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「緊張して人と気軽に話せない」 話すのが苦手でも“距離を縮める”方法

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世の中に「コミュニケーションが苦手」という方は多く、それに引きずられてストレスを抱えたり、物事が上手くいかなかったりと、深く悩んでしまいがち。自らの自己分析と心の学びを経て、巫女であり「心の相談屋さん」としても活動中の紺野うみが、一人ひとりのより善い生き方を、皆さんとともに考える連載【紺野うみの生き方ノート】#3です。

「緊張して人と気軽に話せない」 話すのが苦手でも“距離を縮める”方法

私たちは基本的に、人とコミュニケーションを取らずにはいられない世界を生きています。

そこで求められるのは、さまざまな環境で育ち、それぞれの価値観を持った人間同士が、互いを理解し尊重し合いながら助け合っていくこと。

しかし、人と「仲良くしたい」という気持ちがあっても、それを上手く表現できないときもありますよね。

今回いただいたご相談では、どうすれば無理なく人と上手にコミュニケーションできるのか……というお悩みについて、掘り下げてみます。

■人と上手く話せず、距離が縮まらない……

「コミュニケーションに関する悩みがあります。

これまで、約2年働いている会社でのことなのですが、私が所属している課には15人くらいの人がいます。

私以外はみんな男性で、いろいろと教えてくれる上司とは気軽に話せるのですが、それ以外の周りの人とは未だに気軽に話せません。

周りの人たちも、自分から話しかけてくるタイプではないようで、仲良くなりたい気持ちはあるのに、距離が一向に縮まらないのです。

飲み会もはじめの頃は参加していたのですが、私が人見知りであまり話すことが得意ではないためか、最近はまったく誘われなくなりました。

いつも笑顔で接するようには心がけているのですが、仕事の話以外はあまりできないまま、1日が終わってしまいます。

周りの人たちはみんな年上の方というのもあって、正直こちらから話しかける話題も見つからず、仮に話せたとしても緊張してしまって……。

上手く返せなくて、盛り上がらずに終わってしまうのがつらいです。

異動も少ない会社なので、この先もその方たちと一緒にお仕事をしていくことになります。

はやく気軽に話せるようになって、より仕事しやすくしていきたいと思っているのですが……。

どうすればいいか、アドバイスをお願いいたします」(ぬーぴーさん)

■無理だけ重ねれば、コミュニケーションは辛くなる

自分が「得意ではない」と感じていることを一生懸命がんばるためには、心にも体にもたくさんの燃料がいりますよね。

ご相談者さんは、きっと「このままでは、いつまで経っても仲良くなれないばかりか、人がどんどん離れていってしまうのでは」と、今まさにご自身の心を焦りで追い詰めているのではないでしょうか。

周りの人とストレスなく、お互いに親しみを感じながら楽しく仕事ができればいいのに……という切実なお気持ち、よくわかります。

自分の仕事に一生懸命取り組むことだけでも、十分がんばらなくてはならないことのはず。

そこに人間関係における不安まで絡んでくると、本当なら上手くいっていたはずのことも円滑に運ばなかったり、日常の業務にもストレスがついて回ってしまいかねません。

ご相談者さんは、すでに「笑顔で接する」ということを心掛けているとのことで、努力家なのだと思います。

しかし、その真面目さゆえに、コミュニケーションそのものに対して強い緊張や恐怖心が、植え付けられてしまっているのではないでしょうか。

まずは、「何か話題を広げなきゃ!」とか「上手く会話して仲良くならなきゃ!」といったプレッシャーから、自分の心を解放してあげた方がいいかもしれません。

そこで、こんな風に考えてみませんか……?

■コミュニケーションの得手不得手も「個性」

「コミュニケーションが上手な人」と聞いて、皆さんはどんな人を思い浮かべるでしょうか?

きっと、いつも笑顔を絶やさず、誰にでも臆することなく話しかけ、どこに行っても楽しそうに人と話をしている……そんな姿をイメージするのではないでしょうか。

もちろん、世の中にはいわゆる「人たらし」と呼ばれるような、いつも人の輪の中心にいて人間関係が円滑にいっているような人もいます(歴史上の人物では、豊臣秀吉とか坂本龍馬などが、そのように言われていますよね)。

そういう人を目の当たりにしてしまうと、どうしたって「あんな風にできたらなぁ」と思わずにはいられませんよね。コミュニケーションに苦手意識があれば、なおさらです。

しかし忘れてはならないのは、人間には「個性」というものがあり、それぞれに必ず「得手不得手」の両面があるということ。

人の良いところに憧れを抱くあまり、自分の良いところに目を向けることなく、苦手の部分にばかりフォーカスしてしまえば、誰だって心が苦しくなるものです。

そこに追い打ちをかけるように、「もっとこんな風にしないとダメだ」という憧れのイメージのまま、苦手なことを無理にやろうとしても……。そのコミュニケーションはあなたにとって、ますます辛いものになってしまうはず。

そうすると、余計に自分を追い詰めてしまって、萎縮した気持ちで周囲と接することになりかねません。それは、もちろん自分の心の健康にも良くないですし、相手にも「無理をしている」と伝わってしまう場合がありますから、避けたいことです。

つまり、「無理のないコミュニケーション」において本当に大切なことは、「自分に合った方法」を自分なりに見つけていくことではないでしょうか。

■距離の縮め方にも、いろいろな方法があっていい

私は「コミュニケーション上手」と言っても、さまざまなタイプの人がいていいと思っているんです。

もちろん、皆を盛り上げて、場の空気を華やかにするような人も素敵です。でも、集団の全員がそのタイプばかりだと、まとまりに欠けてしまうときだってあるはず。

たとえば、1対1で話をしたときにじっくり話を聞いてくれて、なんだか安心できる人もいますよね。それだって、とても大事なコミュニケーションだと思いませんか?

普段は話すことが苦手で寡黙だけど、ここぞというときの発言が「鶴の一声」になるような、頼もしいタイプの人だっています。こういう人も、「自分を活かしたコミュニケーション」をしていると言えますね。

ご相談者さんの場合、自分から話題を振ったり話を拡げたりすることが苦手なら、反対に「聞き上手」を極めることを目指してみてもいいかもしれません。

純粋に相手に対して興味を持ってみたり、自分のことをあれこれ喋らずとも、日常の中でささやかな疑問を投げかけてみてもいいと思います。

たとえば……周囲が仕事の先輩ばかりなら、「●●さんって、××がすごく得意そうですけど、それってなにかコツがあるんですか? 私、どうにも××が苦手なんですよね……」と、仕事について教えを乞うような話題もおすすめ。

相手だって頼られるのはうれしいですし、相手の得意の中から役立つノウハウや情報を得ることもできます。

■無理のない「自分らしい」人付き合いを

大勢とのコミュニケーションはハードルが高ければ、少しでも話しやすそうな人と、どんなに短くてもいいので、会話を楽しむ瞬間を積み重ねてみましょう。

コミュニケーションは、「信頼」の蓄積でもあると思うのです。相手も「この人は自分と話をしようとしてくれているんだな」と思えば、悪い気はしません。

それにもし、話をすることに少しでも慣れてきたら、会話の中で思い切って「いつも皆さんとお話ししたいなと思ってるんですけど、いざとなるとなんだか緊張してしまって……」と胸の内を伝えてしまうのもひとつ。

自分の弱みを素直にさらけ出すことは、恥ずかしいことではありませんし、人に安心感を与えることすらあるんです。人間心理として、「どう思っているかわからないな」と思う人には、なんとなく話しかけづらくなってしまうものですから。

あなたの気持ちがわかれば、相手も親しみやすさを感じて、向こうから話しかけやすくなるかもしれませんよ!

誰にでもある「得手不得手」の中で、それぞれの人なりに無理のない、個性を活かした交流ができること。それこそが、コミュニケーションの神髄であり、おもしろさであるはずなんです。

自分の中に「もっと仲良くしたい」という気持ちがあるのなら、それを「どんな形で表現できるか」について、ぜひ心に無理をさせない「自分らしいスタイル」を見つけてみてください。

焦ることはありません。

少しずつ、一人ひとりと信頼関係を結んでいくように、心の距離を近づけていくプロセスも、あなたなりに楽しんでみましょう。

コミュニケーションでは、「仲良くなりたい」という想いを大切に、心やわらかく肩の力を抜いて、相手のことを見つめてみてくださいね。

あなたが心に抱える不安やお悩みを、お気軽にお寄せください!

【紺野うみの生き方ノート】では、皆様からお寄せいただいた「自分の心」や「人間関係」のお悩みについて、紺野うみが連載記事を通じて丁寧にお答えいたします!

■自分の身近に、とても苦手な人がいる
■人との付き合い方で、悩んでいる
■どうしても、自分を好きになれない
■心の中に、よく分からない感情がある

……など、あなたが抱えている不安やお悩みなどがあれば、こちらの応募フォームよりお送りください。

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紺野 うみ

巫女ライター/心の相談屋さん 神社愛が止まらず、とある神社で「巫女」としてもご奉仕中の、フリーライター。 執筆の専門分野は、心理学・自己分析・心・神社・神道・生き方など。 すべての人が前向きに、人生を自分らしく生き...

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