男女の摩擦をクリアする魔法のガイド! 浮気すら許し合う関係を目指して
https://p-dress.jp/articles/4214寝食をともにする男女の生活において、些細な不満は、ふたりの大きな亀裂につながります。そんな夫婦やカップルの間に生じる摩擦を解決するのが、ここで紹介する4つのガイドライン。このガイドラインを取り入れることができれば、お互いの間にあった溝が魔法のように埋まります。しかし、ここに思わぬ空白地帯が生まれて……。
今回は、アラフォー女性の結婚願望を4つの要素に分解して、そこから本当に結婚をする必要があるのか、考察をしてみました。なんとなくの感覚で、結婚に対する見通しを立てている方は、こちらを参考にして、ご自身の将来を改めて考えてみてください。
国勢調査のデータに基づくと、現代のアラフォー(=35歳~45歳・やや広め)の女性の未婚率というのは20%近くもあるようですね。
この数字が高いのか低いのかは、今回は触れないでおきます。
ただ、未婚のアラフォー女性の多くが、周りからの「結婚しないの?」という外圧と、自分自身による「結婚どうしよう」という内発的な逡巡が生み出す”人生設計の乱気流”の中にいることは想像に難くありません。
しかし、「結婚する or しない」ということは、丸ごと一括で考えられるほど単純なテーマではないように思えます。こうした選択は、複数のメリットと複数のリスクが絡み合った複合的なものだからです。
その複合的な「結婚する or しない」問題を丸ごと一括に扱ったまま、考え疲れて、貴重な時間が空費されることも、焦って早計な結論を出してしまうことも、どちらも感情に流されていることです。それは人生全体を考えると、大きなリスクと言えるでしょう。
今回は、アラフォー女性の結婚願望を構成する要素を解剖し、一つひとつバラバラに検証することで「本当に結婚する必要があるのか」を整理して考えられる状態にしたいと思います。
まず、アラフォーの女性が結婚しようとする目的の内訳を分解すると、以下の4つがほとんどになるのではないでしょうか。
1.相手への恋愛感情
2.生涯を添い遂げる家族の確保
3.経済的な見通しの確保
4.子どもがほしい
この4項目すべてを個別に考え、その上で関連づけることで「本当に結婚する必要があるのか」を客観的に考えてみましょう。
最も単純な動機ともとれますが、場合によっては最も大切な要素でもあるかもしれません。
男としての魅力を感じられない相手と結婚し、その後30~40年をともにすると考えると……それはなかなか恐ろしいことですね。必ずどこかで嫌気がさしてくるでしょう。
こういう男性と結婚してしまえば、女性は外に恋を求めることになるか、あるいは自己肯定感へのフラストレーションに日々苛まれることになるか、という気がします。
この「相手への恋愛感情」願望が一定ライン満たされる相手でないと、結婚したとしても、自分の努力ではどうにもできない問題にぶつかるでしょう。
だからと言って、この願望の一点突破で結婚を決めてしまうことも、当然ながらあまり賢明とは言えません。
さまざまな恋愛を経験してきた女性であればわかると思いますが、純粋な恋愛感情は時限式です。生物学的な観点だと、およそ4年で純粋な恋愛感情は消滅すると言われています。残念なことですが、これは遺伝子が持つ原則ですから、抗いようがありません。
スタート時点で男性としての魅力を感じる相手を選ぶことは大切なことですが、「男(オスと言ってもいいです)として魅力的に感じる」という感情だけでは、生涯のパートナーシップは担保されないという現実を理解しておく必要があります。
だからこそ、次の項目「生涯を添い遂げる家族の確保」の観点からの検証が必要になってきます。
結婚相手というのはスタート時点においては恋人でありながら、やがて家族になる人です。
そして、その家族としての関係性は、年数を経るほどに比重が大きくなっていきます(まだ新婚期2年を終えたばかりの僕が言うのもなんですけど)。
ウィリアム・グラッサー博士の選択理論心理学で言われる「愛・所属の欲求」によれば、ひとりで暮らすことを心細く感じるという習性が、やはり遺伝子の仕業としてあります。ヒトの遺伝子の基本設計が孤独に不快感情を感じるようにできているのです(その苦痛の強度、あるいはその苦痛への耐性に個人差はあります)。
その孤独がもたらす不快感情を癒し合う関係として、伴侶を求めるのも極めて自然な動機です。
そして、家族ということは、男と女という関係を抜きにしても、暮らしをともにしてお互いが心地よい相手であるかについて冷静に考える必要があります。
たしかに、生活スタイルが完全に一致する人はそうそういないでしょう。意見の違いについて交渉する努力は必要になるかと。しかし、それができるかどうかは、「努力の程度」によります。
あまりにも価値観が違う相手と家族として過ごすことは大きな負担になります。しかも家族ですから、その負担が日常レベルでつきまとってくることに。
相手の価値観、生活スタイルとの折り合いをつけることが、「毎日できる努力」の範疇に入っているかどうかを、しっかりと見極めるべきでしょう。
このときに、大切になってくるのが「本人が何をするかを決めるのは本人」という基本ガイドラインに双方が合意することです。
男女の摩擦をクリアする魔法のガイド! 浮気すら許し合う関係を目指して
https://p-dress.jp/articles/4214寝食をともにする男女の生活において、些細な不満は、ふたりの大きな亀裂につながります。そんな夫婦やカップルの間に生じる摩擦を解決するのが、ここで紹介する4つのガイドライン。このガイドラインを取り入れることができれば、お互いの間にあった溝が魔法のように埋まります。しかし、ここに思わぬ空白地帯が生まれて……。
「自分に都合よく相手を変えよう」「自分に都合よく相手が変わってくれるだろう」という考えをどちらかが腹に抱えたまま結婚生活に入ってしまうと、それはそれは恐るべき摩擦と衝突を生みます。
これがまた次の項目「経済的な見通しの確保」にもつながってきます。
家族であるということは、生活をともにする関係であると同時に、経済活動の共同体でもあります。
誰しもが逃れられない課題として、「自分がいくつまで働けるのか」「働けなくなった後の生活資金をいつ・どのようにして確保するのか」ということがあります。
これを支えてくれる稼ぎ手として伴侶を考えることは、なにも間違いではありません。また、相手に養ってもらうつもりはなく、自分自身で稼ぐ意思があったとしても、「経済的な見通しの確保」のために結婚を考えるのは堅実な戦略と言えます。
細かな計算は省きますが、ひとりで生活を営むよりもふたりで生活を営む方が、経済的には有利です。
しかし、どちらにしてもここについては、言葉にして数字にして、ふたりでよく話し合う必要があります。お金の話はとてもデリケートな問題だからこそ、お互いの腹積もりに齟齬があった場合、とんでもないトラブルを引き起こす可能性も……。
大雑把に”察し合う”のではなく
「今の生活費の負担割合はどうするのか」
「老後への蓄えはどうするのか」
「いざというときのための備えはどうするのか」
などを、しっかりと話し合って設計を立てておくべきでしょう。
本当に、真剣に詳細に設計する場合には、ライフプランナー(保険マン)に相談するのも効果的な選択です。
その上で、双方が合意できる人生全体の経済戦略を共有できなければ、お互いがどれだけ稼いでいても「経済的な見通しの確保」という願望は満たされない恐れがあります。
これは人によってはかなり切実な問題です。そして、他の世代の結婚願望との違いが最も如実に表れるところかもしれません。
当然ながら、生物学的な生殖の限界が近いことがその理由です。アラサーならば、まだ充分な猶予があります。アラフィフならば、(失礼ながら)ほとんどの方が諦めている項目でしょう。
「どうしても子どもがほしい」
「自分の人生に母としての役割を持ちたい」
という想いがあるならば、ここで大きく決断する必要があります。
そして、その決断に関しては、願望1~3を踏まえた上できちんと考えるべきです。
男として魅力を感じない人の遺伝子を受け入れたいでしょうか(相手への恋愛感情)?
家族として暮らすことに難を感じる人と良い父母になれるでしょうか(生涯を添い遂げる家族の確保)?
双方が合意できる経済的戦略を共有できていない相手と子育てが可能でしょうか(経済的な見通しの確保)?
いずれも本人だけの問題ではありません。一番影響を受けるのは子どもです。
ただ「出産したい」のか、それとも「ひとりの新しい人間を育てたい」のか、そこを区分して考え、まだ存在していない子どもに対しての責任ある姿勢を取る必要があります。
なお、なんらかの事情によって、未婚の母になるという選択をする方を否定するつもりはありません。ただし、子どもが健全に育つのには、健全な父性の存在が必要だというのが僕の見解です。
それは、女性がひとりで無理して補おうとしない方がいいでしょう。
以上、アラフォー女性の結婚願望の内訳を4項目に分解して、一つひとつ検証してきました。
ここで、ひとつ明言しておきたいことがあります。
それは「どの願望も無視してはいけない」ということです。
アラフォー女性の婚活にまつわる記事で、「アラフォー女性の婚活には妥協が必要」というものをよく見かけます。本当によく見かけます。
その分野の専門家の方がおっしゃることですし、言いたいことはよくわかるのですが、やはり僕は妥協していい結婚などないと思うのです。妥協という解釈で結婚をすることは、相手にも自分にも(場合によっては産まれてくる子どもにも)失礼です。
大切なのは「妥協」ではなく「願望の明確化」です。
この記事でご説明した4項目の願望それぞれについて、自分が求めている基準はどんなものなのか、自覚しておくことだと思います。
1.どんな男らしさを、どのくらい感じたいのか(相手への恋愛感情)
2.どんな生活スタイルを送りたいのか(生涯を添い遂げる家族の確保)
3.どんな経済戦略をとりたいのか(経済的な見通しの確保)
4.どんな子育てをする父母になりたいのか(子どもがほしい)
これらの基準は人との比較で見つかるものではありません。
答えは自分自身の中にしかないのです。
結婚というのは人生の重大事。
そこについて真剣に考えることは、自分の人生について考えることと見事に重なります。良い結婚をするためには、自分の人生を、自分の願望を客観的に見ることが必要でしょう。
さて最後にまとめとして、これら4項目を踏まえてアラフォー女性の「結婚の必要性」を考察しましょう。
4項目がそれぞれどんな形であるかは、それこそ十人十色、無限のバリエーションが考えられます。そこで、極端なタイプとして「結婚を考える必要がまったくないアラフォー女性」を想定してみましょう。
「結婚を考える必要がまったくないアラフォー女性」の4項目は、
1.恋愛感情を感じる相手がいないし、探したくもない
2.ひとりでいるのがとても好きだ
3.人生全体の経済的な見通しは自立して立てている
4.子どもはほしくない
ということになります。
本当に極端ですね。
正直「男性だ……」という気がしなくもないですが、それもまた人生なので自由だと思います。
上記と1項目でも違うのであれば、その女性は他の項目についてもよく考えてみるのが良いでしょう。その上で、「自分が支払うべき代償」と「満たされる願望」を天秤にかけて、自分にとって結婚が本当にベストな選択なのか、必要なのか、と検討すれば良いと思います。
ただ、最低でも「1.相手への恋愛感情」はないと、相手の男性はツラいでしょうね。
つまり「ひとりでいるのは嫌だし、人生の経済的な見通しを誰かに支えてほしいし、子どももほしいけど、恋愛にはもう興味がないのよね」という人と結婚したい男性はちょっと考えにくいです。
いくつになっても、どんな願望の形であっても、結婚の土台にあるのは「男と女の恋愛感情なんだなぁ」と、ここまで書いて意外な結論が出た気がします。
あなたは、どうお考えになりますか?