1. DRESS [ドレス]トップ
  2. 恋愛/結婚/離婚
  3. 仲良し夫婦はやっている「夫婦定例会議」のやり方

仲良し夫婦はやっている「夫婦定例会議」のやり方

「夫が何かと気づいてくれない」「妻の気が利かない」そう思ってモヤモヤしているだけでは何も変わりません。西村創一朗さんがすすめる「週一、夫婦定例会議」で、夫婦間コミュニケーションの改善に取り組んでみませんか?夫婦会議のやり方をご紹介していきます。

仲良し夫婦はやっている「夫婦定例会議」のやり方

こんにちは。サラリーマン起業家、HARES(ヘアーズ)の西村(@souta6954)です。

前回の「夫を『なんちゃってイクメン』から頼れるパパに変えたい。」に引き続き、ライフ&キャリア相談コーナーの第2回をお届けします。

【相談内容】妻の気が利かなさすぎるんですが、どうしたらいいですか?

結婚して2年目のそこそこ新婚なのですが、妻があまりにも気が利かなさすぎてストレスが溜まっています。例えば、仕事から帰ってくる前にビールを冷やしておいたり、お風呂を沸かしておいてくれたり、ちょっとしたことではあるのですが、もう少し気を利かせてくれてもいいのになと思っています。

私自身は買い物の時に荷物を持ったり、率先して重いものを運んだり、なるべく気を遣っているつもりなのですが、どうしたら良いですか?

(29歳・都内会社員・既婚男性より)

■女性は「気づき」を求め、男性は「気の利かせ」を求める?

ご相談ありがとうございます。「うちの妻がホント気が利かないヤツで……」というのはサラリーマンの居酒屋トークでよく聞く話なので、共感した男性は意外に少なくないはずです。

僕自身は「妻は召使いでもなんでもない」と思っているので1ミリも共感できないのですが、まだまだパートナーに「気が効くこと」を求める男性は多いと思います。そう、女性は男性に「気づき」を求め、男性は女性に「気が利くこと」を求めるのです。

女性が求める「気づき」について男性にわかりやすく伝えると、「定期的に褒めると長持ちします。爪がキレイとか小さな変化にも気づいてあげましょう。ちゃんと見ていて」でおなじみの西野カナの「トリセツ」的な世界観ですね。

「ちょっと前髪切ったくらいで気づけるかい!」と嘲る男性諸氏も多いでしょうが、男性が女性に必要以上に「気が利くこと」を求めることは、それと同じくらい滑稽なんです。

「気が利く」というのはそもそも能動的なもので、してもらえたら嬉しい付加価値のようなもの。それを義務であるかのように相手に求めるのは酷というものです。
「女性の変化に気づくこと」も同じですよね。

それを義務のように求められたらたまったものじゃないですが、「あれ、髪の色変えたね! 似合ってるじゃん」と気づいて伝えてあげたら喜んでもらえるものです。

■週一「夫婦定例会議」のやり方

とはいえ、「本当はこうしてほしいのに」という思いを溜め込むべきか? というとそうではありません。溜め込んだ感情はいつか必ず爆発してしまいます。感情が爆発したら大変なことになるので、定期的に吐き出すことは必要です。

ただ、「お風呂沸かしておいてほしいんだけど」と頼もうものなら、「なんで私がやらなきゃいけないの? 私はあなたの家政婦じゃないのよ!」と家庭内炎上につながりかねません。

ではどうすればいいのか?

僕がおすすめしているのが「週一夫婦定例会議」です。
「会議」といってもそんなに難しいことではありません。

ルールはたったの3つ。

1.スマホ・テレビはシャットダウン。相手の目を見て話そう。

2.本音を言おう。でも相手を否定してはダメ。

3.悪いところを見つけるのは簡単。良いところを見つけよう。


これだけです。ビジネスの会議とほとんど同じですね。これさえ守ればあとはなんでもOK。自宅でお酒を飲みながらでもいいし、週末に美味しいレストランで食事しながらでも、一緒にお風呂に入りながらでも構いません。

会議の議題はたったのふたつ。

・してもらって嬉しかったこと

・されて悲しかったこと


これをお互いにシェアし合うだけです。

してもらって嬉しかったことには「ありがとう」を添えて。されて悲しかったことにはまずは「ごめんね」を。これだけで夫婦間のコミュニケーションはすごく円滑になります。

「なんでお風呂沸かしておいてくれないの?」ではなく「お風呂沸かしておいてくれたらすごく嬉しいな」と夫婦定例会議で伝えるだけで、お互いに義務感なく気持ちよく「気が利く」ようになるのです。

「結婚生活と離婚に関する意識調査」によれば、妻の50%は、半年から1年に一度「離婚したい」と思うそうです。「家庭に給料さえ入れてくれたらいい『ATM』」夫や、お前はもう死んでいるとばかりに「ゾンビ(=living dead)」のように扱われる夫にならないように、また妻側もそんな夫を持ってしまわないように、日頃からお互いを尊重したコミュニケーションを心がけていきたいですね。

それではまた次回!

※この記事は2016年10月25日に公開されたものです

西村 創一朗

1988年、神奈川県生まれ。首都大学東京法学系を卒業後、2011年に新卒で大手人材総合会社に入社し、現在は採用担当・新規事業企画を兼務する。本業の傍ら「二兎を追って二兎を得れるよのなかをつくる」をビジョンに掲げ、2015年に...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article