女っぷりが上がる。ヘアアイロンの基本の使い方
大人世代のスタイリングに欠かせないのが、ヘアアイロンやホットカーラーを使ったスタイリング。意外と苦手な方も多いのでは? そんな方のために、基本的なスタイリングの仕方をレクチャーします。
■女っぷりを上げる。大人世代向けヘアスタイリングの方法
30代から40代にかけて髪質に変化が見られ、柔らかな女性らしいヘアスタイルをキープしていくためにヘアアイロンやホットカーラーなどを使う方も多いかと思います。
しかし、このスタイリングがなかなか難しく、ハードルが高いという声も。
そこで今回は、基本的なカールのスタイリングやスタイリング剤などの使い方をレクチャーします。
■ヘアアイロン、どのくらいの太さのものを使えばいいの?
アイロンの太さは、ヘアスタイルの長さやつけたいカールの大きさや強さ、髪質などによって選ぶと良いでしょう。
ショートヘア〜肩上のボブ……26mm〜32mmほどのカール用ヘアアイロン
肩下ボブ〜胸上ミディアム……26mm〜32mm〜38mmほど
胸上ミディアム〜胸下ロング……32mm〜38mm以上
ヘアスタイルによってこの限りではありませんが、大体の目安になるかと思います。
■何℃で巻けばいいの?
次に温度です。
一般的に100℃〜210℃くらいの間で温度設定ができるアイロンが多いと思いますが、180℃以上の設定になってくると、髪内部のたんぱく質に熱変性という形状の変化が見られる(もちろんダメージを伴います)ようになるため、高温域の設定には注意が必要です。
100〜120℃くらいの低温域で巻いた場合、柔らかめで弱く、やや取れやすいカールになります。
120〜160℃くらいの中温域では、程よく束感が出て持続するカールになります。
160〜200℃くらいの高温域では、強めのカールでしっかりした束感の取れにくいカールになります。
細く柔らかい髪質はカールがつきやすいので160℃までが適しています。
太く硬い髪質はカールがつきにくいため、160℃以上のしっかりした温度で巻くと良いでしょう。
■スタイリング剤の選び方は?
アイロンやホットカーラーで巻けたら、仕上げはスタイリング剤です!
巻く前に熱から保護するために、オイルや巻き髪用のミストを使う方も多いと思いますが、仕上げのスタイリング剤のチョイスも大切です。
自身の髪が硬かったり、巻きが取れやすかったりするなら、あえて軽めのスタイリング剤を選んでみると良いでしょう。スタイリング剤の重みでカールがダレてしまうのを防ぎます。
逆に柔らかく、リッジ(束感)が出にくい方は、ややしっかりとしたホールド力のワックスを軽く握るようにスタイリングするとキープしやすいです。
さらにはツヤ感をプラスしてくれるスプレーや根元だけを立ち上げるハードスプレーなども併用すると、せっかく巻いたスタイリングを美しく保ってくれますよ!
ぜひお試しください。
美容師。表参道NORAより20201月、NORA GINZAをOPEN 同代表。各種雑誌のヘアメイクやセミナー講師も行っている。