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「僕が変わっても愛されないなら意味がない」と復縁を諦めてしまう男性の心理

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別れた女性とよりを戻したい。そのためには自分の悪いところを直さないといけないけれど、「変わったところで愛されていないなら意味がない」と努力を放棄してしまう男性もいます。愛されていると実感できないと何もできないのは、甘えと依存が深いから。こんな男性の心理について、お話しします。

「僕が変わっても愛されないなら意味がない」と復縁を諦めてしまう男性の心理

■信用して付き合ってみたら、依存されてしまい……

ある女性のお話です。

過去につらい恋愛を経験した彼女は、「次にお付き合いするなら誠実な人がいい」と、かたく心に決めていました。

彼女が言う「誠実な人」とは、ただ他人を大切にできる人。以前、交際していた男性は彼女に隠れて元カノと連絡を取り合い、肉体関係まで持っていながら彼女にもいい顔をするような人でした。

何も知らなかった彼女は、ある日彼の家を訪ねたら写真で見た元カノが出てきて真実を知り、そのまま自分が捨てられたことで男性不信のような状態に陥ります。

男性を信じるのが怖くなった中でゆっくりと親しくなれたのが、サークルで知り合った3つ年上の彼でした。

年収も低く、お世辞にもかっこいいとは言えない彼でしたが、そんなことは彼女にとって何のマイナスにもならず、いつも丁寧に接してくれる姿、まず自分の気持ちを確認してくれる姿に惹かれていったといいます。

「友達からは『あんな人のどこがいいの?』って訊かれるけど、私をちゃんと見てくれるし無理も言わないし、信用できるの」

と彼女は笑顔で報告してくれました。

そして、ふたりは何とか結ばれます。

お互いに遠慮しがちなお付き合いでしたが、彼女は彼を信じ、心を開いて言葉をかけます。

彼のほうも、最初のうちはデートに誘うのもぎこちなかったそうですが、連絡をくれる回数が徐々に増えていったそうです。

セックスもガツガツせず抱き合えて、「好きだ」と言ってくれる彼。

会えばいつも明るく幸せそうな彼女でしたが、ある日

「彼ね、私がほかの男の人の話をするとすごく嫌がるの。すぐケンカになるのがつらくて」

と相談されました。

話を聞くと、現在ある会社でデザインの仕事をしている彼女は周りに男性社員が多く、取引先でも男性と話すことが多いため、どうしても仕事の話になると「ほかの男の人」が登場します。

それが彼は気に入らないらしく、「あの人のおかげで助かった」など少しでも褒めると「へえ。使える男がいて良かったじゃん」などの嫌みが始まるそうです。

ただのやきもちなら流して終われるのですが、彼の場合は出勤前のLINEでも「今日も男と会うの? さぞ綺麗な顔をしているんだろうね」「頼れる男の人たちとがんばってね~」などひねくれた言葉が続き、彼女は傷つきながら出社していました。

で、退社後にデートすればキスやセックスを迫り、彼女が止めると「俺のこと、本当に好きなの?」「嫌なら別れようか?」など試すようなことばかりしてくる。

そんな彼とどう向き合えば良いのかわからず、彼女はすっかり消耗していました。

「それは依存だよね。ほかの男に取られるのが怖くて、何とか縛りつけようとしているようにしか見えない」

そう言うと、彼女はビクッと肩を震わせて

「やっぱりそう思うよね。私のこと、信用してないってことだよね?」

と涙をこぼしました。

結局、何を言っても聞き入れなくなった彼に限界を感じ、彼女のほうから別れを告げ、関係は終わりました。

■復縁を望みながら「俺は悪くない」と思いたい男性

彼女の話では、彼は30代半ばになるまでまともに女性と交際したことがなく、アプローチもわかりづらくて「気持ちを口にするのが苦手な人」でした。

お付き合いに至ったのも、いつも彼女を家まで送ったときに彼がじっとうつむいて言葉を待つような場面が多く、それを見て彼女のほうから「彼氏になってもらえませんか?」と切り出して叶ったこと。

付き合っているときは、「優しいときは機嫌もいいし何でも話せる」のだけど、ひとたびつまずくことがあると「すぐ言葉が荒くなって攻撃してくる」一面があります。

「自分に自信がないため感情が不安定で、愛されていると実感できるときしか、愛情を返そうとしない」

別れた後で彼女から出たのはこんな言葉です。

関係が終わってから2カ月後、彼のほうから連絡がありました。

「あなたの人生には二度と関わりません。申し訳ありませんでした」

突然謝られて、彼女は混乱しますがすぐに「よりを戻したがっている」ことに気づきます。

こんな言葉を送れば彼女は返事をくれるだろう。まだ好きでいてくれるかもしれない。そんな「下心」を感じたと彼女は言います。

悩んだ末に、彼女は彼に電話しました。彼女のほうも彼に未練を抱えていて、「あんな終わりになったけど、もう一度彼と向き合ってみたい」と願ったからです。

ですが、久しぶりに会った彼は、以前と少しも変わっていませんでした。

「君がほかの男の話をしなければ俺もあんなことは言わなかった」
「君のことは本当に好きだった」
「やり直せるけど、うまくいく自信はない」


要は、「俺は悪くない。でも復縁はしたい」という彼の態度を見て、彼女は大きく落胆します。

結局、別れたのは彼女のせいであり、依存していた自分は棚上げしている状態。彼の望みは「俺のことが好きならほかの男の話なんかするな」「俺とまた付き合いたいならお前が変われ」と、彼女だけが変化することでした。

彼女は、正直に

「私はあなただけを愛しているとずっと言ってきたはず。裏切ったことはないし、そう思わせるようなこともしなかった」

と彼に言います。

過去に裏切られた経験があるからこそ、彼には誠実でありたい。そのことだって、彼女は交際しているときに打ち明けていたのです。

それでも、彼は自分の非を認めません。

「じゃあ俺の不安はどうなる。君さえほかの男の話なんかしなければ……」

「自分は変わらなくてもいいと思うの? 別れたのは私のせいなの?」

彼の言葉を遮って、彼女は言いました。

そのとき、彼女は彼への恋心を諦めていたそうです。

「こんな人、よりを戻したってきっと同じ結果になる」

そう思った彼女は彼とやり直す決心は捨て、改めて終わりにしようと思って彼と向き合いました。

そんな彼女の様子を見て、彼は

「変わったところで、好かれていないなら意味がないじゃないか」

と吐き捨てるように言います。

■「愛されている自分」しか大事にできない弱さ

彼のこの言葉を聞いて、彼女は「ああもう無理だ」と悟りました。

目の前にいる彼は、私のことなんか愛していない。
この人が見ているのは、私ではなく「愛されている自分」。
私に好かれなければ、どんな努力もする気が起こらない。

つまり、愛されている自分しか大事にする気はない。


そう思った彼女は、「やり直す気はありません」とだけ答えて彼の前から去りました。

良い関係を築くには、悪いところは改善する、相手の変化を受け入れるなど、努力することが不可欠です。

何もしなくても愛されるなんてことはなく、お互いが力を尽くして愛情は育つもの。

「変わったところで愛されていないなら意味がない」と思うのは、まず愛されることが前提です。

愛されていないと何もできないのであれば、それはただの依存であり、相手の愛情に甘えているだけになります。

愛されていることにあぐらをかけば、一方通行の努力に相手が疲れるのは当たり前。

それが男性にはわからないのですね。

復縁を望むなら、別れた原因を見つめ直して問題を解消し、改めて信頼関係が築けるよう努力する姿勢がないと叶いません。

それができないのは、「愛されている自分」しか大事にできないから。

自分以外の男性の話が出るだけで怒りを覚え、それだけに心が囚われていれば彼女がどれだけ「愛している」と伝えても届きません。

だから、ネガティブな言葉をかけることで彼女に罪悪感を持たせようとし、自分が都合よく認められる「愛されている」を得ようとします。

これまでまともに女性と向き合ったことがなかった男性は、心を開いて自分の弱さを反省することより、自分を苦しめる彼女を責めることしか思いつかなかったのです。

■「愛する人のために自分を変える」勇気

自分を変える、なんて口でいうほど簡単なことではなく、葛藤もあればうまくいかない苦しみに何度もぶつかります。

それでも、愛する人に愛されたいのなら、自分が変わるしかない場面はたくさん訪れます。

彼の場合は、「彼女がほかの男の話をすることで不安になる」のなら、嫌みを口にして止めるのではなく「彼女を信じる」努力が必要です。

目を開けば、彼女は必死に愛しているというサインを送っています。それに気づかないのは、自分がその場から動かずに狭い視野でしか周りを見ていないからです。

心を開けば、彼女には彼女の人間関係があり、そして自分に対して誠実に愛情を伝えてくれていることを理解できます。

愛情を受け取るためには、まず自分が変わらない限り、その余裕も生まれません。

もし、付き合っている彼氏が依存しているなと感じたら、一度距離をとって離れましょう。

心を遠ざけることで彼が努力を放棄しているかどうか知ることができ、もしそうであるなら、「今のあなたでは愛せない」ことを伝えます。

甘えるばかりで依存する男性ほど、自分の変化を嫌がります。

それは「変わったところで受け止めてもらえるかどうかわからない」不安があるからで、それでもその状態を放置しておけば関係は必ず破たんします。

それを理解してもらうことが、関係を正常なものに戻すための大切な一歩。

変化を恐れず、一緒に変えていく努力を忘れないふたりが、幸せな恋愛を続けていけると心得たいですね。

自分に自信のない男性は「愛されないと自分の価値を確認できない」からうまくいかない

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好きな人から愛されることは、誰にとっても大きな喜びですよね。ですが、自分に自信のない男性は「相手から先に愛されないと好きになれない」など、恋愛を前向きに楽しむことができません。相手任せの恋愛がうまくいくはずがなく、最後はまたひとりぼっちになってしまう弱い男性の恋愛パターンについて、お話しします。

愛されることしか考えない男性ほど、好きな女性を遠ざける

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好きな人に愛されるのは幸せなこと。ですが、「他人からの愛情」に執着する弱い男性は、好きになるほど女性を遠ざけてしまいます。「傷つけられたくない」「捨てられたくない」そんな気持ちが強くなると、わずかなつまずきでも不安になって女性を攻撃してしまう。女性と良い関係を築けない原因は、「心の器」が小さいことにあります。

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ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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