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あなたの生き方、性格はそのまま顔に出る 2/2


本当に失礼な話ですが、彼女だと気づいたときに私が真っ先に思ったことは、

「なんか、顔、変になってる!」

老けた、やつれた、整形した、そういうことではなく、何か言いようのない違和感のようなものを感じたのです。確実に以前とは違うけれど、「じゃあ、どこが違うのか?」と言われるとうまく説明できない、おかしな変化。それは、今までの生き様がそのまま顔に出てしまったかのような。今まで積み上げてきたカルマが顔を作っているかのような。

もちろん、彼女は悪人などではなく、むしろ私以上に至極真っ当な生活を送っているため、悪行をはたらいたから悪人面になったとか、そういう話ではありません。ただ、昔、よく顔を合わせていたときのことを思い返すと、ある点においてはものすごく自分本位になったりと、少し変わったところもあり、当時は「悪い人ではないけれど、ちょっと付き合いづらいな」と感じていたこともあります。

その「ちょっと変わったところ」が、10年分蓄積されて顔つきに現れてしまった、というのが、彼女の変化を説明するのに、一番しっくりくる理由ではないかと思います。

生き方 顔が変わる

■生き方、性格は顔に出る

彼女に限らず、ある程度の年齢の人に対して、顔を見ればなんとなくその人の性格が想像できる、ということは、皆さんも経験しているのではないでしょうか?

私も、サロンでお客様のBefore・Afterの写真を撮っていて、やはり顔つきと性格の傾向というものを感じます。

目元が優しそうな人は、話してみたらやはり穏やかな人だったり、意志が強そうな目の人は、予想通り強かったり、逆に目の奥が怖い人には、朗らかな人なんていないし、口がへの字の人に「あの人、いつも感じがいいよね」と言われる人はいないのです。

もちろん、万人がそうだということではなく、性格は顔に出る傾向がある、ということです。そして、こういうときに「全員がそういうわけじゃない! 顔で決めつけるな!」と言ってくる人もいると思いますが、その人は「そういうことを言いそうな顔」をしているのでしょう、きっと。

■過去の「業」が自分の顔を形づくる

ココ・シャネルが遺した名言「20歳の顔は自然からの贈り物。50歳の顔はあなた自身の功績」は、まさにその通りであり、過去の「業」が自分の顔を形づくっているのは確実。因果応報ではないですが、いい生き方・考え方をしてきた人はいい顔つきが、必ずしもいいとはいえない生き方・考え方の人には、それ相応の顔つきがもたらされるのでしょう。

だから「あれ? この人って……?」と、なんとなくイヤな感じがした場合は、極力距離を置くようにするとか、「人を見た目で判断するなんてよくない」なんて思わず、自分の感覚に従って行動した方が無難です。

また、そのジャッジは自分にも下されている、と肝に銘じて、自分の普段の顔つきを意識することも必要。

今、これを読んでいるこの瞬間、あなたはどんな顔をしていますか?

「『いつだってご機嫌な人』の人生は好転する【人生が好転する気づきの美習慣#7】」

※ この記事は2017年8月18日に公開されたものです。

木村 瞳

美容鍼灸師 自身のニキビ肌や毛穴の開きに劇的な美容効果をもたらした美容鍼灸に心酔し、鍼灸師の国家資格を取得。 美容鍼灸施術やワークショップ、美容コラム発信などを行う。

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