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お気に入りのランジェリーを美しく保つ洗濯の秘訣

ランジェリーのお手入れ、どうしてますか? せっかく気に入って購入しても、お洗濯のやり方がわからず、すぐに傷みが出てしまうようでは残念ですよね。今回は、ランジェリースタイリストのいわがわあかねさん(日本ランジェリースタイリスト協会正会員)に、ランジェリーのお手入れ方法を解説していただきました。

お気に入りのランジェリーを美しく保つ洗濯の秘訣

初めまして。
京都でランジェリースタイリストとして活動中のいわがわあかねと申します。

繊細で美しいランジェリー。あなたは普段から「手洗い」しておられますか? 洗濯機でランジェリーを洗う方法もありますが、美しい状態を保ち、より長くお気に入りのランジェリーを楽しみたいなら「手洗い」が一番おすすめの洗濯方法となります。

手洗いを行う際に今からお伝えする点にも気を配っていただくことで、ランジェリーをより美しい状態に保ち、長くご愛用いただくことが可能です。

是非、最後までご確認ください。

ランジェリーの洗濯で大切なこと

ランジェリーを美しく保つために大切なこと。

それは、「汚れをそのままにしない」ことです。

一日身につけたランジェリーには身体から出た汗や皮脂などが付着しています。そのまま汚れを数日放置してしまいはると……


・素材の通気性、吸湿性、保湿性、柔軟性などが失われ傷みが早まる
・汚れは長く置けば置くほど落ちにくくなる


こんなことが起こってしまいます。

ランジェリーをなるべく傷めないためには「使用したらなるべく早く(できれば当日中に)洗濯する」ことが大切なポイントとなります。

ランジェリーを美しく保つ6つの洗濯の秘訣

1. 取り扱い表示の意味をチェックする

ランジェリーに取り付けられた「取り扱い表示」をチェックしたことはあらはりますか? 使用されている素材等によってこの表示は異なります。新品のランジェリーを初めて洗濯するときは一度表示を確認し、そのランジェリーに合った洗濯方法で洗いましょう。

ちなみにこの洗濯表示は2016年12月より改訂されております。新しいものをまだきちんと確認したことがなかったなあという方は最新の洗濯表示マークを一度、ご確認ください。

2. 色の濃いものと淡いものは分けて洗う

場合によっては複数のランジェリーを同時に洗濯する日もございますよね。

その際に注意したいのが「色移り」させへんこと。特に色の濃いものと淡いもの(例:黒と白)を一緒に洗ってしまうと色移りしてしまう危険が高まります。同時に手洗いをする場合は「白など色の淡いもの→黒など色の濃いもの」の順で洗いましょう。その際、濡れたランジェリー同士が重ならないようにも注意してくださいね。

3. 金具のあるものは、必ず留める

金具は洗濯中に繊細なレースなどに引っ掛かってしまったりとランジェリーを傷めてしまう危険があります。ブラジャーはホックをかけ、ファスナーは必ず留めてから洗濯しましょう。

ストラップレスタイプのブラジャーはストラップを取り外し、別洗いにする方がより安全です。

4. 挿入パッドは別洗いする

取り外しができるパッドはウレタンや不織布などを布で覆っているため、ブラジャーに挿入したまま洗ってしまうと洗剤が残りやすくなってしまいます。洗剤が残ったままになってしまうと、生地を傷めてしまう原因に。そのため、パッドは洗濯前にを取り出し、別洗いにしましょう。

5. やむを得ず洗濯機を使用する場合

どうしても着用後すぐに手洗いする時間が取れない。そんな日もあらはりますよね。そんな日は洗濯機の力を借り、「汚れをそのままにしない」ことを優先しましょう

洗濯機を使用する場合は必ず「目の細かい下着用の洗濯ネット」に入れて、「手洗いコース」など洗濯槽の動きを少なくし、つけ置き洗いや手洗いに近い洗い方をしてくれるコースを使い、長時間洗いすぎないように注意しましょう。

また、ネットに入れるランジェリーの数は「1ネット、1ランジェリー」が基本です。これも一緒に覚えておいてくださいね。

6. 洗剤はよく溶かす

ランジェリーに直接洗剤を振りかける・洗剤の使用量が多すぎることにより、十分に洗剤を溶かさずに洗濯してしまうと、すすぎ後もランジェリーに洗剤が残ってしまい色落ちや変色など生地を傷める原因となってしまいます。そのため、水に洗剤を十分に溶かしてから、洗濯物を入れることが大切です。

特に粉末洗剤は溶け残りが発生しやすいので、容器に粉末洗剤を入れ、その上から30°程度のぬるま湯をかけ入れ、しっかりと溶けたことを確認してから洗濯物を入れましょう。

少しの気遣いでランジェリーの寿命は伸びる

いかがでしたか?

このように、ほんの少し気を配りながら手洗いをするだけで、半年後・一年後のランジェリーの状態が変わってきます。

まずはお伝えした中のひとつからでも実践し、お気に入りのランジェリーを長く楽しんでください。

それでは、おおきに。


Text:いわがわ あかね

いわがわあかね プロフィール

ランジェリースタイリスト

Lingerie Collegeランジェリースタイリスト養成講座6期卒業生。現在は日本ランジェリースタイリスト協会(通称:JLS)に正会員として所属し、京都・オンラインを中心に個人のライフスタイルに合わせたランジェリーのスタイリング提案を行っている。

一般社団法人日本ランジェリースタイリスト協会

ランジェリーを通して、人々の人生を豊かに。を理念に
ランジェリースクール『ランジェリーカレッジ』の運営と
ランジェリーの専門家『ランジェリースタイリスト』の育成をしています。

▷公式ホームページ:JLS 日本ランジェリースタイリスト協会

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日本ランジェリースタイリスト協会

ランジェリーを通して、人々の人生を豊かに。を理念にランジェリースクール『ランジェリーカレッジ』の運営とランジェリーの専門家『ランジェリースタイリスト』の育成をしています。

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