もはや新常識? 結婚前の同棲のメリット&デメリットを教えて!
最近は同棲をしてから結婚に至るカップルが多いようです。どうせ一緒に暮らすのなら結婚しても同じでは? と考える人もいるかもしれませんが、同棲期間は相手の生活力や価値観を知るために必要な期間です。今回は、結婚前に同棲するメリットとデメリットをまとめました。
婚前同棲は今や常識? 同棲することによるメリットはたくさんありますが、ちょっと歯車が狂ってしまうと問題も噴出します。同棲相手とのコミュニケーションに気をつけたり、ルールを共有するなどして、ふたりでよく話し合ったうえで同棲に踏み切るようにしたいものです。
■同棲するメリット3つ
結婚後の生活がイメージできる
結婚後の生活が予測できるのは大きなメリットです。結婚後に「こんなはずではなかった!」と失望しなくて済むので、離婚する確率が下がります。
大好きな人とはいえ所詮は他人。生活も価値観も違うのは当然のことですよね。
同棲することで彼の知らなかった癖や生活習慣を知ることができ、結婚するべき相手か、結婚後うまくやれるのかどうかを判断できるでしょう。
もし自分と違う部分があれば、今後どうすり合わせていくかを考えられますし、自分に合わないと思ったら、結婚後と比べてリスクなく別れを選択することができるでしょう。
結婚に向けてお金を貯めやすい
同棲すると家賃や光熱費などの生活費を折半できるので、ひとり暮らしをしているときよりも金銭的な負担が少なくなるというメリットがあります。
結婚を前提に同棲しているのであれば、節約できたお金を結婚資金の貯金に回すこともできるでしょう。
ひとりで貯金するよりも、結婚という同じ目標に向かって協力し、励まし合って一緒に貯蓄に励むことができるのは心強いですよね。
また、相手の金銭感覚を知ることができるのもポイントですよ。
寂しい時間がなくなる
お互い仕事が忙しく、生活時間があまり合わなかったとしても、一緒に暮らせばその悩みも解決します。
家に帰ったときに「おかえり」と声をかけてもらえるのは、とても安心感がありますよね。
特に女性の場合、ひとり暮らしは不安が多いものですが、同棲することで何ものにも代えがたい安心感を得ることができるでしょう。
また、同棲することで恋人といつも一緒にいられる、好きなときにイチャイチャできる、浮気の心配がなくなったなど、会えない寂しさや不安な気持ちから解放されるのも同棲のメリットのようです。
法的な手続きを必要とせず、いつも一緒に過ごせるのは同棲ならではでしょう。
■同棲するデメリット3つ
自由な時間がなくなる
ふたりで暮らす以上、今までのように好き勝手に過ごすわけにはいきません。
予定が入ったら連絡をしたり、帰る時間を知らせたりなど、ふたりで生活をしていく上で新たなルールもできるでしょう。
また、友達との付き合いを自粛したり、友達側から気を使われて、あまり誘われなくなることもあるかもしれません。これを窮屈と感じたり、束縛と感じてしまう人も少なくありません。
結婚への決断が鈍る
同棲をしたことによって、結婚への決断が鈍ってしまうことも。同棲だけであれば親戚づきあいなどをすることもなく、結婚するよりも責任感を感じることなく、過ごすことができるでしょう。
そんな同棲生活に満足して結婚へのモチベーションが下がったり、結婚しているような感覚になって、プロポーズのタイミングがわからなくなったり……そんな男性も少なくないようです。
こうならないためにも、結婚を前提に同棲を始めるカップルは、事前に同棲期間を決めておくなど、計画性を持って始めるとよいでしょう。
お金のことで揉めやすい
同棲前は自由に使えたお金も、同棲をすることで制限されてしまいがち。同棲生活を円滑に続けるには、生活費をうまく分担しながらやりくりしていかなくてはなりません。
生活費の分担を曖昧にしてしまうと、「自分ばかり我慢している」「自分の方が多くお金を入れている」「相手にもっと遊びや趣味に使うお金を節約してほしい」など、不満を感じやすくなってしまうので、同棲をする際にはきっちりとお金の分担をしておきましょう。
また、怪我をして今まで通りに働けなくなったり、いきなり失業してしまったりなど、予想外なことが起こるかもしれないことも忘れてはいけません。
万一のときも考えてふたりで貯金をし、互いに支え合う気持ちが大切です。
お金の切れ目が縁の切れ目という言葉があるように、後になって揉めることのないよう、同棲前にしっかりと話し合っておきましょう。
■相手の価値観や生活力を知っておくことが大切
いざ一緒に住んでみると、相手の価値観の違いやそのギャップに驚くこともあるでしょう。しかし、付き合っているだけでは見えない生活力などを結婚前に知れるのは、とても大事なことですよね。
これから同棲をしようと考えているカップルは、メリットとデメリットの両方をよく考えてから慎重に始める必要があります。お互いに必要なルールを決めてから同棲をスタートさせてくださいね。
Text/ishikawa_A
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