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女医が教える 妊娠するためのセックス

年齢を重ねるにつれて、妊娠する確率は下がっていきます。そんななか、計画的に活動する「妊活」が一般的に知られるようになりました。妊活に取り組む方から「妊娠するには?」「妊娠する方法は?」と聞かれることも少なくありません。今回は「妊娠しやすいセックス」についてご紹介します。

女医が教える 妊娠するためのセックス

若い頃には、妊娠は「うっかり」しているとしてしまうものだったのに、30代も半ばを過ぎると「うっかり」していると子供が産めなくなってしまいます。
そんな訳で「うっかり」せずに計画的に活動をしていこうということで「妊活」という言葉が人口に膾炙して久しいですね。

先日とある妊活雑誌から、「どういうセックスをすれば妊娠しやすいですか?」という取材を受けました。

「一回のセックスがどういうセックスかじゃなくて、セックスの頻度を増やした方が妊娠しやすいと思うんですけど」

と言ったところ、

「それができないから、どういうセックスがいいかきいてるんです」

と一歩も引かれず……。

騎乗位でフィニッシュしない方がいいとか、女性もオルガズムに達した方がいいとか、「気は心」的なことをいくつか言うはめに。


「不妊症」という言葉を良く聞くと思いますが、本来の定義は「通常の夫婦生活を行っているのに一定期間(一般的に2年間)妊娠しないこと」とされています。
この「通常の夫婦生活」というのは「昭和のセックス事情」で週に2〜3回を指すそうです。
排卵日を狙って月に1〜2回セックスして妊娠できなくても不妊症の定義は満たさないということです。

■妊娠するには、セックスの頻度は週2〜3回に

実際に生殖医療に携わるドクターたちにきいてみると、「セックスレスの夫婦が非常に多い」「2~3ヶ月でいいから週に2~3回セックスしてみたら自然妊娠する患者さんが多いと思うんだけど……」と、本当の「不妊症」ではない患者さんが多いということを常に言われます。確かに、年齢が上がると不妊治療による妊娠は増えますが、卵子の老化に対する根本的で実用化されている治療法は今のところありません。つまり、生殖医療によって妊娠した人の中には、セックスレスを医療で埋めている人も結構いるのではないかと推測します。

「妊娠するためのセックス」の第一のポイントは、頻度です。週に2〜3回。

そんなに無理だよ、という人が多いと思いますが、「月イチ排卵日狙いセックス」しか無理という人は、あまり長い間自然妊娠にこだわらずに生殖医療を頼った方がいいかも知れません。でもそれも物理的経済的に難しいという方も多いかと思いますので、次回に攻略法を書きたいと思います。

妊娠するためにはセックスをしないといけませんか?

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前回の記事で、「妊娠するためには週に2〜3回セックスをしましょう」と書きましたが、「そんなに無理!」とたくさんの方が思われたのではないでしょうか。 妊娠を希望している患者さんやアラフォー友人知人の話をしていると、自分も相手もセックスにノリノリで週に2回でも3回でもやりますよ、という人は非常に少ないです。性ホルモンがじゃんじゃん出ている20歳そこそこの頃にはそのくらいセックスしていたという人は結構いると思いますが、アラフォーですからねえ。

妊娠のリミットは42歳、45歳? 妊娠の確率

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女性が妊娠できるリミットの年齢を42歳と定義したのはなぜか。今回は、年齢ごとに不妊治療をして妊娠できる確率とともに、産婦人科女医で性科学者の宋 美玄(そん みひょん)先生にお話をお伺いしました。

38歳、それぞれの選択

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年齢とともに妊娠する力は下がっていき、38歳になると、「もう産まなくていいの?」という命題をあまり先延ばしにできなくなってきます。世間からの見られ方や、自分の囚われている既存の価値観などを整理して、選択肢を増やすことはできます。今回は未婚未妊の女性がしたそれぞれ選択についてお話しします。



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宋 美玄

産婦人科女医・性科学者。現役産婦人科医として、都内の病院で診療に従事すると同時に、セックスや女性の性、妊娠などに付いて女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行っている。

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