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「気が利かない自分に自己嫌悪」自分を責めすぎてつらいときの考え方

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過ぎてしまったことに後悔があるとき、「もっとああすればよかった」「なんでこうしてしまったんだろう」と、自分の心を追い詰めすぎていませんか? 自らの自己分析と心の学びを経て、巫女であり「心の相談屋さん」としても活動中の紺野うみが、一人ひとりのより善い生き方を、皆さんとともに考える連載【紺野うみの生き方ノート】#5です。

「気が利かない自分に自己嫌悪」自分を責めすぎてつらいときの考え方

自分自身について「気に入らないこと」や「許せないこと」って、多かれ少なかれ誰にでもあるものですよね。

この世に「完璧な人間」なんてひとりもいませんから、むしろそんな「完璧ではない自分」の個性をどれだけ正しく把握し、活かしきれるかどうかが「人生を生きること」なのではないでしょうか。

今回は、「反省」と紙一重の「後悔」が、自分を否定しすぎてつらい――そんなお悩み相談をいただきました。

誰の日々にもあり得ることかもしれません。あなたも自分のことと重ね合わせながら、一緒に考えてみてくださいね。

■とっさのときに、気が利かない自分を許せない

「私はよく、自分のことを本当に自己中で気が利かないなぁ、と自己嫌悪になることがあります。

たとえば、Aさんにお芋をもらったとします。

その時は、もちろん「ありがとう!」と言ってそのお芋をいただいたのですが、数日後に偶然Aさんに会ったとき、普通なら「先日は、お芋をありがとうね。美味しかったよ」などと言いますよね?

私はそういうタイミングで、その言葉をすっかり忘れて別のことを話したりして、別れた後になってから「あぁ、お芋のお礼言えばよかった……」と後悔するんです。

決してAさんに感謝してないわけではないのですが、いつの間にか無意識になってしまっているんだと思って、自分で自分が嫌になります。

その他にも、話している相手の体調が悪そうだなと感じても、「大丈夫?」と言いながら、結局自分の伝えたいことを優先して伝えてしまったり。

後で考えれば、「違うタイミングにしてあげればいい話だったな……」と思うのに、そのときはそれができなくて。

その点、私の娘はよく気がつくんです。

相手のことをよく見ていて、サッと手助けできたり、さりげなく言葉かけができたりと、いつも親ながら感心しています。

私は人の生活や家族についての噂話が好きではないので、「他人にあまり興味がない」と言えば、そうなのかもしれません。

でも決して、人が嫌いなわけではありませんし、もっと相手の立場に立って行動したいなと思うんです。

なのに、それができない自分が許せなくて……。

その瞬間を逃してからあれこれと後悔するのを直していくには、どうしたらよいのでしょうか?」(チーズケーキさん)

■自分の「苦手」を、必要以上に責めすぎないで

自分という人間を成長させ続けるには、ある意味で自分への厳しさも必要です。

しかし率直な感想ですが、私は今回のご相談者さんが「自己中で気が利かない方」だとは感じませんでした。

そもそも、本当に自己中心的で気が利かない人は、こんな風に自分を振り返って反省したり、「こうすればもっとよかったのに」と考えることも、きっとないと思うのです。

人から何かをしてもらったとき、まずその瞬間にお礼を伝えるのは当然のこととして、その後改めて相手のために感謝の言葉を伝えてあげられるのは、たしかに素敵です。

それはとっても気の利くことですし、相手に対して「思いやりがあるな」と私も感じます。

ただ、その気持ちがあったとしても、時にはなにか他のことに気持ちが向いていたり、相手とのタイミングが上手く合わなかったり……。そういった機会を逸してしまうことは、誰にだってあるものです(私にだってありますよ!笑)。

もちろん、ご相談者さんの娘さんのように、そういったことへの気配りがとても得意な方もいるでしょう。

しかし私は、そういったことも含めて、人の「得手不得手」のひとつだと思っているんです。

たとえを、こんな風に変えてみましょうか。「人の名前を覚える」こと。これがとても得意な人もいれば、どうしても苦手だという人だっています。

でも、それは苦手な人が「人への思いやり」が足りないわけではありませんし、「気が利かない」というのとも少し違いますよね。

ご相談者さんの娘さんは確かに、そういった目配りや気配りに、人よりも長けているのでしょう。

その「得意」と比較してしまえば、ご相談者さんがうっかりするタイミングがあったとして、それを「自分はなんてダメなんだ!」と否定的に思ってしまいやすいのかもしれません。

しかし、人には必ず「得手不得手」があるわけですから、自分の「苦手」部分ばかりをクローズアップして、そこまでご自身を責めすぎなくてもよいのではないでしょうか。

■自分にできる「得意」なことで「思いやり」を表現

自分の「苦手」なところを気に病みすぎて、心を落ち込ませてしまうくらいなら、えいっと発想を転換してみましょう!

つまり、その「苦手」の分まで「得意」なことで人の役に立ち、貢献していくということです。

自分にとって「得意」と言えることで、相手のためにできる別の「思いやり」を、周りの人に注いでいくことを考えてみてください。

それは、相手が喜ぶであろうことなら、どんなに小さなことだっていいんですよ。

たとえば、人にはいつも笑顔で明るく話しかけるとか、誰かが悩んでいそうなときに「大丈夫?」と声をかけてみるとか……。

自分の中で「これは自信があるぞ」とか「人にやってあげたいな」と思うようなことこそ、そのポテンシャルを活かして、惜しみなく注いであげましょう。

どんなことでも「苦手」のクオリティより、「得意」のクオリティの方が高いのは当たり前ですよね!

だからこそ、相手を想うその気持ちを「得意分野」で表現すれば、それがそのまま相手の喜びにつながる可能性だって高くなります。

もちろん、生きていれば、過去の自分をポカポカ殴りたくなるような「後悔」や「失敗」だってあるでしょう。

それは誰であっても、同じだと思います。

しかし、それを「後悔」として自分を責める材料にして、自己評価を下げ続けて終わるのか。「反省」にして今後の自分に期待したり、別のもので挽回したりしていけるのか。

それが、大きな分かれ道なのです。

どんなに深い反省をしたとしても、最後は必ず前を向いて明るい方へと歩き出さなくては、自分のことも周りの人のことも幸せにはできません。

ぜひぜひ、何かに後悔して凹んだときこそ、自分の中にある「宝石」をひとつでも多く見つけ出し、それらを人のためにも活かしていってください!

■「良いこと」は、どんなに遅くなっても伝えていい!

今回のご相談について、もうひとつお伝えしておきたいことがあります。

それは、感謝の気持ちを伝えるのに「遅すぎる」ことはない、ということ(マイナスなことを伝えるのは、できるだけその場でスッキリがいいでしょうけれど)。

もし「ああ、これ伝えればよかった……」と後悔して気になるのであれば、たとえばメッセージなどで後から伝えてあげればよいのです。

「さっきは伝えるの忘れちゃったけど、この間いただいたお芋、すごくおいしかったよ!」

こんな風に言われて、嫌な気持ちになる人は、まずいないと思います。

メッセージでなくても、次回会ったときに直接伝えてあげてもうれしいはず。

もしくは別の機会に、なにかお菓子などを差し上げて、「この間、おいしいお芋をいただいたから、これ、ちょっとしたものだけど食べてね」などと贈り物をするのだって、素敵な配慮ですよね!

人に「感謝」や「良いこと」を伝えるのは、どんなに遅くなったとしても、心にプラスの循環を生むもの。

ちょっとタイミングを逃し、後追いになってしまったとしても、どんどん伝えてみましょう!

「善いこと」や「前向きな行動」は、いつから始めても「遅い」ことなんてありません。

思いたったが吉日。気がついたタイミングで動いてみることが、「吉」です!

自分の「マイナス面」に囚われすぎることなく、どんどん自分の良さを拾い集めて活用していきましょう。必ず、その思考や行動からは、ポジティブな循環が生まれますよ!

最終的に大事になるのは、どれだけ「自分」を信じてあげられるかと、どれだけ「人」に対して思いやりを持てるかだと思います。

これからはさらに、ご自分にも周囲の人にも、愛情をもって進んでいってくださいね!

応援しています。


画像/Shutterstock

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紺野 うみ

巫女ライター/心の相談屋さん 神社愛が止まらず、とある神社で「巫女」としてもご奉仕中の、フリーライター。 執筆の専門分野は、心理学・自己分析・心・神社・神道・生き方など。 すべての人が前向きに、人生を自分らしく生き...

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