セックスレスの原因はどこにあるのか。日本夫婦が抱える性事情

セックスレスの原因はどこにあるのか。日本夫婦が抱える性事情

現代日本の少子化問題や、浮気や不倫と切っても切り離せないのが、セックスレス。性欲は人間の三大欲求のひとつであるはずなのに、近年日本のセックスレス率は上昇するばかり。一体何が日本の夫婦の間に起きているのでしょうか? 今回はセックスレスの実情とその原因を掘り下げていきます。


■夫婦の44.6%がセックスレスに陥る現代日本

「病気など特別な事情がないのに、1カ月以上性交渉がないカップル」

これが日本性科学会による「セックスレス」の定義。

家族計画研究センター(北村邦夫所長)が2014年9月1日現在満16~49歳の男女3000人を対象(有効回答数1134)として、同年9月11日~28日に実施した第7回「男女の生活と意識に関する調査」(【第731号】平成27年2月1日発行)によると、「この1ヵ月以上セックスが行われていないセックスレス」については、婚姻関係にある回答者(初婚・再婚)では前回の2012年調査に比べて3.3ポイント増加し、44.6%。

なんと夫婦の半数がセックスレスに陥っているといいます。おおよそ2組に1組の夫婦がセックスレスであるという事実を見ると、他人事ではいられないですよね。

■夫婦のセックスレスが起こる原因

セックスレスは夫婦の複雑な事情が絡み合い起こっているといいます。どれかひとつが原因ということではないものの、ここではセックスレスの原因を一部ではありますが、家族計画研究センターの調査結果を元にご紹介します。

仕事で疲れている、面倒くさい

現代の日本人がセックスレスに陥っている理由は、育児や家事、仕事などの日常生活の疲れが大きな要因でだと考えられています。日々の生活に忙殺されてしまうと、性欲だけなくあらゆる欲求が失われてしまいます。セックスが嫌いというより「何かするよりも寝たい、休みたい」というのが本音だという夫婦は多いのかもしれません。

出産後何となく

出産を機に子供ができて、なんとなくセックスレスに陥る夫婦は多いよう。家族、パートナーになってしまうと、安心感や安定感の方が強くなり、相手に対して性的に興奮するということがなくなるという話もよく聞きます。

家族(肉親)のように思えるから

結婚して子供が生まれて夫婦が父と母になると、相手を性対象として見るというよりも、家族的な存在としてしか見られなくなる人も多いよう。このタイプの人たちは、セックスレスだからといって、相手のことを愛していないというわけではないようです。

■「セックスしたい」と言いたいことも言えないこんな世の中は

アンケートでは特に項目がなかったものの、夫婦の一方はセックスをしたいのに、相手が求めてくれない、けれども自分から誘うことができない、というケースもよく聞きます。

やはり未だに「性欲=恥ずべきもの」という考え方が日本においてはびこっていることが、原因の一つになっているのかもしれません。

愛あるセックスは素敵ですし、その愛の結晶として子を授かることは、本当に素晴らしいもの。けれどもセックスの役割は子作りだけではないはずです。

セックスは相手とのコミュニケーションの手段でもあり、生の喜びを享受する(つまり快楽)人間的活動であります。

そして性欲は恥ずべきことでもなく、夫婦において性欲を主張することは至極まっとうな権利でもあります。

どうかそんな風潮が今の日本にもっと広がって、世のカップルがお互いの気持ちを言い合える世の中になってほしいですね。

こちらの記事はセックスレスの予防や解消のヒントになるかもしれません。

「男女の友情は成り立たない」なんて時代遅れな議論だ

https://p-dress.jp/articles/3622

「男女の友情は成り立つか、成り立たないか」人それぞれ考え方はあるかもしれないけれど、そもそも「友達」や「友情」とはなんなのだろうか? 肩書きや言葉に惑わされて見えなくなっている「男女の関係性」について、掘り下げていく。

パートナー以外ともセックスOK? 「オープン・マリッジ」という結婚の形

https://p-dress.jp/articles/3714

世間を賑わす浮気や不倫。ダメだと分かりつつ手を出してしまう人が後を絶たないことを見ると、現代の結婚観にこそ問題があるのかもしれない。今回は複数人と同時交際を行う「ポリアモリー」とともに、“婚外”で性関係を持ってもいいとして、注目を集める「オープン・マリッジ」という結婚の形について掘り下げていく。

この記事のライター

下北沢を愛するフリーライター、コラムニスト。女性向けウェブメディアでの編集・ライター経験を活かし、女性の生き方・働き方、恋愛や結婚など男女関係についてのコラムに加え、グルメメディアでの経験を活かしたグルメ記事、食レポを執筆中...

関連するキーワード


恋人 夫婦 セックスレス

関連する投稿


彼がもっと素敵に見える。女性が押さえておきたい男性用ドレスシューズの常識

彼がもっと素敵に見える。女性が押さえておきたい男性用ドレスシューズの常識

ビジネスシーンに最もふさわしいドレスシューズ(革靴)。一般的には、「黒の内羽根式のストレートチップ」のドレスシューズが最もクラシカルでフォーマル度が高いといわれます。ドレスシューズの正しい知識を押さえて、ビジネスシーンにふさわしい革靴選び、ケアをパートナーとふたりでしてみてはいかがですか。


夫を「育てる」のではない。「よりよい生活を勝ち取る」ために闘う

夫を「育てる」のではない。「よりよい生活を勝ち取る」ために闘う

出産後、募るイライラと、増える夫婦喧嘩。救ってくれたのは「夫を育てる」という考え方ではなく、自分にとって一番しっくりとくる選択をすることでした。


夫婦のパワーバランスをお金に支配されたくない。

夫婦のパワーバランスをお金に支配されたくない。

夫婦間で小遣い制にすると、力関係ができてしまう気がして、子なし夫婦としては気が引ける。夫婦で別財布だと意外とお金に関する問題は起こらない気がする。ただし、夫・妻ともに目立った問題行動がない場合に限るが。


結婚しても「ひとり」であることからは、絶対に逃れられない【生き方は多様化してきたけど、やっぱりひとりは寂しい?】

結婚しても「ひとり」であることからは、絶対に逃れられない【生き方は多様化してきたけど、やっぱりひとりは寂しい?】

文筆家の小野美由紀さん、ラブジャーナリストの中村綾花さんが「女性がひとりで生きていく」をテーマに対談をスタート。中村さんは結婚してから、さらに「孤独」について考える機会が増えたようで――。


「自分らしく」を求めた夫婦の悲劇【結婚は、本から学ぶ#5】

「自分らしく」を求めた夫婦の悲劇【結婚は、本から学ぶ#5】

読書を通じて愛と結婚について考える連載の第5回目は、「家族の終わりに」という米作家による小説について書きました。題名からも予想がつくように、ちょっとした行き違いから破局への道をたどる若い夫婦を描いたこの小説。繰り返される日常の出来事や、夫婦の細かな心の動きが丁寧に書かれており、文学作品としての評判も高いストーリーです。


最新の投稿


冬仕様・タイダイネイルの簡単なやり方【マニキュアでセルフネイル】

冬仕様・タイダイネイルの簡単なやり方【マニキュアでセルフネイル】

夏のイメージが強いタイダイネイル。合わせるカラーを冬仕様にすれば、クールめな冬のネイルアートになります。マニキュアを使って作れるタイダイネイルは、コツさえ覚えれば簡単にできるネイルアート。そんな時短タイダイネイルのやり方を豊富な画像で説明します。


スイーツをイメージ。「夢みるブラ®premium」新作はインスタ映えする華やかさ!

スイーツをイメージ。「夢みるブラ®premium」新作はインスタ映えする華やかさ!

「AMO'S STYLE by Triumph(アモスタイル バイ トリンプ)」では、人気No.1ブラジャーの「夢みるブラ®premium」から、バレンタインにもぴったりの新作デザインを1月19日より発売開始しました。


SUQQUから初の多色展開となる「フロウレス リップ グロス」がデビュー

SUQQUから初の多色展開となる「フロウレス リップ グロス」がデビュー

SUQQUから、着物を仕立てる工程のひとつ「金彩(きんだみ)」をテーマにした春 カラーコレクションが登場しました。全12色でデビューした、SUQQU初の多色展開となるグロス「フロウレス リップ グロス」は、生命の色が透けるような、清らかな艶をたたえたアイテムです。


私たち、行きつけの喫茶店で出会いました【疲れない出会い】

私たち、行きつけの喫茶店で出会いました【疲れない出会い】

『DRESS』1月特集は「疲れない出会い」。恋愛への入口となる「出会い」で、背伸びしたり、無理したり、取り繕ったり。自分を追い込んでつらいと感じているなら、がんばりすぎないで。背伸びせず、自然に過ごすなかで出会って、恋愛を経て結婚したふたりの事例をお届けします。今回は行きつけの店で出会ったふたりをご紹介します。


ストレスが溜まりやすいあなたへ、解消法をたくさん集めました

ストレスが溜まりやすいあなたへ、解消法をたくさん集めました

ストレスが溜まりやすい、そんなお悩みを持っている方は少なくないのでは。知らず知らずのうちに溜まっているストレスは、あなたの身体になんらかの影響をもたらしているかもしれません。ストレスチェックからストレス対策まで、溜まりがちなストレスを解消する方法をご紹介します。


おっぱい