既婚者を好きになってしまったらどうする?
「好きになった人がたまたま既婚者だった」。大人なら、そんなこともあるでしょう。でも、既婚者との恋愛は大きなリスクも伴います。コミュニケーションアドバイザーの西澤史子さんが語る、既婚男性を好きになってしまったときの対処法とは?
こんにちは、コミュニケーションアドバイザーの西澤史子です。
「既婚者を好きになってしまった」
そんな経験がある、または現在進行形だという相談をとても多くいただきます。
今回は、このような悩みを抱える女性に向け、既婚男性が魅力的に見える理由や、既婚者と知りつつ好きになってしまったときの対処法をお話しします。
■既婚男性がモテる3つの理由
一部では「独身の男性よりモテる」とも言われる既婚男性。なぜ彼らはモテるのか? その理由は大きく3つあります。
ひとつ目は、家庭や家族があることから生まれる精神的な余裕があること。ふたつ目は、少なくともひとり以上の女性と結婚をした(女性から選ばれた)実績があるという安心感。そして3つ目は、妻という保険をかけているがために、女性に対して積極的になれる攻めのアプローチ力が強いことです。
決して独身男性と比べて魅力があるわけでなく、この既婚男性の3つの特徴が、魅力的に見える錯覚を起こす原因なのです。だから同じ男性でも、「離婚して独身になった今より結婚をしていたときの方がモテた」なんて話も少なくないのです。
■既婚男性を好きになってしまったときの気持ちの向き合い方
そんな既婚男性特有の“まやかしの術”に、気持ちを持っていかれてしまったら?
好きになるという気持ちはコントロールできるものではありませんよね。だって好きなものは好きなのだから。無理に嫌いになろうとしたり、忘れようとすればするほど彼への気持ちが募ることになります。
既婚男性を好きになってしまったら、まずはそのことにしっかりと向き合うことです。「私は彼を好きなんだ」という事実を認めることで、次の“どうすべきか”というステップに進めるのです。
■既婚男性を好きになってしまったときの接し方
しっかりと自分の気持ちと向き合ったら、次は好きになってしまった既婚男性にどう接していくかを考えましょう。
既婚男性と一時的に付き合えたとしても、それは終わりのある恋愛になる可能性が限りなく高い恋愛だということを忘れないように。だから既婚男性を好きになったとしても、付き合わずに“つかず、離れず”の一定の距離を保った関係がベストです。
たとえ既婚男性と恋愛関係になってしまったとしても、常に終わらせられる覚悟を持つことが大切です。障害のある恋愛は気持ちが昂り、刺激的で溺れやすくなるものですが、同時にそれを長く続けるということは大きなリスクを背負うことに繋がります。
■既婚男性との恋愛リスク
既婚男性との恋愛は大きなリスクをはらみます。
まずは彼の配偶者から訴えられるということ。浮気が原因で婚姻関係が破たんした場合に請求される慰謝料の相場は200~300万円と言われています。金銭的なことだけでなく、“家庭を壊した女 “というレッテルが貼られ、社会的制裁も下されます。
次に、大切な“時間”という資産の浪費です。
男性と比べ、女性にとっての時間はさらに重要です。もし、結婚をして子どもを持ちたいと考えているのなら、現実的な年齢とリミットは意識しておくべきだと断言します。
最後のリスクは、恋愛バイアスへの悪影響です。
恋愛バイアスとは、あなたの「恋愛に対する常識=スタンダード」を指します。既婚男性はとても優しく、気前が良く、褒め上手であなたを大切にしてくれるでしょう。けれどそれは彼らが結婚している余裕と罪悪感から生まれてくるものなのです。
既婚男性と付き合ってしまうと、男性は優しく、気前が良く、褒め上手であなたを大切にしてくれることが恋愛バイアスとして刷り込まれます。次に独身の男性が現れたとしても冷たく、気前が悪く、褒め下手であなたを大切にしてくれないように感じてしまう、それが既婚男性との恋愛バイアスへの悪影響です。
■それでも既婚男性を好きになってしまったら
それでも既婚男性を好きになってしまったなら、同時に独身男性で好きになれる相手を探すことを継続してください。気持ちがふっと落ち着いたときに、既婚男性からフェードアウトしてリスクのない独身男性と自由にオープンな恋愛を楽しむことへと気持ちをスライドさせてみましょう。
視点を変えてみたら、既婚男性は“既婚”という事実ゆえ、実際以上に魅力的に見えていただけだったと気付くでしょう。
コミュニケーションコンサルティング株式会社ループ 代表取締役社長
婚活業種の事業立案・ブランディング・PR・アライアンス・社員およびスタッフ育成等のトータルサポート・コンサルティング、コミュニケーション教育、女性向けサ...