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【体験談あり】スローセックスの魅力や“気持ちいい”やり方を紹介

スローセックスはお互いの心身を満たす、たっぷり時間をかけてゆっくり行うセックスのこと。気持ちいいと評判のスローセックスですが、そのやり方にはどのような方法があるのでしょうか。今回は、体験談やスローセックスのやり方や魅力を女性たちに聞いてまとめました。

【体験談あり】スローセックスの魅力や“気持ちいい”やり方を紹介

スローセックスはゆっくり時間をかけて穏やかにするセックスのこと。ふたりが心身共に満たされるセックスともいえるスローセックス。その体験談や魅力を女性たちに聞いてまとめました。

気持ちいいと感じたり興奮したりするポイントは人それぞれ。だからこそ相手に向き合い、隅々まで知り尽くし、皮膚や粘膜の感覚をゆっくり呼び覚ます、そんなスローセックスに魅力があるのです。普段のセックスに導入できるテクニックもご紹介します。

スローセックスに抱くイメージは? ゆっくりするセックスは想像できない?

スローセックスの体験談

女性の皆さんはスローセックスに対してどんな印象を持っているのでしょうか。

「スローセックスという言葉は聞いたことがありますが、私とは関係のない話だと思っていました。自分たちがそんなにうっとりと素敵なセックスをするイメージが持てません……」

「興味があり、昔、インターネットで調べたことがあります。スローセックスをやってみたい気持ちはありますが、触り方や体位などが難しそうで、どう自分たちのセックスに取り入れたらいいのかわかりません」

「彼氏に言われてスローセックスにチャレンジしたことがありますが、結局ふたりとも我慢できなくなってしまい、すぐに挿入して終わってしまいました。彼が早漏なので、長くセックスを続けてみたい気持ちはあります。またリベンジしてみたいと思っています」

「本当に気持ちいいの? と疑問です。スローセックスにはなんとなく怪しいイメージがあって。ゆっくり触られているうちに興奮が醒めてしまわないのでしょうか」

「スローという言葉から、時間がかかるイメージ。スローセックス自体に興味はありますが、なかなか夫婦の時間がなくて経験がありません」

「夫婦のセックスがマンネリ化してきたので、スローセックスを取り入れてみたいです。乳首を舐められて挿入するのにも飽きてしまいました。もっといろんなところを触って性感帯を開発し合いたい。出会ったころのような新鮮さを取り戻したい」



スローセックスという言葉を一度は耳にしたことがある人は多いようです。積極的に試したい女性、不安に思う女性、持っているイメージは人それぞれ。

スローセックスの体験談をご紹介

そもそもスローセックスのやり方って? 時間がかかるの? 本当に気持ちいいの? そんな疑問も多いことがわかります。そこで、ここからはスローセックスを実践したことのある女性たちに、具体的な体験談を聞いてみました。スローセックスに興味のある方にとって、参考になるはずです。

スローセックス体験談1:愛の確認作業ができた

スローセックスの体験談

「昼下がり、彼とベッドでイチャイチャしていて、セックスの雰囲気になっていく中で、私から『スローセックスっていうのがあってね』って話したんです。

その人は私に初めて肉欲を覚えさせた男。彼のことをひたすらに好きでたまらなかったから、いろんな方法でその体を味わいたかった。スローセックスにはもともと興味があって、インターネットで調べたことがありました。彼なら応えてくれると思ったんです。

私が説明しながら、『こう?』『気持ちいい?』『そう、それやって、ずっと撫でて』などと話しながら進めていきます。ひたすらにゆっくり、時間をかけて触れて触れて、撫で合いました。もどかしくて息を荒げながらも、欲情の鋭さは切り落とそうと試行錯誤して、笑い合ったりしながら。私はマタタビを与えられた猫みたいにドロドロになってしまいました。

お互いもう本当に無理、我慢できないってなったときに、時間をかけて挿入しました。じわじわと、まるで血液が沸騰していくみたいでした。

気を抜くと欲情に任せて激しく動きそうになってしまうのを、少し会話をしたり、軽いキスをしたりして、目を見合って落ち着かせます。挿入したお互いの肉の感覚をじっくり味わいました。ひたすらに愛があふれ、『好き』『好き』とどんなに言っても止まりませんでした。スローセックスは愛の確認作業だと思います。

長い時間をかけてセックスをするうちに、お互い絶頂に達することもなく、疲れてそのまま眠ってしまいましたが、とても幸せでした」


スローセックスに興味を持っていた女性から男性を誘った体験談です。ふたりで時間をかけて試行錯誤すること自体が、関係構築の手段となっていますね。

愛のある相手だからこそ、さらに愛を深めるセックスができる。まさにスローセックスは愛の確認作業ともいえるのです。

スローセックス体験談2:人間の温かさを感じ合った

スローセックスの体験談

「今の彼と付き合うまでは、激しいセックスしか経験がありませんでした。激しいセックスは息継ぎして、喘いで、膣を締めて、変顔にならないように意識して……となかなか忙しいんです。若いときの彼は激しく遊んでいたようですが、女性経験を重ねる中で、スローセックスで優しくゆっくり女性を喜ばせるのが好きになったようです。

私はゆっくりじっくり愛撫される方が不思議とイきやすいです。絶頂の波が何度も何度も来て、足先から頭のてっぺんまでぞくぞくと上り詰めるのは、初めての経験でした。

激しいセックスとは違って、挿入したまま動かないでいると、中で彼のものが脈打ってるのが直に感じられます。彼も私の中のとろけ具合が感じられるようです。とっても温かい。運動している熱とは違うんですよね。人間の温かさです。

熱をお互いに感じながら、合間にキスをしたり笑ったり、顔をじっと見つめてこのパーツが愛しいなって改めて思ったり。そういう余裕が感じられるのも幸せです」


温かいって幸せですよね。激しく動かさないことで恋人の温度がじわじわと伝わってくる。人間の温かさを感じ合い、幸せを共有できるのがスローセックスの魅力ですね。

スローセックス体験談3:精神的な満足感が得られた

スローセックスの体験談

「旅行で安いビジネスホテルに泊まったのが、スローセックスに目覚めたきっかけでした。壁が薄いホテルで、いつものように激しいセックスをしたら、隣の部屋に声が漏れてしまいそうだったので、彼にゆっくり触ってもらったんです。

中に入れてからもすぐに動かずに、動くときもスローペースにしてもらいました。そしたらめちゃくちゃ気持ちよくて、奥をぐりぐりされるだけで何回もイってしまいました。新しい世界を知った感覚。

あの日以来、彼もスローセックスが好きになったようで、お泊まりの翌朝に時間があるとゆっくり交わっています。朝の光の中で半分眠りながら、ゆっくり体を合わせていくと、頭と体が溶けていくようで、愛情で満たされていくんです。朝はまだぼんやりしているので、ゆっくり始めるのが合っているかも。
激しいセックスは、彼に支配される感覚があります。一方でスローセックスは、より心が通い合う感覚に包まれました。もちろん快楽を貪り合いもするけど、物理的な刺激よりも精神的な満足感が得られます。

激しいセックスは強火の中華料理、スローセックスは弱火の煮込み料理みたいなイメージ。どっちも大好きです」


いつもと違う環境がいつもと違うセックスをするきっかけになった体験談です。いつもと違うというだけで気分が変わりますよね。

大きな声が出せない旅行先や、恋人の家に泊まった翌朝のまだぼんやりとした時間。ゆっくりとセックスをするのにはうってつけの環境かもしれません。激しいセックスにもスローセックスにも別の魅力があるので、時と場合によって使い分けるのも良いですね。

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スローセックス体験談4:イくことに縛られなかったら、初めて中イキした

スローセックスの体験談

「ある日、彼にスローセックスをしてみようと言われてやってみました。別にイかなくてもいいから、と。お風呂にゆっくり浸かり、洗い合いっこをして、気分をじわじわと高めていきました。私は普段冷え症なのですが、体が温まっただけで不思議と感度が上がったような気がします。

背中をさわさわ撫でられるだけで、腰が何かに操られているかのようにガクガク動きます。一度そうなると、触られなくても、触られそうになるだけで感じて声が出てしまい、彼も驚いていました。

丁寧に前戯をしたところで、もうどうしても我慢ができず、挿入をせがみました。1ミリずつ動かすようなイメージで時間をかけて挿入。奥まで入った瞬間はもうたまらなくて、頭が真っ白になり、大きく震えてしまいました。

今振り返ると、あのときに一度イっていたのかな? と思います。オナニーではよく膣内でイキますが、セックスで中イキをしたのは初めてでした。

密着正常位で、ゆっくりゆっくり抜き、またゆっくりゆっくり入れる。体温がどんどん上がり、膣のクリトリスの裏側あたりが初めての快感におそわれ、またイってしまいました。

彼も遅漏な方ですが、その後すぐに射精してしまいました。中が締まっていつもよりとても気持ちよかったそうです。思えば、これまでは彼が射精できるようにと彼に合わせたり、私もイきたくて力が入ってしまったり、セックスの快感に集中できていなかったのかもしれません。お互いイかなくてもいいと共通認識を持つことが逆に、イくことへの近道でした」


イくのは気持ちいいですが、とらわれるとなかなかイケないこともありますね。性器はお互いの精神状態に左右されやすいものです。

男性でも心配事があったり疲れていたりすると勃起や射精ができないことがありますが、女性でも同じことですね。絶頂から解放されたからこそ、絶頂に達することができたという、スローセックスの本質が伝わる体験談でした。

スローセックス体験談5:マッサージでセックスレス解消した

スローセックスの体験談

「仕事で疲れて帰った日、夫がベッドで脚のマッサージをしてくれたのがきっかけでした。

優しい触り方で体がほぐれ、次第に血流が良くなったのか、性的な快感も入り混じるように。そのままセックスになだれこみました。その日は私が疲れていたこともあり、優しく労い合うスローセックスをしました。彼が足先から膝、お尻、鼠径部、脇など、普段触らないところを触ってくれるので、私も同じように触り返します。

すると、こんな形、こんな匂い、こんな感覚、と相手の体や自分の体に多く発見がありました。スローセックスは、パートナーと自分の体を隅々まで知るひとつの手法なのかも。

全裸で密着して挿入し、しばらく動かずに彼と抱き合っていると、次第にどこまでが彼で、どこまでが私かわからなくなりました。好きな人との境界線が溶けていくんです。

下半身だけ服を脱ぎ、性器だけを使ってセックスしていた頃には分からなかった感覚でした。好き、かわいい、などと何度も言い合い、気づくと涙がこぼれていて、止まりませんでした。

結局、お互い絶頂に達することなく行為を終えましたが、あの日以来、さらに仲良くなれた気がします。少しセックスレス気味でしたが、彼も射精しなくていいスローセックスの方が気が楽のようで、マッサージからそのままセックスに移行することが増えました」


快感を求めるよりも、相手の体に触れ、発見し、愛し合う。そんな喜びに改めて気付いたスローセックスの体験談です。

疲労やプレッシャーなどが原因のセックスレスには、スキンシップを兼ねたマッサージも効果的と言われます。最後までしなくても良いと思うことでセックスへのハードルが下がりますね。

■スローセックスの気持ちいいやり方・コツは?

【スローセックスのやり方1】信頼できるパートナーとする

スローセックスのやり方

スローセックスは激しい刺激が少ない分、精神的な充足が重要な要素となります。心から信頼できて、身も心も預けられる相手とするのが効果的です。

少しくらいカッコ悪くてもいい。かわいい喘ぎ方を考えなくてもいい。スローセックスは体の感覚に正直になれる人と一緒に実践してみると快感を得られやすいでしょう。自然体な自分を共有できる相手と実践してみてください。

【スローセックスのやり方2】普段と違う時間、違う場所でしてみる

スローセックスのやり方

普段の生活ではなかなか時間が取れなかったり、新しいことを取り入れる雰囲気にならなかったりするのではないでしょうか。セックスは必ずしも夜にベッドでするものと決まっているわけではありません。あえて場所や時間を変えてみることで、自然と気分も変わるものです。

旅先やホテルなどのゆっくりできる場所に行くのもいいですし、あえてどこかに行かなくても、休日の朝や昼下がりなど何も予定に縛られない時間帯にするのもいいですね。また、ゆっくり愛撫し合ううちに飽きてしまうという人は、お風呂場や洗面所、ソファや窓際など、部屋の中で少しずつ場所を変えながらスローセックスを進めていくのも、お互いの興奮が高まっていきますよ。

【スローセックスのやり方3】スローセックス前に体を温めておく

スローセックスのやり方

頭痛や肩こり、生理痛などの日常的な体調不良の多くは血行不良が原因と言われるほど、血行は体の感覚に大きな影響をもたらします。

上の体験談にもあったように「入浴」や「マッサージ」などは、セックス前に性器の血の巡りを良くする点で効果的です。血行が良ければ、激しく摩擦して性器を充血させなくても、ゆっくりとした刺激で充分快感を得ることができます。しかも好きな人の体温を全身で感じられるのです……! 幸せなスローセックスを作る一歩として、血の巡りをよくしておくのがおすすめです。

【スローセックスのやり方4】愛撫だけでもいい。イくことにこだわらないで

スローセックスのやり方

イくことにとらわれすぎると、スピードや刺激が優位に立ったセックスになりがちです。まずはお互いが「セックスでは絶頂に達しなくてはならない」「イかないとセックスとはいえない」という思い込みを捨てることが大切です。

絶頂に向かっていくためのセックスではなく、その時その場の体の感覚に体と頭を集中させてみます。リラックスすることが結果として深いオーガズムにつながることもあります。間違っても「気持ちいい?」「いまイッた?」などと相手にプレッシャーをかけてしまわぬよう注意しましょう。その発言自体が相手に「気持ちよくならなければいけない」というプレッシャーを感じさせてしまう可能性があります。

オーガズムを重要視してしまうことで、かえって気持ちよさが薄れてしまう現象が発生するのです。気持ちよさを追求するからこそ、逆にその部分への雑念を放棄する必要があります。

【スローセックスのやり方5】触れる前に一呼吸

スローセックスのやり方

焦る気持ちをなるべく抑え、指先で体に触れるか触れないか、そのギリギリのところで、いったん呼吸を置いてみます。すると相手はその部位の感覚に集中し、実際に触れられたときに段違いの感覚が得られるのです。そのときに、大切なことは相手の反応を注意深く観察すること。自分の勝手な思い込みで「ここがいいだろう」と決めつけることは避けてくださいね。

【スローセックスのやり方6】体の隅々にふれ、キスをする

皮膚の薄い場所は隠れた性感帯と言われます。太ももや腕の内側、わきの下なども愛撫してみましょう。普段はくすぐったい部位でも、脳が快感モードに入っていると、不思議とすごく気持ちよく感じることがあります。

もちろん人によって感じる部分はさまざま。相手が嫌がることは無理にせず、全身を使って相手の全身を探っていきます。時間をかけて行うスローセックスだからこそできる行為です。


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【スローセックスのやり方7】可能な限り時間をかけて挿入

動いているか動いていないかわからないくらいのスロースピードで挿れてみます。性器同士が馴染み合い、表面の感覚が浮き立つのを待ちます。はやる気持ちを我慢してゆっくりゆっくり進み、ついに奥まで到達したときの恍惚感は格別。

最初は目を見つめ合える正常位がいいですね。挿れた後もすぐに動かさないで、静止して。可能な限り止まった後のピストンで得られる快感もまた格別です。

【スローセックスのやり方8】快感を言葉や体で表現する

スローセックスにはこまめなコミュニケーションが不可欠。特に気持ちいいときには惜しまず相手に伝えることが大切です。難しい言葉は不要。

「気持ちいい」「そこがいい」「うれしい」。そうしたわかりやすい言葉が相手の幸福感や興奮につながります。

また、相手に体を絡めたり、擦り付けたりすることで、体でも快感を伝えることができます。正解はありません。思いのままに言葉や体で表現していきます。

「気持ちよくない」「くすぐったい」「痛い」「やめてほしい」。こうした思いも、もちろん我慢せずに伝えましょう。よりよいスローセックスをふたりで作るために必要なことです。


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時間をかけてゆっくり楽しむのがスローセックス

ゆっくりと丁寧に、時間をかけて楽しむスローセックス。男性の射精や女性のオーガズムなど、目に見えてわかりやすい“結果”を重視した従来のセックスとは違います。

スローセックスは、肉体的な快楽を追求しすぎるのではなく、ソフトな愛撫や愛情あふれるスキンシップ、キスなどで、目の前の大切な相手に「愛していること」を表現できるセックスともいえます。

「いつもセックスが早く終わるのが物足りない」「パートナーともっと深くつながりたい」「セックスで肉体的な満足感だけでなく、精神的な満足感も得たい」などと感じる方に向いているのがスローセックスです。

相手のことを思いやり、愛情を伝えるスローセックスをすることで、お互いを愛おしく感じる気持ちが高まる効果も期待できます。いつものセックスとは違うセックスをしたい、ゆったりしたセックスをしたみたいと思う方は、スローセックスを試してみてはいかがですか。

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※こちらは2021年2月3日に公開した記事内のリンク切れなどを修正したうえで再掲載したものです。

雨あがりの少女

セックスは舞台。いつも世界の背景に溶けてる地味な私でも、ベッドの上では主役になれる。日々ツイッターでセックス&オナニーポエムを書いてます。

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