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生誕110年を迎える東山魁夷の展覧会が8/29より京都国立近代美術館で開催

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日本を代表する「国民的風景画家」「青の画家」とも称される東山魁夷の回顧展が京都(8/29~)と東京(10/24~)で開催されます。

生誕110年を迎える東山魁夷の展覧会が8/29より京都国立近代美術館で開催

生誕110年を迎える東山魁夷の大規模な回顧展が、8月29日より京都国立近代美術館、10月24日より東京の国立新美術館で開催されます。
今回の展示では、代表作である『残照』、『道』、『緑響く』のほか、ヨーロッパや京都の古都の面影を描いた風景画など約80点により、国民的風景画家とうたわれた東山魁夷の全貌をたどります。
さらに、構想から完成まで10年を要した東山芸術の記念碑的大作、奈良・唐招提寺御影堂の障壁画(襖絵と壁面全68面)を再現展示します。

1章 国民的風景画家

1908年横浜に生まれ、神戸で育ったのち、18歳で東京美術学校日本画科に入学した東山新吉。
23歳で卒業し、研究科へ進み、結城素明に指示し、「魁夷」を雅号とした。25歳で東京美術学校研究科を終了し、ドイツに留学。ヨーロッパ各地を旅行、日独交換留学生に選ばれ、
西洋美術史を学ぶ。27歳のとき、父病気のため、留学を中断して帰国。
32歳に結婚したが、34歳で父、37歳で母、38歳で弟を亡くすという辛い30代であったが、39歳で第3回日展に出品した『残照』で特選を受賞します。第6回日展には『道』を出品。


『残照』 1947年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵

『道』1950年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵

日本中を写生して回り、写生地の特徴を残しつつも普遍化された作品は、日本の風景に親しんだ人々にとってはよく見知っているもののように感じられ、素直に心をゆだねることができる風景画となり、国民的風景画家と呼ばれるようになりました。


《花明り》 1968年、東山魁夷、株式会社大和証券グループ本社蔵

2章 北欧を描く


『冬華』1964年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵

1962年(54歳)に、北欧の旅に出ます。妻・すみの父、日本画家・川崎小虎から見せてもらった北欧風景を題材とした写真集が記憶にありました。『残照』『道』の発表以来、一躍人気作家となり、安住の地となる自宅の再建がかなったにもかかわらず、その安定した場所から抜け出そうとしたのです。
 果たして北欧の風景は想像通り、帰国後連作を発表すると、幻想的で清澄な画面が評価され、「青の画家」というイメージが生まれました。

3章 古都を描く・京都


『夕星』1999年、東山魁夷、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵

京都は、北欧に旅立つ以前から、川端康成より、失われつつあるかつての姿を画面に描き止めるように勧められていました。また東山自身も、神戸時代以来、たびたび訪れたところでした。帰国後、皇室から依頼された新宮殿の大壁画制作の仕事は、日本的なものを前面に押し出した図柄でなくてはならず、ついに日本の古都を代表するこの町を描くことに着手しました。新宮殿の大壁画が完成した同じ年(1968年)に、「京洛四季」展で連作が発表され、北欧シリーズとは全く違う、大和絵的側面が現れた日本回帰の作風として、
東山の画風に新たな魅力を加えたのでした。

4章  古都を描く・ドイツ、オーストリア

京都シリーズを公表した翌年、ドイツ・オーストリアへ旅立ちます。父の病気で留学を中断したとはいえ、約2年間をすごしたドイツ。自然の風景を描いた京都の連作と比較して、ドイツ・オーストリアの連作は圧倒的に建物や街並みを描いたものが多かったのです。自然風景を主に描いてきた画家にとってはやや異色な連作となったが、その魅力の幅も広がりました。

5章 唐招提寺御影堂障壁画


唐招提寺御影堂障壁画のうち、『山雲』(部分)、1975年、東山魁夷、唐招提寺蔵

1971年(63歳)に熟慮の末、奈良の唐招提寺から受けた、鑑真和上の像を安置する御影堂障壁画制作と御厨子内部装飾の依頼を受託する。
67歳で、唐招提寺御影堂の第一期障壁画『山雲』『濤声』を完成、72歳で第二期障壁画『黄山暁雲』『揚州薫風』『桂林月宵』を完成、翌年唐招提寺鑑真和上像厨子絵『瑞光』を完成する。


唐招提寺御影堂障壁画のうち、『濤声』(部分)、1975年、東山魁夷、唐招提寺蔵

6章 心を映す風景画


『白い朝』1980年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵

唐招提寺障壁画を完成させた東山は、この時はじめて、描くことは「祈り」だり、それであるなら、そこにどれだけ心を籠められたかが問題で、上手い下手はどうでもいいことなのだと思い至ったという。信じがたいことであるが、これまでずっと才能がないと思い続けていた画家は、やっと自分が描き続けることの意味を悟り、価値を見出すことができたのだ。
70歳を超えて、より多忙を極めて、写生に出ることもむずかしくなりました。これまでに見つめてきた無数の風景とスケッチをもとに、迷いなく制作を続け、作品を生み出したのです。90歳で生涯を終えるまで、東山芸術の集大成として、凝縮された自然と自らの命を描きつけた作品群をのこしました。


『行く秋』1990年、東山魁夷、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵

展覧会概要

こちらの東京展のチケットを、5組10名さまにプレゼントします。
>>ご応募はこちらから

京都展

会  期 2018年8月29日(水)~10月8日(月・祝)
開館時間 午前9時30分~午後5時
(毎週金・土曜日は午後9時まで)
※入館は閉館の30分前まで
休 館 日 毎週月曜日(ただし、9月17日、24日、10月8日は開館。9月18日、9月25日は休館)
会  場 京都国立近代美術館 (岡崎公園内)
〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町
主  催 京都国立近代美術館、日本経済新聞社、
テレビ大阪

お問合せ:TEL.075-761-4111


『緑響く』1982年、東山魁夷、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵

東京展

会  期 2018年10月24日(水)~12月3日(月)
開館時間 午前10時~午後6時
(毎週金・土曜日は午後8時まで)
※入場は閉館の30分前まで
休 館 日 毎週火曜日
会  場 国立新美術館 企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
主  催 国立新美術館、日本経済新聞社、
テレビ東京、BSジャパン
お問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)

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