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自分に自信のない男性は「愛されないと自分の価値を確認できない」からうまくいかない

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好きな人から愛されることは、誰にとっても大きな喜びですよね。ですが、自分に自信のない男性は「相手から先に愛されないと好きになれない」など、恋愛を前向きに楽しむことができません。相手任せの恋愛がうまくいくはずがなく、最後はまたひとりぼっちになってしまう弱い男性の恋愛パターンについて、お話しします。

自分に自信のない男性は「愛されないと自分の価値を確認できない」からうまくいかない

■「好かれていないのに努力したって、意味がないよね」

ある男性の話です。

40代半ばになるまで女性と付き合ったことがなく、セックスの経験も風俗だけという彼は、「女性と良好な関係を築く」ことができずにいました。

これでまでの恋愛といえば、

・何度も目が合うだけで「好かれている」と思いこむ
・笑顔で会話してくれるから「好かれている」と思いこむ
・LINEが続くだけで「両思いだ」と思いこむ
・誘われるから「俺に気がある」と思いこむ


のように「確信を得ないもの」で突き進んでしまうことがほとんど。大丈夫だろうと思って告白しても、相手からの返事は「NO」で肩透かしをくらってばかりでした。

人と関わりたい、女性と親しくなりたい気持ちは人並みにあるのに、すべて「相手が先」であることが、彼の恋愛がうまくいかない原因です。

「背は低いしブサイクだし、年収は300万円。こんな俺じゃ、まともに相手にされないだろう」
「女性の気持ちがわからない。期待してもいつも裏切られてばかり」

という諦めが、年を重ねるにつれて、彼の中から自信を奪っていきました。

自分からアプローチしても、うまくいかないならつらいだけ。これ以上惨めな思いはまっぴらごめんだ。

そう思う男性の口から出る言葉は、

「好かれていないのに努力したって、意味がないよね」

でした。

だから、まず相手の気持ちを前提にする。

相手が先に自分のことを好きになってくれたら、俺も好きになる。それなら傷つかないから。受け入れてもらえるから。

好意を寄せる女性が現れても、自分から好きと伝える前に相手の気持ちを探る。もっと好きになりたい、もっと関わりたい心にブレーキをかけ、まず相手から好かれることを望む。

好かれたいなら、自分を知ってもらう努力をしないと良いつながりは持てません。

お互いのことを打ち明けて、理解していって、恋心は育ちます。でもこの男性は、その努力を放棄して「まず好かれてから自分のことを見せる」ことしか考えていませんでした。

■相手の行動を待たないと動けない

そんな男性にも、好意を持つ女性が現れます。

その女性は、男性の年収や肩書きには興味がなく、純粋に中身を見ていいなと思っていました。

彼女からの連絡が増え、ランチしたりドライブしたり、楽しい時間が彼の心を刺激します。

「俺に好意を持ってくれているんだろうな」とは普通に感じるし、自分も彼女のことを好きになっている。

ですが、問題はこれから。

これまで自分から女性にアプローチしてこなかったので、彼女にどうやって好意を伝えれば良いのか、また彼女の気持ちをどう受け止めれば良いのか、男性にはわかりませんでした。

女性のほうは、「一緒にいて楽しい」「次はあそこに行こう」と彼に関わりたい気持ちを伝えることで、好意を受け取ってほしいと思っていました。

そして、自分に好意を持ってくれるなら、きっと彼からも誘いがあるだろう。応えてくれるだろうという期待も持っていました。

ですが、関係は一向に進みません。

いつも声をかけるのは私から。誘えば来てくれるけど、ご飯を食べたらそのままバイバイだし、もっと一緒に過ごしたい素振りもない。

「誘ってくれてありがとう」「楽しかった」とは言われるけど、自分が動かない限り彼からのアクションはない。

物足りなさと不安を覚え、告白もできないし彼が何を考えているかわからない。

「常に受け身でいたい人なんだな」と実感することで、自分とは合わないかも、というつまずきを抱えてしまいます。

毎回こちらが誘う側になるのではなく、たまには彼からも気持ちを伝えてもらいたい。もし好きでいてくれるなら、それを実感させてほしい。

そう思っても、肝心なところで「決定打」を避けようとする男性の姿に、女性の恋心は少しずつ萎んでいきました。

■「先に俺を愛さないと愛してやらない」という“脅迫”

一方、男性のほうは女性のそんな不安は何も届いておらず、ひたすら「好意を見せてもらうこと」に執着していました。

誘ってほしい。俺に好意があると伝えてほしい。そうすれば俺も応えられる。好きになることができる。

本当は、ランチが終わってすぐ解散ではなくて「もう少しドライブでもしない?」「うちで映画でも観ない?」と誘いたい。

でも、もし断られたら。嫌な顔をされたら。

傷つくのは嫌だ。だから彼女の愛情に乗っかりたい。

彼は彼女から誘われても自分がクルマを出すこともなく、いつも彼女の送迎に甘えていました。「俺のことが好きならそうするはず」と思っていて、そうしてくれる彼女に安堵を覚え、だから遠出するときも運転を代わることもなく、ランチ代を出すこともしませんでした。

対等なつながりではない。

いつしか、彼女は男性との関係を負担に感じるようになります。

いつも私ばかり。この人は、たぶん私のことは好きなんだろうけど、決して私を大事にしてくれているわけではない。

「いつもありがとう」とは言ってくれるけど、それだけ。たとえば、「クルマを出してくれているから、ランチは俺が払うよ」「運転は俺がするよ」でもあれば、女性の気持ちは全然違ったものになっていました。

そろそろ終わりにしよう。女性は落胆しながらそう決めます。

女性が自分から離れていく気配を感じた男性は慌てます。

「どうして? 俺のことが好きじゃなかったの?」
「俺、何か悪いことしたっけ?」
「何もしていないのに、どうして離れていくの?」


彼女の言葉が他人行儀なものに変わっていくのを感じるたび、絶望が彼の心を苦しめました。

何でだよ。俺と別れてもいいのかよ。

すでに「ほとんど付き合っているのも同然」と思っていた男性は、彼女の悩みがまったく理解できなかったのですね。

彼女からの好意を感じていたからこそ、離れようとする女性の姿は彼にとって「裏切り」でした。

そして行き着くのが、

「俺を好きにならないと、愛してやらない」

という“脅迫“です。

あくまでも自分から“先に”愛情を伝えることはなく、女性からの決定打を待つ。そうしないと愛せないから。

そうしないと「彼女にとっての俺の価値」を実感できないから。

離れていこうとする彼女に、彼は強い怒りを見せました。

「離れていきたいなら、どうぞご自由に」
「別のあなたのことなんて好きじゃないし」
「あなたがいなくても俺は平気だし」

これらの言葉は、すべて

「どうか俺を捨てないで」
「俺のことが好きだと言って」
「俺はあなたのことが好きでたまらないんだ」


という彼の心の悲鳴です。

素直に言ってしまうと、もし違ったら痛みを負うことになる。またつらい気持ちを味わってしまう。

だから、先に愛してると言ってくれ。

この「甘え」を目の当たりにした女性は、その場で男性との縁を切りました。

どこまでも自分の気持ちを前提にしないと関われない男性など、女性にとって愛する対象ではありません。

恋愛はお互いが対等な気持ちで向き合うもの。ふたりで愛情を育てていくもの。

こちらを傷つけることで、すがることを強制されるなど、女性にとっては「まともじゃない」としか言えませんでした。

■「愛情の出し惜しみ」が自信を奪う

この男性は、「愛情の出し惜しみ」がさらに自分の自信を奪うことに気づきません。

「好かれていないのに、努力したって無駄だよね」と言えてしまうことこそ、男性の弱さ。

ただ愛されることだけを望んでも、何もせずに居心地の良い関係が手に入ることなどありません。それが現実です。

堂々と「好きだ」と伝えることで、お互いに心を開き、幸せなつながりを維持していけることを、この男性が学ぶ機会があれば良いなと思います。

また、こんな男性を好きになってしまったら、「愛情を前提にする関係はまともじゃない」ことをはっきり伝えましょう。

あくまで対等に向き合いたい。その意思を伝えることで、男性が自分の「甘え」を振り返るチャンスにもなります。

伝えることも受け取ることも、勇気がいります。

その努力こそ、愛情を深めるためには必要不可欠であることを、忘れずにいたいですね。

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ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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