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プロレスラー・飯伏幸太がひとり焼肉するとき

人気プロレスラーが行きつけの焼肉屋を訪れ、お肉や筋肉美の素敵な体はもちろん、プロレスの楽しみ方について語ってもらう連載がスタート。初回はイケメンレスラーとして女性からも大人気の飯伏幸太選手が登場です。

プロレスラー・飯伏幸太がひとり焼肉するとき

現在のプロレスブームを牽引する一人、飯伏幸太(いぶし こうた)選手。華麗な空中殺法とダイナミックなキックで、日本のみならず世界からも注目を集めています。そしてその肉体美も、見る者を虜にする要因の一つ。しかし、意外とストイックな食生活をしているわけでもなく、ファミレスとマックが大好き……。一体、どうやって体づくりをしているのでしょうか。

――飯伏選手は焼き肉のイメージがあまりないんですよね。ジャンクフードばかり食べているイメージです(笑)。


「焼き肉はけっこう行きますよ。会食で行く機会も多いんですけど、一人で行くこともあります。一人で焼き肉屋に行くときは、体が『何かが足りない』と感じているんでしょうね。つねに欲望のみで動いているわけではないです(笑)」

――「食生活に無頓着」と各所で言われていますが。


「基本的には気を使ってないです。でもどこかで意識している部分はありますね。たんぱく質だけは多く摂ろうとか。昼、健康的じゃない食べ物を食べたら、夜は健康的なものを自然と食べたくなくなります。それは自分の感覚にもとづいてますね」

――さて、今日は飯伏選手行きつけの「圭(KEI)」さんに来ているわけですが。焼き肉屋で必ず食べるものはありますか?


「カルビだったりロースだったり。脂っこいものが好きです。ご飯は食べないですね。もともと小食なので」

――えっ、小食なんですか! 体を大きくするためにはたくさん食べるものだと思ってました。


「時間帯で調整しています。トレーニングの1時間前は炭水化物をたくさん食べます。トレーニング後の30分はたんぱく質をたくさん食べる。これだけやっておけば、体のサイズは大きくなります。たんぱく質は運動中に摂ってもいいかもしれません。一番吸収しやすいのはプロテインだと思います。これは筋肉をつけてメリハリのある体になりたい女性にもいえることですね」

――もっとハチャメチャなのかと思っていました(笑)。


「それは『KAMINOGE』や『ゴング』などの編集部の皆さまが盛ってます(笑)。食について知識はありますよ。あの成分を摂りすぎたなとか、どこかで思っています。一回一回考えるのではなくて、なんとなく意識はしています」

――それにしても筋肉が素敵です。美ボディをつくる秘訣を教えてください。


「全体的に筋肉をつけると基礎代謝が上がるので、何もしないでも太らないんですよ。DRESS読者の女性の皆さんにおすすめなのは、『腹圧を与え続けること』ですね。やり方はとても簡単で、下腹部のヘソよりも下のところを縮めるんですよ。息を吐き切った状態で30秒止めたりとか。そうするとそれが普通になってきて、次第にくびれが出てきます。腹筋をやるより、まずは腹圧をやったほうがいいと思いますよ」

――普段はどれくらいトレーニングをされているんですか?


「毎日、2時間くらいです。他の仕事があってできない日もありますけど。内容が濃いものをやるので、1時間半もあれば十分ですね。『明日はこれをしよう』とかではなくて、道場に行ってその日のメニューをその場で組みます。なんとなく今日はここが足りない、じゃあここの部位をトレーニングしよう、とか」

――1時間半というのは、思ったより短いですね。


「トレーニングの前に、自分を追い込んで緊張した状態でトレーニングできるよう集中する時間を1時間くらいとるんですよ。試合前みたいなものですね、上げていく感じが。『昨日よりも回数が減ったな、スピードが落ちたな、これは負けだ』とかずっと考えていると、気が張り詰めてくるんです。それが上手くいったら、よし、となって練習をスタートします」

――集中する時間があるのとないのとでは、練習の効果も違ってきますか?


「全然違います。やらないと追い込めないので、適当な練習になってしまうというか。一般の方がジムに行く場合でも、ただ漠然とやるのは普通に外を歩いているのと一緒だと思うんですよ。気分が変わるだけで。やるんだったら、ある程度は追い込んでから取り組むほうが効率がいいと思います」

――飯伏選手はおひとりで練習されていますよね。DDT入団当時から、団体練習はしてこなかったそうで。


「みんなと同じ練習をすると、みんなと同じ型になるじゃないですか。前転のやり方、後転のやり方、受け身のやり方、全部が教えている人と同じになってしまうんですよね。それって全然面白くないなと思って。当時、今よりもっと型にはめられていた気がしたんですけど、そういうんじゃないだろうというのがあって。自分の中で、プロレスは最高の表現をするものであって、その表現が固まるのが一番イヤだったんです」

――14歳の頃からやっていた独自の受け身を、今でもやられているとか。


「危険だと言われるんですけど、自分が一番痛くない受け身がいい受け身だと思っているので。その人の体そのものや筋肉の付き方によって、痛くない場所があるというか。自分だと、僧帽筋から背中にかけて、なんですよね。プロレスの基本的な後ろ受け身というのは、腰から肩くらいまでをつく形になるんですけど、それをやると自分の場合バランスがよくないんですよね。上のほうの筋肉がつきすぎているので、ちょっとおかしくなる感じがします」

次回、まだプロレスを観たことのない方でも、きっと試合会場へ足を運びたくなる、飯伏流“プロレスの観方”についてお伺いしました。そして好きな女性のタイプも……。乞う、ご期待!

【次回はこちら】「渋谷スクランブル交差点とか山手線でプロレスをしてみたい」飯伏幸太の頭の中

https://p-dress.jp/articles/2497

人気レスラー行きつけの焼肉屋を訪れ、お肉や筋肉美の素敵な体はもちろん、プロレスの楽しみ方について語ってもらう連載、お一人目として登場するのは飯伏幸太選手。プロレスの楽しみ方を伺います。

■今回訪れた飯伏選手行きつけの焼き肉店

「圭(KEI)」
千葉県市川市八幡2-12-5
047-369-6946
https://tabelog.com/chiba/A1202/A120202/12030709/

■飯伏選手が食べたメニュー

・四種の葉っぱのチョレギサラダ(ハーフ/450円)
・炙りロースのカルパッチョ(880円)
・塩上カルビ(1,360円~)
・上タン塩厚切り(1,000円~)
・上ハラミ厚切り(1,000円~)
・上ロース(1,480円)
・きまぐれアイス(290円)

飯伏幸太(いぶし こうた)
1982年5月21日生まれ。鹿児島県姶良市出身。2004年にDDTプロレスリングでデビュー。類まれなる身体能力を活かし、型破りな空中殺法を武器に活躍。2013年には業界初となるDDTと新日本プロレスの2団体同時所属選手となり、話題を集める。プロレスシーンを長年に渡って牽引する人気レスラーの一人。2016年2月に2団体を同時退団し、現在は「飯伏プロレス研究所」を起ち上げ、国内外で活動中。
http://www.oscarpro.co.jp/#/profile/entry/59238

Text=尾崎ムギ子
Photo=タカハシアキラ

DRESS編集部

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