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「子連れ出勤」なんて本当にできるの? 実際にやっている会社を見学してみた 2/2


子連れ出勤 会社

靴を脱いで過ごせる社内(写真提供:CRAZY)

そのような経験から、今ではきちんと仕切られた保育スペースでシッターさんに見てもらっています。子連れ出勤といっても、お母さんが子どもを抱えながら仕事をしているわけではなく、ママも周囲も仕事に集中できる環境を確保できているのです。

シッターの手配も、福利厚生の担当者がやってくれるようになりました。もともと自宅のように社員が過ごせるように、と作られたオフィスの中の靴を脱ぐスペースは、今では子どもたちが床を這い回るのにも大活躍しています。床材は社員皆でつるつるに磨いていて、素足でも心地よいです。

ちなみに、こんなに便利で会社が前向きでも、実際に子連れ出勤を選ぶのは半分以下だとか。通勤方法や距離には個人差があり、子連れ出勤が負担になることもあるのです。やはり一律ではなく「自分にとってのベスト」が選べることが大事なのですね。

ベビーシッターを雇う選択肢も、保育所に預ける選択肢も、自宅勤務の選択肢もある。同じように、子連れ出勤ができる環境が選択肢のひとつとしてあることは、確かに悪くありません。うまくバランスが取れる形になればいいのですが。

画像/Shutterstock

2019年3月5日 公開
2020年5月12日 更新

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蜷川 聡子

株式会社ジェイ・キャスト 執行役員。 インターネットメディア協会 理事 1972年生まれ。商社系マーケティング会社を経て、2002年入社。2006年の「J-CASTニュース」創刊時には営業部長として、創成期のウェブメディ...

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