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夫が育児・家事をしない問題、簡単な解決策は「心に余裕を持つこと」【小田桐あさぎ 連載 #5】

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「夫が育児をしない」「夫が育児に非協力的」といった声は世の中少なくない。でも、元から育児に協力的な性格の夫はいないし、夫婦間のコミュニケーション次第で、夫は育児を率先してやるようになるもの。夫が自発的に育児、さらには家事に参加するようになる方法を、小田桐あさぎさんが提案する。

夫が育児・家事をしない問題、簡単な解決策は「心に余裕を持つこと」【小田桐あさぎ 連載 #5】

年末年始に夫の実家〜私の実家という5日間ツアーをおこなったため、その間はずっと家族3人で一緒に過ごした。改めて、夫のイクメンスキルに感動させられた5日間だった。

娘の世話は旅行用の準備や食事、着替えに至るまで、すべて夫が引き受けていた。温泉も毎日夫と一緒である。私が数時間仕事をしている間は娘と遊び、気づいたら昼食まで終わっていた。

普段からかなり世話をしてくれているほうだと思うが、さすがに丸5日間ずっとこの調子だったので、感謝を通り越して、もはや感動した。

■夫と育児について思うこと

こういった話をすると、そんな協力的な男性と結婚できて羨ましいと言われたり、あるいは夫がもともと家事や育児に協力的なタイプだったのか? と聞かれることがある。

しかし私は、物理的にどうしても家事や育児をする時間がとれない男性や、「家事と育児は男がするものではない!」という確固たる決意のある男性を除き、いまどきの男性なら大多数が私の夫くらいのイクメンになる素質を十分に持っていると思っている。

思うに、家事や育児に協力的か否かというのは、本人の資質というよりも、夫婦の関係性に大きく左右されるものではないだろうか。誰にでも、ある人にはとことん優しくする一方で、別の人にはつい冷たい態度を取ってしまう、という経験はあるだろう。

これと一緒で、生まれつき協力的な性格の夫が存在するわけではなく、夫婦間でお互いにどのような接し方をするのがあたりまえになっているか? ということで、夫の協力度は決まるのではないだろうか。

これは自分の周りの数十組の夫婦を見てきて感じたことだ。妻側の、夫に対するコミュニケーション法を変えるだけで、どの家庭の夫もみるみるうちに家事や育児を率先しておこなうようになる例を、私はこの数年間で本当にたくさん見てきた。

■夫が育児に協力するには

では、具体的にどのようなコミュニケーションを取れば良いかと言うと、きちんとしてほしいことを言葉で伝える、最初はしっかり手順を踏んで教える、自分のやり方や考えと違ってもイライラしない、など。

ほかにも、「なんで〇〇してくれないの!?」ではなく「〇〇してほしいな〜」と普通に伝える、断られても傷つかない、察してほしいと思わない、してくれたら盛大に褒め、感謝する……など、やはり「自分の部下にするように気遣う」が基本だ。

とはいえ、こんなことは皆、頭ではわかっているのだろう。わかっているのだけど、面倒だったり、そんな余裕がなかったりで、なかなか難しいのだと思う。自分から譲歩することで、損をするような気持ちになる方も多いかもしれない。

私がそんな女性に提案したいのは、とにかくまずは「自分に余裕を持つこと」である。夫を気遣えないのは、あなたの器が小さいからでも、性格が悪いからでもなく、きっと余裕がないからだ。

自分に余裕がないときに人のことを気遣うなんて、どんな人でも不可能である。まずは自分が疲れていることを自覚し、仕事にも家事にも育児にも手を抜き、休むのが先だ。

罪悪感を持つ必要も、自分の至らなさに落ち込む必要もない。落ち込んでも仕方がない。

■夫の育児参加には、夫婦の余裕が不可欠

私は、夫婦双方が気持ちに余裕を持つためなら、週1回数千円くらいの家事の外注は決して高い出費ではないと考えている。私が家事を外注するようになったのも、洗い物担当なのに忙しくて洗い物ができない夫のためだった。

少しでも時間があれば眠りたい夫に洗い物をさせるのは嫌だったし、かといって夫の代わりに私がするのはもっと嫌だったので、外注することにした。夫の睡眠不足も私のイライラも解消するのだから、費用対効果はとても高いと思う。

お金を使わずに……ということであれば、とにかく限界まで家事を放置するのもアリだ。洗濯物や洗い物を放置するのに、冬は絶好の機会である(笑)。

とにかくまずは妻であり母である自分が、休んで余裕を持とう。自分に余裕ができて初めて、夫にも気遣いができるようになる。それが、夫イクメン化計画の第一歩目ではないだろうか。

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小田桐 あさぎ

株式会社アドラブル代表。女性の魅力を覚醒させる講座や各種セミナーの主催、新時代のワーキングマザー像を提唱する執筆・講演活動などに幅広く取り組んでいる。一児の母。趣味は美味しいご飯とお酒と共に、夫や友人と人生について語り合うこ...

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