自分の臭いが気になってストレスだという女性のご相談。「働くオンナのストレス相談室 #8」今回も、ゲイの精神科医のTomyさんに答えいただきました。自分の臭いが木になる人は「自己臭恐怖症」かもしれません。そんな時は、身近な人と話して本当に臭っているか確かめるのと、気にしない柔らか精神が大切です。
腰痛の原因はストレスかも?
ストレスが原因で「腰痛」になっているかもしれないという女性のご相談。「働くオンナのストレス相談室 #7」今回も、ゲイの精神科医のTomyさんに答えいただきました。腰痛の原因が見つからない時は「ストレス性」を疑ってみては? 日中のプチセラピーとして「呼吸法」がおすすめです。
【相談したいストレス】 腰痛は心の叫び? 15年以上も抱えて ストレスを疑い始めました
マナミさん(仮名)
44歳 商社秘書室勤務
15年以上、腰痛持ちです。
座りっぱなし立ちっぱなしの仕事でもないのに、痛み止めが効かないほど痛いときも。仕事ではずっと若いコとの感覚の違いが大きく、新卒のコは外国語のスキルが高いので、焦りを感じたりはします。
でも、社内の語学サポートを受けて目標をクリアできており、私自身もストレスに強い方なので、うつうつと悩むということはありません。
強いて言えば、最近すぐ辞める新人さんが続いてストレスとなり、腰痛がひどくなっているような気もします。カイロプラクティックやマッサージに行くとそのときはよくなるのですが、整形外科でも解決できず、今に至ります。
最近読んだ本で、腰痛はストレス性のことが多いと科学的に書いてあり、私もそうなのかなとは思うのですが……。
ストレスの自覚に鈍いタイプかも? 仕事場では60%にチカラをセーブ、 呼吸法のセラピーがおすすめよ
Tomy@ゲイの精神科医
アナタの腰痛が、ストレス性である可能性は高いかも。
そのメカニズムは、自分が認めたくない感情から意識をそらすために、脳がカラダに痛みを発生させて、ココロのバランスを取っているというもの。不安除去のお薬などの、中枢神経系の痛みを取るお薬で改善する場合があるので、精神科や心療内科を受診してみて。
日常のプチセラピーとしては、呼吸法がいいと思うわ。ストレス性の痛みは何かに集中していると痛みを感じないものなので、意識的に精神を痛みからそらすのよ。
方法は、まず意識的に息を吐き切る。すると自然に深く息が吸えるので腹式呼吸になるわ。そのまま呼吸に意識を集中、10回呼吸を数えるの。副交感神経が優位になり、痛みが和らぐはず。自分の席でこっそりできるわよ。
最後に、アナタはストレスを認識する能力が鈍い可能性があるから、“ここまで頑張れる“っていうラインを60%まで引き下げて。ぎりぎりまでストレスが溜まってカラダに症状が出てる可能性があるので、意識的にダラけてさっさと家に帰ったり、楽しい予定を入れてココロを休ませてね。
■Tomyのアンチストレスメソッド
①腰痛はまず整形外科などをきちんと受診して。原因が見つからないなら、ストレス性を疑って、精神科や心療内科を受診しましょう。
②副交感神経が優位になる呼吸法は、ストレス性の痛みにおすすめ。日中のプチセラピーとしてやってみて。
Text:Reika Nagata(Nananere!)
Illust:Aya Nodeki
■ゲイの精神科医 Tomyのプロフィール
Tomy/某国立大学医学部卒。精神科医として日々診察を行うほか、webサイトや自身のお悩み相談ブログでも悩める人々を救っている。「オネエ精神科医が教える壊れない生き方」(KADOKAWA/メディアファクトリー)