木村瞳さんがきれいのために夜していること
美容鍼灸サロンコスメティックミューズ代表/美容鍼灸師の木村瞳さん。きれいのために夜していることは何ですか?
夜、眠る前にやることは、翌朝のきれいにつながること。明日からのきれいを作ること。美しく生きる人に、「きれいのために夜していること」を聞きました。
■夜食に「もずく」か「めかぶ」を食べる
サロンの仕事で遅くなるときは深夜0時を回る頃、帰宅することもあります。夕方軽めに食事をとっていますが、どうしても空腹を感じるときは夜食に、もずくかめかぶを食べることにしています。もずくだとそのまま、めかぶだと納豆やおくらなど、ネバネバした食材を混ぜ合わせるのが定番。どちらも夜更けに食べても罪悪感のない、ヘルシーでローカロリーな食べ物ですし、翌朝胃が重いと感じることもありません。
■クレンジングは焦らずじっくり
あらゆることで時短を意識している私ですが、クレンジングだけはゆっくり、じっくりしています。たとえば、アイラインやマスカラなど、皮膚が薄くなっている目元のポイントメイクを落とすときは、とても気を使います。基本的にお湯で落ちるアイテムを使っていますが、メイク落としをたっぷりなじませたコットンで、目元をやさしく押さえて、しばらくの間、じっと待機。ゴシゴシこすると皮膚が傷みますからね。もともとかなりの敏感肌だということもあり、弱酸性のソフトなクレンジング剤を使っています。質感はジェルタイプかミルクタイプを選ぶことにしていて、今はジェルタイプのものを使っています。
■高性能なマシンで、毛穴汚れを取り除く
バスタイムはクレンジング&洗顔後、音波洗顔器「クラリソニック」を使って、毛穴の汚れを取り除いています。肌に優しい感触の音波振動が、毛穴やキメの奥の汚れを浮かせて落としてくれます。使用時間はだいたい1〜2分くらいでしょうか。終わると自動的にオフになります。4〜5年くらい続いている習慣のひとつです。
■髪はアウトバストリートメントをなじませてドライ
カラーリングとパーマをしていて、ヘアセットにはワックスなどを使うこともあり、適当なケアをしていると、髪の毛はどんどん傷んでしまいます。人一倍、ていねいにケアする必要があると思っています。そこで毎晩必ず使うようにしているのは、フランス北西部ブルターニュ産・海藻のエキスを配合した、ラサーナのアウトバストリートメント。バスタイムに使う洗い流すタイプのトリートメントに加え、ドライヤー前にラサーナのものを使っています。海藻エキスが髪の毛に潤いを与えてくれるような気がします。
■肌の声を聞いた、オーダーメイドのスキンケア
ただ、必ず塗っているのは、アイクリーム。以前はヘレナ・ルビンスタインのものを使っていましたが、円高のあおりを受けて価格が上昇しているので、いろいろ試した結果、今はフローフシのものを使っています。ドラッグストアで手に入るお手頃価格にもかかわらず、大満足な使用感でおすすめです。
■「ハーブコーディアル」を飲む
ハーブや果物をシロップに漬け込んだ「ハーブコーディアル」(生活の木)を、水やお湯で7〜8倍に希釈して、いただいています。夜はカフェインの含まれない飲み物を飲みたいんですよね。砂糖が含まれていないのに、自然な甘さが美味しいハーブコーディアルは、夜ほっと癒されるのにちょうどいい飲み物だと思います。
■気になるパーツに置鍼やお灸をする
眉間や肩、背中など凝っていると感じる箇所に、置鍼(おきばり)を貼って寝ます。私がよく使うのは「パイオネックス」という商品。100個くらい入って2000円弱と、けっこうお買い得なんです。お灸は冷えやむくみが気になる足元などに使用しています。
最近は煙が出ないタイプや、火を使わずに済むお灸もあるので、火災報知機などが設置されたマンションに住んでいる方でも、安心して使えるはずです。
木村瞳さんプロフィール
Text/池田園子
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。