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名器って本当にあるの? 男性の体験談や名器に近づける方法を紹介

挿入時、セックス相手に大きな快感を与えると言われる「名器」。言葉は聞いたことがあっても、実態を知る人は多くありません。そもそも名器は本当に存在するのか、あるとしたらどんなものなのか。そして名器に近づける方法はあるのか。体験者たちの声を元に考えます。

名器って本当にあるの? 男性の体験談や名器に近づける方法を紹介

■「名器」とは?

「名器」とは、セックスで男性が挿入したときに多くの快感を与える腟を指します。

名器は、その質感や形状によっていくつかの種類に分けられると言われています。腟の中がひだ状になっており、うるおいも多いことから大量のミミズが男性器に絡みつくような感触を生む「ミミズ千匹」、腟の上側にあるザラザラした面が一般的な女性よりも多く、出し入れするたびに刺激を与える「かずのこ天井」、腟内にたこがいるかのように吸い付き締めあげる「たこ壺」、腟の入り口付近だけではなく、中間~奥にかけて締まる箇所が複数存在する「俵締め」などがその代表です。

経験の多い男性によると「100人にひとり」とも「1000人にひとり」とも言われており、希少な存在には違いないようです。

名器の存在は都市伝説のように語り継がれているものの、ほとんどの女性にとっては他人と比べる機会がないため「自分が名器なのかどうか調べる方法を知りたい」「可能なら名器を手に入れて男性の気持ちをつなぎ止めたい」「名器の女性に比べたら私のアソコはよくないかもしれない」と、「名器」という言葉に振り回されがちです。

実際に「名器」といわれる女性の腟はどのようなものなのか、名器に出会ったことがある男性にアンケートを取ってみました。

【男性の声】僕たち「名器」に出会ったことがあります

ペニスを吸い込んだり追い出したり、うねったり、ヒダが細かく震えたり、手前から奥にかけてランダムに締まったりといろいろあるけど、女性がメチャクチャ感じるとたいていは名器じゃないかと思う。


奥から何かが下りてきてまるで男性器にキスしにくるようでした。愛液の粘りも強く、それも気持ちよさを増幅させているようでした。


まったりと全体にまとわりついてくるが締め付けはそれほどでもなく、トロけそうになる快感でした。


入り口をギューッと締められるのは実はあまり気持ちよくなくて、名器だと感じた人は、つきたての餅のようにコシのある柔らかい粘膜が心地良くまとわりついて、ふわーんと包み込まれるのが続いていました。

【女性の声】私「名器」って言われたことあります

男性から「名器」だと言われたことのある女性からも話を聞いてみました。

本当に名器なのかはわかりませんが、私がセックスで気持ちよくれる相手には「絞り取られる」と褒められます。でも、相性がよくないと感じた相手には言われたことがないので、私が気持ちいいとき限定の名器です。


「ミミズ千匹でタコつぼ」だと言われたことがあります。男性のアソコを押し出すこともあるみたいで、今まで関係を持った人は全員3分もちませんでした。


昔から名器だと言われます。意識していなくても中が動くそうです。男性はいつも早漏なので挿入でイケたことがありません。

■名器を手に入れる方法

名器でない女性が名器を手に入れる方法はあるのでしょうか? 結論から言ってしまうと、100人にひとりや1000人にひとりと言われている特殊な名器は元々生まれ持ったものであり、努力でどうにかなるものではありません。しかし、いくつかのポイントに絞って努力すれば名器に近づけることはできるかもしれません。

「ミミズ千匹」や「たこ壺」などの言葉から、腟内の凹凸が目立ち、男性器をキツく締めあげるものが名器だというイメージがありますが、名器に出会った男性たちの声を聞いてみると、かならずしも腟内の凹凸や強い締めつけに心地よさを感じているわけではないようです。

アンケートでは「包み込まれる」「中が動く」という表現がとても多いのが印象的でした。このことから、男性器全体が腟でやさしく握るように包み込まれる「まったり感」、女性が高まっていくことで腟が動いて生じる「締まり」や「うねり」によって、なんともいえない心地良さが強い快感を感じていると想像できます。

これらのアンケート結果をもとに名器に近づく方法を考えてみました。

1.フィット感を高める

「名器」=「腟が強く締まること」だと思い、名器を目指して腟トレ(骨盤底筋を鍛えるトレーニング)に励む女性もいますが、「とにかく誰よりも強く締め付けよう!」と必死になって鍛えればいいというものではありません。腟トレで鍛えられるのは腟の浅いところが中心になるため、入り口だけが強く締まることで硬い印象を与えます。つまり全体的に包み込むまったり感を消してしまうこともあり得るんです。腟トレのやりすぎが逆効果になることもあるんですね。

しかし、湯船に浸かると腟にお湯が入る、尿漏れするなど、骨盤底筋群の衰えがみられる女性は、男性器に腟をフィットさせるための筋力が足りていない可能性があります。腟トレで骨盤底筋群を鍛えると、尿漏れなどの悩みを解消しながら適度な腟のフィット感を作ることができ、しかも女性が快感を得る手助けをしてくれる効果もあるので一石二鳥、いや一石三鳥です。

アスリートのようにストイックに鍛えなくても、通勤通学中やお風呂上がりに髪を乾かしている間などのちょっとした時間に腟を閉める運動を続けることがおすすめです。

2.粘膜の質感を改善する

セックスの経験人数が多い男性たちが声を揃えて言っていたのが、粘膜の質感です。「名器」と呼ばれる女性は腟内の粘膜に厚みと弾力があり、もっちりとしているそうなのですが、特にスポーツをしていて、なおかつ健康的な生活をしている女性ほどそういった傾向があるそうです。反対に過剰なダイエットをしている人、生活習慣が著しく荒れている女性には、腟内が痩せてフィット感不足、潤い不足を感じたそうです。

一般的に肌のコンディションを良くするためのアドバイスとして、健康的な生活と水分をこまめに摂ること、適度に運動することなどが勧められていますよね。腟内の粘膜も皮膚と同じように生活習慣が反映されてしまうのかもしれませんね。名器に近づきたい方は生活習慣から見直してみるといいかもしれません。

ただし、体質や治療のための服薬によって腟の潤いが少ない人もいます。その場合は、セックスやセルフプレジャーのときに、女性の粘液に似せてつくった水溶性の潤滑剤(潤滑ゼリー)を使いましょう。外から潤いを補充することでぬるぬる感を作り、性交痛の軽減に役立ちます。

3.自身の感度を高める

「女性が感じるほど中が動く」と聞いたことはありませんか?セックス中に気持ちよくなっているときに「意識して動かしてるの?」「今もしかして締めてる?」と聞かれたことのある人もいるのではないでしょうか。また、体位は変えていないのに、腟に空気が入ったり出たりして音が鳴った経験がある人もいると思います。

女性が気持ちよくなってくると、腟の中がうねるように動いたり、全体的に吸い上げるような動きをしたりすることがあり、それが男性にも刺激になります。気持ちよくなるためには、どうしたら気持ちいいのかを相手に伝えること、セルフプレジャーで気持ちいい場所を探すことが大事です。普段使っているおもちゃをセックスに取り入れることもおすすめです。

「アソコがゆるい」と言われて傷付く女性もいますが、それは男性がひとりよがりのセックスをして女性の快感を無視している証拠。ふたりで一緒に気持ちよくなる努力をすれば腟の感触も変わるはずです。

4.経験値を上げる

セックスの経験も腟内の柔らかさにある程度影響すると言われています。セックスの経験が少ない女性や、セルフプレジャーの習慣がない女性の場合、挿入したときに少し硬く感じることがあるそうですが、経験を重ねるうちに腟内がほぐれて柔らかくなるようです。

経験が多すぎて緩くなったり腟壁の凹凸が無くなったりすることはないので安心してください。

■名器に近づけるには……

アンケートによると、名器はやはり存在するようです。ミミズやかずのこのような凹凸を腟壁に持つ名器、吸い上げて締める名器など、特殊な性質を持つ腟に憧れる女性も多いですが、名器を持つ女性もセックスを長く楽しめないなどの悩みはあるのかもしれません。

そんな希少な名器を努力で作るのは難しいかもしれませんが、男性器をまったりと包み込みながらうねる心地いい腟に近づくことはできそうですよね。名器に憧れる方は、健康的な生活を送ること、パートナーとふたりで一緒に気持ちよくなる努力をしていくことで名器に近づけてみてはどうでしょうか。

■専門家コメント

「名器」をつくるために欠かせないデリケートゾーンケアとは? 富永ペインクリニック院長の富永喜代先生に伺いました。

最高に気持ちがいいセックスを与えるという名器。しかも、それは、生まれながらに決まっているという。しかし、性交痛に悩む3000人以上の女性をオンライン診断してきた私は断言します。名器は作れる。そして、名器は簡単に失われます。

それにしても「名器」って不思議ですよね。たとえ極上の名器を持って生まれた女性でも、自分自身ではその価値が分からない。男性の評価を通してでしか、自分が名器かどうかが分からないのです。それは、世界最高のバイオリンと言われるストラディバリウスだって、弾く人がいなければその価値がわからないのと一緒です。でも分かっていることは、たとえそれが本物のストラディバリウスだとしても、長年放置され劣悪な環境下にあったとすれば、最高の音色を奏でることは難しいということです。

性交痛外来を開設する女医として言えることは、それは女性の名器も同じだということです。女性性器に潤いを与える女性ホルモン、エストロゲンのピークは20代前半です。それ以降は減少の一途をたどります。ですから、大人の女性が名器を作るなら、腟内外、クリトリスや肛門周辺のDケア(デリケートゾーンケア)は、毎日欠かすことができません。

つい「腟トレ=腟の筋肉を鍛える」と錯覚しがちです。しかし、セックスは腟の内腔だけでできるものではありませんよね。会陰部は、ハリがあって潤いがある方が良いですし、ニオイだって少ないほうが良いでしょう。さらに、セックスの気持ちよさを左右する感覚神経の感度が発達している方が良いセックスに繋がります。

もしあなたが生まれながらの名器でなければ、会陰部全体(腟の中外、クリトリス、大陰唇、小陰唇、肛門周辺)、感覚神経、脳脊髄まで、すべての総合力を上げて、彼が絶対に手離したくない最高の名器になればいいんです。腟を締める骨盤底筋運動を電車通勤時間などのスキマ時間を習慣にすることもいいでしょう。セルフプレジャーで感覚神経を刺激して会陰部の血行を改善し、ドーパミンやβ-エンドルフィンなどの脳内快楽物質を分泌して“イク感覚”を鍛えることも、会陰部の若さを保つのに効果的です。エストロゲンの有用成分エストラジオール配合クリームでDケアマッサージすれば、デリケートゾーンの乾燥から潤いを取り戻しやすいでしょう。もちろん、愛に満たされたセックスは、名器を作る最高の奥義です。

使わなければ変化するのが性器です。生まれながらに持った皮膚粘膜の厚みや柔らかさ、筋肉の強靭さに優れた1000人にひとりの名器の方は、それを大切にするべく日々のDケアを実践してみてください。そして、「1000人にひとりではないけれど名器になりたい」という方は、今人生最高の名器を手に入れるために、日々のDケアを怠らないでくださいね。

自分の健康な性器の状態を自分が把握せずして名器への道は開けません。デリケートゾーンは第二のお顔。毎日、お顔に化粧水で潤いを与えるように、しっかりDケアをして、ライバルに差をつけていきましょう。

専門家プロフィール

富永喜代
富永ペインクリニック院長。医学博士。日本麻酔科学会認定麻酔科指導医。1993年より聖隷浜松病院などで勤務し、延べ2万人を超える臨床麻酔実績を持つ。2008年には、愛媛県松山市に富永ペインクリニックを開業、17万人の痛みを治療する。セックスの痛みを診る性交痛外来は、3000人以上のオンライン診断を行う。YouTube『富永喜代の人には言えない痛み相談室』は開設1年で総再生回数2000万回を突破。著書は55万部のベストセラー作家である。『中居正広の金曜日のスマたちへ』『ホンマでっか!?TV』など、TV出演多数。

ホームページ:https://tominaga-clinic.or.jp/
性交痛外来ホームページ https://seikoutu-tominaga-clinic.net/
オンライン診療:https://clinics.medley.life/clinics/5c9203ecb15b8c2c205151e3

Betsy

セックスコラムニスト。経験と独自の研究を元に、楽しく性生活を送るための悩み相談やハウツー記事を複数のウェブサイトで連載中。

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