価値観の合わない彼氏と円満に別れたいとき、気をつけること 2/2
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今後の関係に期待させるのは避ける
相手を傷つけたくないと思っていると、つい「友達としてならOKなのだけど」や「これからはいいお友達として」など、別の関係ならやっていけるような発言をしてしまいがちですが、これはNGだと筆者は考えます。
あなたのことが好きな彼氏にとっては、「まだつながっていられる」という期待を持ってしまい、結局未練を残します。
あなたが本当に「彼氏は無理だけど、友達としてならいい」と思っていても、それは男性の存在を自分にとって都合よく扱うこと。
「相手はまだ自分のことが好き」という事実を無視して別の関係を期待させるのは、相手にとっては決して良い道ではありません。「価値観が合わない」を理由に別れるのだから、その事実だけを彼氏に受け止めてもらうことが、余計な未練を持たせないベストな方法だと思いましょう。
「俺が変わるから」と言われても、一度は別れる
男性のなかには、「価値観が合わない」と言われると「俺が変わるから」「努力するから」と自分の態度を改善しようとする人もいます。
実際に、彼女から別れを切り出されたことで「そこまで悩んでいるとは知らなかった」と改めてショックを受ける男性の話はよく耳にすることです。
ですがここで考えたいのは、これまで不満や寂しさを伝えてきたのに、それを放置されてきたということ。
別れたいと“最終通告”しなければ苦しみに気が付かない……それは相手があなたの気持ちを軽く扱ってきたことと同じです。
本当に変わろうと思うなら、別れを切り出される前にできたはず。今になって関係の改善を提案されても、それは遅いことを彼氏には知ってもらう必要があります。
また、これまで不満などを言ってこないまま別れを告げた場合でも、ふたりの間にあった溝に気づかないような関係性なのに、これからもいい交際ができるとは思えません。
「合うように努力するから」と言われても、一度は関係をリセットすることがふたりの今後にとって大切です。
「別れたくない」とすがられて受け入れてしまうと、男性はどこかで今までの関係に甘えます。捨てられなかったことで、あなたの痛みをまた流してしまうのですね。
本当にあなたの気持ちを尊重するなら、「価値観が合わない」事実を受け入れるのが誠意のある人間。
何を言われても、関係を終わらせたいあなたの姿勢を見せることが、彼氏にとってこれまでの自分を振り返る機会になると思いましょう。
「価値観が合わない」を理由に別れることは、相手を傷つけることではない
女性は「価値観が合わないって伝えるのは気が引ける」「こんな理由でお付き合いを終わらせていいの?」など、別れたいと思っても言い出せずに苦しむことがありますが、愛情を維持できないようなつながり方で関係を続けていくほうがつらいことです。
別れを切り出すことに引け目を感じるのは、「終わりにするのは嫌いになったとき」のような先入観があるからですが、自分ができる努力には限界があります。
「これ以上は無理」と実感したなら、素直にそれを伝えるのが相手に誠意を見せることにもつながります。
彼氏を傷つけることを恐れるから「こんな理由で」と悩んでしまいますが、それは相手を拒否することではなく、ただ「お互いの考え方に違いがあるだけ」と割り切ることも自分のためです。
無理にお付き合いを続けても、幸せな結末にはなりません。
きちんと自分の気持ちを伝え、「私にとって良いお付き合いではない」ことを知ってもらえれば、男性も今までの自分を振り返ることができます。
別れの痛みを恐れず、筋を通す姿勢を見せるのが、彼氏を尊重することになるのだと忘れないでくださいね。
※この記事は2019年5月23日に公開されたものです