【ビジネス英語勉強法】英語が苦手だった私が海外企業で働くためにやったこと

【ビジネス英語勉強法】英語が苦手だった私が海外企業で働くためにやったこと

ビジネス英語を使えるようになりたい。でも、どう勉強すればいいの? 仕事上、英語を話せるに越したことはないとわかっちゃいるけれど、一体どうすればビジネス英語をものにできるのでしょうか。英語が苦手だった非帰国子女の筆者が、海外企業で働けるくらいの英語力を身につけた、独自のビジネス英語勉強法をお伝えします。


■帰国子女でもない私がやってきた、今日からでもできるビジネス英語勉強法

英語が話せると、仕事上で何かと便利なことが多いと、ここ数年実感している。職場で「英語ができる人」と認識されておくことで、海外で最先端の技術を学ばせてもらったり、国際会議に出たりと、チャンスをつかむ人たちをたくさん見てきた。

私自身はというと、夫がいきなり海外転勤になったのだが、ある程度の英語力があったおかげで、現地での就職活動にも積極的になれ、キャリアを中断せずに済んでいる。

実は昔から英語が大の苦手だった。英語の点数が低すぎるせいで志望校にことごとく落ちる、という失敗体験もあり、英語へのコンプレックスは相当なものであった。

しかし、学生時代に行った2週間のオーストラリアへの短期留学を契機に、英語を話すことに抵抗がなくなって、これまでに日本以外の2ヶ国で、多国籍の人たちと英語を使って仕事をしてきた。

今でもネイティブや帰国子女並に流暢に話せるわけではないが、仕事をする分にはあまり困っていない。海外で働くまでは、英語を使って仕事をすることがとてもハードルの高いことのように感じていたけれど、一度飛び出してみると、意外と適応できるものだな、と実感している。

今回は、英語を話すことやビジネス英語に抵抗がある方向けに、英語との向き合い方や、ビジネス英語の学習法について、自身の経験を元に紹介していきたい。

■完ぺきに話せなくてあたりまえ、と気楽にかまえて

十分な単語力も文法力もあるのに、「英語が話せない」という人はあまりにも多い。

現在タイに住んでいる私は、手持ちのタイ単語はそう多くないながらも、タイ人相手に堂々と会話をする日本人が多く、そのアグレッシブさに日々感銘を受けるほどである。

しかし、いざ英語になると、タイ語よりも知っている単語量は圧倒的に多いはずなのに、途端に「英語は話せません」と謙遜する人が少なくない。

おそらく、日本人の中で英語=流暢にカッコよく話せるレベルでないと、できるとは言ってはいけない、というような固定観念が深く根づいているのではないか?

語学の目的はコミュニケーションで、相手に正しく意図が伝わればその目的を十分果たしている。とくに、実務で英語を使うだけであれば、完璧な英語を話さなければ……と思い込む必要はない。

もちろんきれいに話せるに越したことはないが、まずは英語は母国語ではないのだから、正しく話せなくて当然、というある種の割り切りがとても大切だ。

■仕事で頻出する言い回しを英語化・暗唱する

ビジネス英語ができない、という自覚がある人は、日常会話なら何となくできるけど、仕事で使うようなフレーズや丁寧な言い回しがわからず、実務で英語を使うには不安がある、という心理状態なのではないだろうか。

このようなケースは、いくら英会話学校で日常英会話を極めても、英語が素早く聞き取れるようになったとしても、一向にビジネス英語の自信がつくことはないだろう。

基礎的な英会話力はもちろん大切だが、英語をビジネスで使用するにあたって、自分が属する業界や職種に特化したビジネス英語を並行して勉強する必要がある。

私自身は、普段実務でよく使う単語やフレーズを全部日本語で書き出して、英語が話せる友人や英会話学校の先生の力を借りてすべてを英語化し、日本語を見て英語がパッと出てくるレベルまでひたすら暗記する、ということをやってきた。

さらに、『英会話ペラペラビジネス100』『即戦力がつくビジネス英会話2』などの書籍を用い、実務で使えそうな汎用的な言い回しをピックアップして、徹底的に暗唱した。本自体のボリュームは結構あるけれど、今の自分に必要のない箇所はどんどん飛ばしていけばいい。

どのようなトピックについて話せるようになれば、自分はビジネス英語ができると言えるようになるのか、一度理想の状態を思い描き、効率的にインプットしていくことをおすすめする。

■英語を話さざるを得ない状況を強制的に作る

インプットと並行して、覚えたビジネス英語をアウトプットするために、英語を話さなければならない環境を定期的に作ってみてほしい。

たとえば、オンライン英会話で、自分の仕事について話したり、英会話教室のプライベートレッスンで、自社のサービスについてプレゼンをしてみたり、このご時世、英語に触れる機会は簡単に見つけられる。

専門的な内容であればあるほど、相手は完全には理解してくれないかもしれないが、ここで重要なのは「ひたすら英語を話してみる」こと。

レッスン中は受動的にならずに、自分が授業の主導権を握る心意気で、アクティブに取り組むのが理想だ。同じ業界の友人を見つけて、英語でディスカッションをしたり、長期休暇の際に短期留学を利用したりするのもいいだろう。

私は日本にいたときは、食事中に英語しか話してはいけない「英語ランチ」を同僚と定期的に開催していた。最初は日本人同士で英語を話す気恥ずかしさがあったが、やはり皆同じ業界なだけあり、他の人の言い回しや使う単語はとても勉強になった。

説明に詰まってしまったり、うまく話せなかった箇所は記憶に定着していない証拠なので、そこをまた重点的にインプットしていく。

「アウトプットは、英語をある程度覚えてから……」という人もいるが、後回し後回しにしてしまうのが人間の性。インプットだけではいつまで経っても話せるようにならないし、英語学習のモチベーションも下がりやすい。

うまく話せずに恥ずかしい思いをする経験は誰もが通っている道なので、場数を無理矢理にでも踏むことで、その先にある「あれ? 意外と話せるかも?」という感覚をつかみ取ってほしい。

この記事のライター

タイ在住のフリーライター/駐在妻。広告代理店勤務を経て、夫の駐在を機にバンコクへ移住。2017年からは駐妻生活に終止符を打ち、自身も駐在員として働くことを決意。海外転勤族の夫&愛猫と一緒に暮らしながら、国に縛られないワークス...

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