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ミシシッピ川沿いの街を巡る、心躍る「冒険」に出かけよう

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アメリカ最大の川・ミシシッピ川はミネソタ州北部のアイタスカ湖(アイタスカ州立公園内)を水源とし、メキシコ湾へ注ぐまでの全長はおよそ3779キロ。ちょっと想像がつかないスケールですよね。アメリカ人は、愛着を込めてこの川を「ビッグリバー」と呼ぶそうです。今回は、ミシシッピ川沿いの魅力的な街をピックアップしてみました。

ミシシッピ川沿いの街を巡る、心躍る「冒険」に出かけよう

■「ビッグリバー」沿いは個性あふれる街の宝庫

世界三大河川のひとつに数えられるミシシッピ川は、水源のアイタスカ湖に降った雨が河口に達するまで、約90日を要すると言われています。

アメリカ10州を縦断しているミシシッピ川の周辺は格好の観光ロード。ビッグリバーに沿って、多様性に富んだ魅力的な街がいくつも存在しています。

広大なアメリカの自然を楽しみつつ、その土地ならではの個性が楽しめる、ミシシッピ川沿いのドライブ、なんだか楽しそうじゃありませんか?

異国でレンタカーを借りるのはハードルが高いという人も、シカゴ、ミネアポリスといった、ミシシッピ川沿いの大都市は日本からのアクセスも容易。そこからバスなどの公共の交通手段を利用するのもいいでしょう。

■ウィスコンシン州ラクロスは、フォトジェニックなスポットがいっぱい

ラクロス(La Crosse)ってご存知ですか。と聞いてはみたものの、知っている方は少ないのではないかと思います(私も行くことになり、初めて知りました)。

ウィスコンシン州中西部北部のラクロスは、ミネソタ州との州境に位置するかわいらしい街。街歩きするにはちょうどいい規模で、街並みも絵になります。

川沿いにはリバーサイドパーク(Riverside Park)や遊歩道が整備されていて、夏場は観光客で賑わいます。パドル船「ラクロス・クイーン・クルーズ」でのミシシッピ川クルーズも観光の定番です。

また、ラクロスの住宅街には、Commercial Historic District(商業歴史地区)と呼ばれる、歴史的建造物が現存するエリアがあります。59の建物が歴史的建造物に指定されていて、建物目当てにこの街を訪れる建築フェチもいるとか。

ダウンタウンもしかり。ラクロスのダウンタウンは、川沿いから徒歩10~15分ほどの場所に位置します。

19世紀末から20世紀初期に建てられたレンガ造りの建物がずらりと並び、そのノスタルジックな街並みがオレンジ色に色づき、やがて街灯に照らされていく日没時はなんとも幻想的です。魅力的なレストランやバーもいくつもあるので、夜のお散歩も楽しそう!

そんななか、観光局の人にすすめてもらった、地元のバーを訪れてみることにしました。お目当ての店「バザード・ビリーズ」に入ると、なるほど地元の人とおぼしき人たちが、ビールを傾けながら野球観戦に興じています。

もりもり食事を楽しんでいるファミリーもいました。この街の日常を眺めながらいただく地元のビールはやっぱり美味しいです!

古い映画に出てくるような、陽気なアメリカのバー&レストラン「バザード・ビリーズ」では、ニューオーリンズのケイジャン料理も好評です。メニューにはパスタもあり、ハーフサイズでオーダーできるのも◯。ま、ハーフサイズといっても日本のサイズでいえば、がっつり1.5人前くらいでしたけど。

デザートはやはり、地元の人おすすめの人気のアイスクリーム店「Pearl Ice Cream Parlor」を訪れてみることに。アメリカの片田舎のアイスクリーム店ということで、正直、激しく甘いことを覚悟していたのですが、すっきりした甘さの、それでいて、古き良きアメリカを感じさせるアイスクリームでした!

派手な街ではありません。歴史的な建物があって、地元の人が愛するダウンタウンがあり、ミシシッピ川が悠然と流れている──。1〜2日滞在して、のんびり過ごすには最適な、愛すべき街です。

■ミシシッピ川の源流、ミネソタ州のツインシティで遊ぶ

エレファントプロダクション

ミシシッピ川の源流は、ミネソタ州北部にあります。そのミネソタ州の最大の都市が、ミネアポリス市。「ミネ」はネイティブアメリカンの言葉で「水の」、「ポリス」はギリシア語で「都市」を意味するのですが、その名の通りミネアポリスは、ミシシッピ川のリバーフロント(河岸区域)にあたります。

整理しておくとミネソタ州最大の都市はミネアポリス市ですが、州都はセントポール市。このふたつの都市はミシシッピ川を挟んで隣り合っていて、ツイン・シティーズ(双子都市)とも呼ばれているんです。

ミネソタ州のミネアポリス・セントポール国際空港(ちゃんと両方の名前が入っています)には日本から直行便も飛んでいます。さまざまな企業の本社があり、出張で訪れる日本人も多いですが、実は観光地としても魅力あふれる街なんですよ。ま、私も実際に訪れるまでは知らなかったのですが……。

セントポールは州都として政治の中心部ではあるのですが、ダウンタウンのすぐ側にはミシシッピ川が流れていて緑も豊富。広大なミシシッピ川を楽しむ、アウトドアツアーもたくさんあります。

クルーズはもちろん、カヤックでビッグリバーを下るツアーも。川の流れに助けてもらえるので、アウトドア初心者でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。

■スヌーピーの故郷「セントポール」、プリンスの故郷「ミネアポリス」

セントポールは、スヌーピーの故郷でもあります。スヌーピーが登場する漫画『ピーナッツ』の作者、チャールズ・M・シュルツはセントポール生まれ。

彼によって生み出された『ピーナッツ』はミネアポリス地元紙に掲載されたのを機に、世界に広がっていきました。街の中心部の広場では、チャーリーブラウンやスヌーピーをはじめ、『ピーナッツ』の仲間が銅像となって出迎えてくれます。

Paisley Park/NPG Records

ミネアポリスは、アメリカンポップスの貴公子、プリンスの出身地としても有名。郊外には《パープルレイン》を生み出した、自宅兼スタジオ「ペイズリー・パーク」が一般公開されています。アルバム『パープル・レイン』のジャケットで、プリンスが乗っているバイクも展示されていて、ファンの聖地となっています。

また、ミネアポリスはボブ・デュランの出身地でもあるんです。プリンスをはじめ、数々の有名ミュージシャンがライブを行ったナイトクラブ「ファースト アベニュー」は今なお現役。

外壁にはここで演奏したアーティストの名前が記されていて、格好の記念写真スポットに。ファンでもないのに、思わず写真を撮影しちゃいました(そんな気分にさせられます)。

なお、ミネアポリス・セントポール国際空港は、デルタ航空の中西部のハブ空港で、ここを拠点に、国内線に乗り継ぐという人も多いんです。

空港で長い時間を過ごす人も出てくるわけですが、そんな待ち時間を楽しく過ごせるのが、空港にほど近い、アメリカ国内で最大のショッピングモール「モール・オブ・アメリカ」の存在。

空港からはミネアポリス空港内のトラムと、ライトレールと呼ばれる電車を乗り継いで約20分。3時間以上の乗り継ぎ時間があれば安心かと。アメリカ最大というだけあり、ショップの充実ぶりは言わずもがな。

日本未上陸のブランドのアイテムも手に入りますよ。施設内には遊園地も併設されているので、買い物に興味がない人でも楽しめること請け合いです。

Paisley Park/NPG Records

エレファントプロダクション

限られたスペースでご紹介できるのは、ビッグリバー沿いの街のほんの、ほんの一部。個性的な魅力を放つ、すてきな街を探しに、ミシシッピ川沿いを旅してみてはいかがでしょうか。そこには、アメリカ映画で憧れた、素朴で、どこか温かいアメリカがあるはずです。

取材協力/ミシシッピ・リバー・カントリーUSA

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長谷川 あや

フリーランスライター。出版社勤務後、フリーに。食、旅、エンタメなど、ライフスタイル系を中心に、雑誌、ウェブ媒体などに執筆。共著に、『魅惑のミュージカル鑑賞入門』(世界文化社)、『日経エンタテインメント! 大人のディズニーSp...

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