口まで届いて奥に強い刺激が発生するしで一石二鳥(ただし奥が苦手という人には向いてないやり方です)。男性側としては「亀頭のカリ部分全体」に刺激を受けることができてきもちがいい。この刺激は手コキなどでは再現できません。女性器じゃないと醸し出せないハリケーンのような刺激。騎乗位特有の独特な刺激です。

もうひとつが「体をピタリと密着させて尻のみを縦方向のベクトルで上下に振る動き」。この動きをやると、女性器の下のフチ部分を引っ掛ける形で、ペニスの裏スジ部分を強く刺激することができます。僕個人としては、どちらかと言うと、こちらの動きの方が好きですね。

他に騎乗位のテクニックとしては、「はじめは先っぽの亀頭部分だけを包み込んだ状態でゆっくりと出し入れ → 頃合いを見ていっきにズボッと根元まで飲み込んでしまう」という技もあります。根元まで挿れた後ゆっくりと上まで抜いて、またまた亀頭だけの刺激に戻ったり。それを何度も繰り返し行います。「根元まで挿れるタイミング」の主導権を女性側が握っていることが、男性側の興奮材料となるのです。女性に生殺与奪の権利を握られている感じがマゾからしてみるとたまりません。受け身男子を相手にするときに使えるテクニックといえます。

■女性がセックスに没頭する姿に興奮する

ここまで細かい事をつらつらと書いてきましたが、一番心がけてほしいことがひとつあります。男性側の一番の興奮材料は「女性が性欲にまかせてセックスに没頭している姿」であるということ。顔なんかグチャグチャでかまいません。だらしなくセックスにおぼれている女性の姿を見ると、男性は果てしなく興奮できます。あれこれ考えすぎず、セックスに没頭するのが一番効果的なテクニックかもしれません。

書いてきたものを全否定することになりますが、あまり論理的にならず、やりたいことをぶつけ合うのがいいセックスだと僕は思います。ここまで記してきた情報はあくまで参考程度に取り入れてもらえると。論理的に考えながら物事を行うと、どうしても冷静さが表に出てしまいます。セックスに重要なのは「熱量」。頭で考えすぎず、なるだけ本能で行いましょう。

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黒田 悠斗

AV男優。1975年生まれ。大学を卒業後、つても何もなかったAV業界になんとか潜り込み、20年間一線で生き残り続ける。1999年にデビュー。男優業の他に監督業や執筆業なども。マッチョ系の見た目に反し、中身は文系人間。Webコ...

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