結婚に迷うアラフォーが「今本当にやるべきこと」
結婚したいの? しなくてもいいの? 結婚に迷うアラフォー婚活世代の私たち。迷える思いを抱えて、婚活カウンセラーのもとへインタビューに行ってきました。そこで見えてきた、これからすべきことは?
婚活しているけれど、いまいち結果が出ない。そもそも本当に結婚したいのか。このまま闇雲に、ご新規の相手と会っていて、意味はあるのだろうか。自分が良い気分で過ごしていれば、自分に合う相手が引き寄せられるの? ああ、いろいろ迷走してしまう……。今回は迷えるアラフォー婚活について、婚活カウンセラーにぶつけてみました。
■結婚に迷うなら……今こそ本腰を入れて、優先順位を見直して
松永怜(以下、松永):婚活がうまくいかない、とモヤモヤしている人は、周りにもけっこういます。それって、婚活に適した思考や行動ができていないからでしょうか。
天木飛翠(あめるぎ ひすい:以下、天木):とにかく結婚したい……と結婚に過度に執着している人は、一度違うことに目を向けてもいいでしょう。
松永:違うこと?
天木:すぐに結婚に結びつかないような趣味や活動は、結婚に遠回りになるだけで意味があるの? という人が多いですが、好きなことをやりながら、自然と結婚につながっていくこともあります。
松永:それは理想的な流れですね。
天木:逆に、結婚に執着はしていないけれど、趣味や仕事が中心になりすぎてしまうタイプの人もいます。彼女らは結婚に向けた行動量が少なかったり、うまくいかないと停滞したりしてしまう。出会いを求めていながら、女性ばかりの趣味に走ったり、大事なことがつい後回しになってしまったり。
松永:出会いがほしい、と言いながら女子会ばかりしていたり(笑)。
天木:そういう方もいますよね。趣味か結婚か、同一1位は目標が若干ぶれるので、優先順位をはっきりさせた方がいいですね。趣味はボリュームを減らしても楽しめるかもしれない。でもパートナーを見つけるのにあと3年後でいいか? と言われたらどうでしょう。
松永:それはちょっと先すぎるかも……。
天木:仕事中心の人生ももちろんありです。なので「本当は」自分はどうしたいか。その部分を明確にしないと、上手くいかないし、引き寄せにもしにくいでしょう。
■理想のパートナーは数字的な条件ではなく、感覚の近さで考える
松永:理想のパートナー像はどこまで明確にすれば良いのでしょうか?
天木:できるだけ具体化できているのが理想ですね。
「頭」で考えた条件は皆言えるんですよ。誠実な人とか、浮気しない人とか。
松永:わかります。
天木:それよりも、「感覚」の条件が大事ですね。一緒に公園を散歩していたら、とても穏やかでいいなぁとか、のんびりできるなぁとか、そんな「心の感情」の方が大事です。
松永:結婚生活は長く続くもの。そう考えると、心の感情に差がありすぎる2人だと、一緒にいてつらくなりそうですね。
天木:学歴とか年収より、ワクワクしたいとか、ほっとして一緒に居るだけでも和めるとか。心の感情に情景を浮かべて3つか4つ、リストアップしてほしいですね。とくに朝晩にやってみるのが、滞在意識に入りやすく、自分が相手に対し本当に求めることが浮かびやすいのでおすすめです。さらに音読するとインプットされやすいでしょう。
■結婚に迷う人たちへ、「結婚がゴールでなく、結婚後の人生の方がはるかに長い」んです
松永:コンサルではそういったお話もされるのですね。
天木:はい。あとは、この人のここを変えたら、結婚に近づくだろうという本質的なところから一緒に見ていきます。年齢や容姿より、メンタルな部分が一番大事です。
松永:誰しも年をとっていきますし、それに伴い見た目も変わってきますものね。
天木:1人ひとり、ハードルや抱えているものはそれぞれ違います。それを引き出すと、皆嫌がります。
松永:自分では目を背けていたもの、フタをしてなかったことにしていたものが、そこで浮き彫りになりそう。それは人によってはつらいかもしれません。
天木:たとえば親子関係から見直す作業もしますが、本人はとても良い親子関係だと思っていたけれど、実は無意識に負の思い込みがあって、今の恋愛にも影響していることあります。そこにフタをしたまま過ごすのではなく、向き合って受け入れること。結婚がゴールではなくその後の人生の方が長いのですから。
天木飛翠(あめるぎひすい)さんプロフィール
アラフォーからの恋愛婚を叶える5つのStep
恋愛婚プロデューサー・天木飛翠(あめるぎひすい)
ブログ http://ameblo.jp/rennai-onayamikaiketsu/
東京出身。フリーライター。ワーク・ライフスタイル・恋愛・婚活を中心に執筆中。趣味は高校野球・アクリル画、銭湯。